◾️忘れそうなので書いておくこと/漫画原作の実写化について

漫画の原作を実写のドラマないし映画にする際、「ローカライズモデル」「翻訳モデル」「バランスモデル」「完全無視モデル」の4パターンある。

・ローカライズモデルは、実写化するに辺りより広い層に届くようにオリジナルの要素を伝わりやすいように改編する。結果的にオリジナルの漫画が好きな人を遠ざけることになるが、オリジナルの漫画を知らない人にリーチするようになる。広い層にリーチすることを目的とした戦略。

・翻訳モデルは、オリジナルを忠実に再現する方向性でオリジナルの漫画が好きな人には評価が高くなる。しかし、リーチする層が限定されるリスクもある。固定ファンにリーチさせるモデル。

・バランスモデルは、ローカライズと翻訳の中間を狙ったモデルで、オリジナル要素をわかりやすいように部分的に改編するなど調整を加え、オリジナル要素を残しつつ、映画ないしドラマのフォーマットに適応するようにするモデル。

・完全無視モデルは、オリジナルのシュチュエーションや要素だけを抽出して全く別の物をつくるモデル。監督の作家性が高いと発生する。基本的にはずれるがたまにドカンと当たることがある。押井版攻殻機動隊がこれ。

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