教育相談におけるWISC-Ⅳ知能検査の活用について~多動性・衝動性のある児童・生徒の教育相談~

宮崎学園短期大学 保育科 教授 松田 昭憲

 WISC-Ⅳ知能検査は、力の偏り等を分析できるため、様々な「困り感」を抱えている児童・生徒への実態把握に活用されている。しかし、その児童・生徒個人の分析であるため、個別の支援が中心となる。ところが、学校では一斉指導が中心であり、集団の中での具体的な支援が必要とされる。
 そこで、検査結果から児童・生徒の特性や傾向を分析し、それらが関わる一斉指導の場面での「困り感」を明確にする。そこから導き出された支援策を担任や保護者に提案・協議し、有効な具体的支援を検討することで、児童・生徒の学校や家庭での「困り感」の軽減・解消に貢献したい。


《発表論文》
1.教育相談におけるWISC-Ⅳ知能検査の活用について~多動性・衝動性のある児童の教育相談~ 宮崎学園短期大学研究紀要15号(2023年3月)
2.落ち着きのない児童の、WISC-Ⅳ知能検査による分析~学校で有効な具体的支援の検討~ 宮崎学園短期大学研究紀要14号(2022年3月)



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