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【優良小型株!】ウィル(3241)業績まとめ

どうもCUSS(@CUSS3141592)です。

これまでは私は大型株の高配当銘柄に投資して資産と配当収入を築いてきましたが、最近新たな試みとして小型株への投資を始めました。そこで調べている企業について共有します。

その企業がウィル(3241)という不動産関連企業になります。時価総額が50億円ちょっとという今まで投資したことがないレベルで規模の小さい会社になります。

1. 売上高

まず初めに売上高を見ていきましょう。下の図には2019年から23年までの5年間の通期決算で発表された売上高の推移を示しています。青い棒グラフが売上高の値で、単位は億円で示しています。一方、オレンジ色の折れ線グラフはその年の純利益の額を示しています。

グラフからここ5年間は毎年売上高を拡大させてきていることがわかります。それ以前の売上高の推移を示していないませんが、過去最大の売り上げを5年間連続で更新しています。

ウィル(3241)売上高推移

利益率のほうは4.5%と水準としても、あまり高くないところにあり、加えて傾向としても毎年下がってきているということがわかります。
ただし、時価総額が小さい小型株では毎年赤字を出している企業も多い中、毎年利益を出しているので評価できると思っています。

2. 年間純利益

続いては、年間の純利益の額を見てみたいと思います。以下の図が、ここ5年間の純利益の推移を示したものになります。

ウィル(3241)純利益推移

純利益は売上高のように急速に拡大していると言うわけでは無いですが、毎年安定してしっかり稼いでいるということがわかります。

4. 自己資本比率

続いては、自己資本比率を見てみたいと思います。下の図では、緑色の棒グラフで、その年の自己資本の一鶴を記載しています。先程見たように、毎年しっかりと純利益を稼いでいるので、自己資本もしっかりと積み上げてきているということがわかります。

ウィル(3241)自己資本比率推移

オレンジ色の折れ線グラフは、その年の自己資本比率を示しているのですが、こちらは30%とそこまで高い水準にはなく、財務的には安定とは言い難いですが、純利益を稼いで自己資本を積み上げられている場合はそこまで心配はしていません。。

5. 配当金

続いては、稼いだ利益の株主還元である配当金について見ていきましょう。下の図に黄色い棒グラフで1株当たりの配当金の推移を示しています。このグラフからわかるように、毎年必ず増配していると言うわけでは無いですが、年々配当金を増加させてきていると言う傾向にあることがわかります。2022年に記念配当という形で一時的に配当金を大きく増加させたため、2023年には減少したようにも見えますが、記念配当の効果を考えると、まだまだ増配基調が続いていると考えることができます。

ウィル(3241)配当金推移

6. PER

続いては、株式市場からどのように評価されているかを確認するためにPER(株価収益率)を見てみたいと思います。
以下の赤色の折れ線グラフで示しているのが、過去5年間のPERの推移になります。

ウィル(3241)PER推移

グラフから2019年から徐々に割安になってきているという傾向にありましたが、2023年は大きく株価が上昇して、PERとしては割高にな方向に傾いたことになります。。
とはいえ、まだまだ10倍程度ですので一般的にはそこまで割高というレベルにはありませんね。

7. PBR

続いてPERと同じように、株式市場からの評価を表すPBR(株価純資産倍率)について見ていきたいと思います。

ウィル(3241)PBR推移

PBRも先ほど見たPERと同様に2023年の通期決算では上昇しているということがわかります。毎年純利益を稼いで、自己資本を積み上げているにもかかわらず、PERが上昇したと言うことで、株式市場から高く評価され始めているということがわかります。
ただし上昇幅は小さく、1倍ちょっとの値で推移していると解釈することもできるので、今後の推移を見守りたいと思います。

8. ROE

最後に収益率を表すROEについて見てみたいと思います。ROWは純利益の額が自己資本の何%に相当するかと言う収益性を表す指標になります。下図に過去5年間のROEの推移を示しています。

ウィル(3241)ROE推移

グラフからわかるように、年々ROEの水準が下がってきているということがわかりますが、それでもまだ10%を超える値と言うことで、なかなか高い収益率を誇っているということがわかります。

まとめ

ここまでウィル(3241)の業績推移についてみてきましたが、いかがだったでしょうか。売上高を拡大しながらも利益はそれには追随できておらず、安定的な純利益が続いている様子が様子が分かったかと思います。
少額ですが、すでに投資してしまっていますし、今後も業績の推移を見守っていきたいと思います。

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