散文詩 再生

花弁のような色鮮やかなナイフが、今君を祝福するように心臓に一つき、つき刺さり、彩りの世界をあなたは見てる、世界はあなたを見てるのよ
厚くあなたを包む過去の蛹は、芯、愛、を護る為に瞳を覆い続けて
此処を渡る日々は決して見つかってはならない子どものように
誰にも見られてはならなかったのよ
あなたの存在を包み込む何かが世界にはあると思うんだ。
花弁のようなナイフが今君を祝福するように斬りつけていく
心臓の帳が開いて行く
あなたは胸に甘い痛みを感じてひたすら眼を覚ます
ただ抱きしめられるように
助け出してあげてほしい。

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