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女性から抜け出したい時がある、昔から定期的に。

それは突然にふと湧いてきて、その衝動に従わずにはいられなくて、自分の器の、収まりの悪さに泣きたくなる。

可愛い服も、コスメも、全て投げうって体のラインがわからないパーカー、スウェット、厚底のスニーカー。

幸いにもどっちつかずな高さで生まれたばっかりに、それなりに出来上がった風体をみてやっと止めてた息をつけるような。

自分の体に対する違和感、女として扱われる嫌悪感、何がきっかけなのかなんて25年近く生きていたってわからない。

ただ、抗えない衝動に抗う意味なんてどこにも無かったから。

私のクローゼットは女の私とそうでない私と、どっちだって受け入れてくれるようにできている。

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