人を行動させる3つの文章術
今回は人を行動させる3つの文章術というテーマでお話していきたいと思います。
まず、言葉というのは武器になります。
言葉には人を行動させたり、さらに大きくいえば人の人生を変える力があります。
当たり前ですが、ブログで稼ぐとなると、読者にモノを買ってもらったり、何かのサービスを契約してもらう必要があります。
そうするためには、はじめに文章を読んでもらって、その文章の中の言葉で刺激をし、その商品ってどんなものだろうと想像を働かせ、読者に「これは自分に必要なものだ」と思ってもらう必要があります。
この商品を買ったらどうなるのか、読者に将来を想像させることで、行動(購入・契約)につながるということですね。
これが原則になるので、ここを抑えつつ、テクニック論を見ていただきたいと思います。
ではさっそく、人を行動させる3つの文章術に入っていきたいと思いますが、その前に文章を書く上で注意点が3つあります。
1つ目は、漢字だらけの格好良い文章を書こうとしないことです。
硬くてきれいな文章が正義だと思ってる方は少なくないと思いますが、実はそんなことありません。
たとえば、小説とかだったら漢字だらけの文章でもいいかもしれませんが、ブログでは読みやすさを重視します。
一部例をあげると、
・事 → こと
・時 → とき
・頂く → いただく
・出来る → できる
・例えば → たとえば
・下さい → ください
この画像の通り、こういう言葉では漢字を使いがちではありますが、これらは全てひらがなで書いたほうが読者は読みやすくなります(※漢字を使ったからといって間違いではありませんけどね)。
しかし、文章を書く側になると、漢字を多く使って文章を書いたほうが、格好良く書けたって気持ちよくなっちゃうんですよね。
でもこれはただの自己満であって、読者目線からすると漢字が必要以上に多く使われていたり、一般的に読みにくい漢字が使われている文章は、読者にかなりストレスを与えてしまいます。
なので、漢字は必要以上に使わないようにしましょう。
2つ目は、記事内に情報を詰め込みすぎないということです。情報というのは多ければいいわけではありません。
たとえばあなたが「英語学習」について記事を書くとしましょう。
その記事を見にきてくれる読者が求めてる情報は、おそらく「英語の学習方法」や「英語の効率的な勉強の仕方」です。
そのような読者に対して、全く関係のない「英語を覚えて海外に行ったらどうなるのか」とか「英語を覚えて就職したらどうなるのか」などという、やや話がずれている内容になると読まれなくなってしまいます。
なので、キーワードに対する読者が欲している情報を予測して、その情報を一転集中で的確に書くことが大事になってきます。
3つ目は、上記とやや重なる部分があるとは思いますが、相手が求めているであろう情報を書くということです。
もっと簡単にいうと、読者はどんな人物かを想像するということですね。いわゆるペルソナ設定です(※「ペルソナ」が分からない場合は調べてみてください)。
たとえば、記事を読んでほしい相手はどんな生活をしてるのか?性別は?年齢は?などです。
もし仮に30歳女性をターゲットにした記事を書くとしましょう。その方は普段どんな悩みを抱えて、どんな生活をしてて、将来どうなりたいと思っているのか?など。
架空で読者の人物像を想像して、その悩みを持っている人物に刺さる言葉というのを考えます。
そうすることで「これは私に対して書かれてる文章だ」という風に読者は感じるので、記事を読み進めてくれて、結果、商品を買ってもらいやすくなります。
でも、読者を想像するって難しいですよね?
なのでより簡単な方法としては、あなたの家族や友人など近くに実在する同じような悩みを持っていそうな人を想像して書くという方法もあります。
そうすることでより具体的な記事を書けるようになると思います。
それでは前置きが長くなりましたが、ここから本題に入っていきます。
<人を行動させる3つの文章術>
1.デメリット→メリットの順番で書く
まずは、デメリットを先に書いて、後からそれを超えるメリットを書くということです。
大まかな例ですが、
「Aさんは勉強が苦手だけど、すごく運動が得意だよ」
このような感じです。
このような表現をすると”Aさんは運動が得意”という部分の方が印象に残ります。これは親近効果と呼ばれるもので、最後に与えられた情報でその人の印象が決定しやすいという効果になります。
この効果を利用して、何か商品紹介するときや何かを案内するときは、先にその商品の小さなデメリットを伝え、その後に「でもこれだけすごいメリットがあります」という風に持っていきます。
ならメリットだけ書いたらいいんじゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、おそらくメリットだけの商品なんて世の中には存在しません。
逆にデメリットもしっかり書いてある記事のほうが信頼されます。これがブログとなるとなおさらです。メリットだらけの記事は疑われますので。
2.自分だけ損をしていると錯覚させる
たとえば、ブログを始める人にワードプレスの契約を勧めるとしましょう。まずは悪い例ですが、
<悪い例>
「ブログで稼ぎたいならワードプレスでブログをすることがおすすめです」
この文章自体おかしくはないのですが、ワードプレスを契約してもらうためにはあまりよろしくない書き方なんです。
じゃあどうすればいいのか?
良い例を見てください。
<良い例>
「ブログで5万円以上稼いでる人の95%の人がワードプレスでブログ運営をしています」
このような言い方をすれば、ワードプレスを使用しないと稼ぐのってかなり難しくて損するんじゃないか。という心理にさせることができます。
人間はみんなと同じ行動をしないとまずいと思う心理もあるので、このような書き方をしたほうが、成約に結びつく可能性が高くなります。
3.友達に話すように書く
ブログでは、ガチガチの綺麗な文章を書くよりも、やや崩した文章を書くほうが好感を持たれるんですね。
さらにいうと、文章文章してる記事よりもたまには会話調にしたほうが、読者側も親近感がわきます。
人間味があり、納得力のある文章になるので、お堅い文章よりもこっちのほうが商品は圧倒的に売れるようになります。
<まとめ>
1.デメリット→メリットの順番で書く
2.自分だけ損をしていると錯覚させる
3.友達に話すように書く
文章術というのは他にも色々あるんですが、基本的には相手が納得してくれてどうすれば行動してくれるのか?ということを突き詰めることが大切です。
そこを意識しながら「こんなテクニックを使えるかも」とか「こういう風にやってみたらもっといいかも」という感じで、どんどん挑戦してみて、結果どうだったかということを見ていくといいと思いますよ。
それでは今回は以上になります。
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