テニスボール HEAD PROの耐久性について

一言でいうと最低レベルです。
どう悪いのかを書いていこうと思います。

私は練習するときにあえて2つの異なる銘柄のボール缶を同時にあけてそれを使い続けているのでとても差がわかります。いろいろ試しましたが、フェルトや空気圧の持ちが良いものもあれば悪いものもあります。ですが、HEADPROに関しては擁護のしようもないぐらいのひどいものです。

悪いとは言っても私は練習球として使用した際の耐久性を言っているので、試合球で使用するとか、ラリーのレベルがとても高くて数時間の練習でフェルトがツルツルになってしまうような場合などの短時間での使い方ではデメリットは感じないかもしれません。むしろそのような使用方法では値段が安くて性能が普通の良いボールです。
そして練習とはいってもスクールやサークルのようにカゴいっぱいの大量ボールを使用しているわけではなく、2缶計8球で練習をしています。

余談ですが、8年ぐらい昔にHEADPROを使用していたことがあるのですがその時はHEADPROとロゴが入っている部分の「PRO」の部分が青色だったのですよね。現在は黒くなっています。その時は空気圧の維持性能もそこまで悪くなく、フェルトも削れると表面がつるつるになる仕様でしたのである程度使用したものはフェルトの抵抗が無くなってボールスピードが速くなりしかも空気圧が下がりにくくゴムの反発性もある程度あるため、ハードコートでそのようなボールを使用するととてつもなくボールスピードが速くかつ高くバウンドし、ストロークではバウンド後も減速せずに伸びてくるおそろしいボールだった記憶があります。今はその真逆のようなボールになってしまった気がするのですが、どこかのタイミングで仕様変更しているのですかね?

どれぐらいの耐久性かというと、2時間の練習を週に1~2回するとして3回目の練習ぐらいから目に見えて悪くなります。プレイ時間でいうと6時間ぐらい使用したあたりですね。
フェルトですが、使用していくと表面が削れてつるつるになっていくタイプと毛羽だってボサっと広がってしまうタイプがあると思いますが、このHEADPROは毛羽だって広がってしまうタイプです。そのせいかわかりませんが、ボールスピードが極端に遅くなります。
そして問題なのが空気圧です。これはひどいです。ほかのボールと混ぜて使用すると一目瞭然なぐらいにバウンド後の伸びが違います。失速具合が半端ないです。相手が当たりそこなって短くなってしまったボールはほんとに飛んできません。ボレー対ストロークの練習では、ボレーの人がある程度強めに打って伸びるボレーを打たないと続けることができないレベルです。ベースラインでのストロークでは、もしかしてこのボールは雨で少し濡れているのではないかと思えるぐらいの錯覚を覚えます。
1か月も使用するともう他社のボールとの飛び方が違いすぎて使い物になりません。他社のものは耐久性の良し悪しはあれど許容範囲内ですが、HEADPROだけはその許容範囲のはるか外側です。

補足:HEAD社のテニスボールにはいろいろグレードがありますが、すべて悪いというわけではありません。HEADPROという商品を練習球として使用した場合だけの話です。

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