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願いをかなえる魔法の道具~クリス・コルファー

前の記事は、「本を読んだり書いたりすることで『想像力』という魔法を使えば、自分の世界(ときに現実からの逃避場所、居場所)を創り出すことができる」というお話でした。

今回は、この「魔法」という言葉に、焦点を当ててみたいと思います。

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願いをかなえる魔法

『ザ・ランド・オブ・ストーリーズ』は、魔法のある世界が舞台でしたが、新しい「A Tale Of Magic」シリーズでも、その名の通り「魔法」がテーマになっています。
クリスさんにとって、「魔法」とは、どんなものなのでしょうか。

クリス:僕は、「魔法」が大好きです。なぜかというと、魔法に必要なものは全て「自分の内側」にあるものであって、「自分の外側」のものではないからです。
何もないところから何かを創り出すことを、想像してみて下さい。
僕はいつも想像ばかりふくらませていたので、つねに「魔法」という考え方だとか、「必要な道具を自分の中から見つけ出せば、誰だってなりたいものになれる」という考え方に魅力を感じてきたのです。

ー クリス・コルファー 2020.11.19 OUT FRONT 誌より
https://www.outfrontmagazine.com/featured/inside-the-magical-world-of-chris-colfer/

このように、
・何もないところから、何かを創り出す
・なりたいものになれる
そんな願いをかなえてくれるのが、「魔法」であるようです。

しかも、クリスさんの場合、空想上の居場所を作っただけではなく、

本当に、
・何もなかったところから、素晴らしい本を創り出し
・なりたかった作家と俳優になる
ことができたのです。


魔法の道具は自分の中に

ここで、クリスさんは、
・魔法に必要なものは全て「自分の内側」にあるものであって、「自分の外側」のものではない
・必要な道具を「自分の中」から見つけ出す
とおっしゃっていますが、具体的にはどういうことなのでしょうか。

私は、こんなインタビューを思い出しました。

クリス:大人になるまでは、成功したい気持ちや、希望や、目標や、夢…そういったものだけが、文字通り、僕が持っている全てだったんだと思います。
家庭は裕福ではなく、美男子でもスポーツマンでもありませんでした。

ー クリス・コルファー 2019.11.12 対談「インパクト・セオリー」より
https://youtu.be/bFIdD57Xz84

ここで言う、
・成功したい気持ちや、希望や、目標や、夢=「自分の内側にあるもの」
・裕福な家庭や美男子、スポーツマン=「自分の外側のもの」
ということではないかと、私には思えたのです。

もちろん、前回の記事の中で「世界一偉大なツール(道具)」とおっしゃっていた「想像力」も、自分の内側にあるものの一つです。

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目に見えない「火花」を手離すな

作家と俳優という大きな夢を持っていたクリスさんでしたが、現実的には、有利な材料と言えるものは、ほとんどなかったようです。

けれども、そういった「外側のもの」がなくても、「魔法」に必要なものが「自分の内側」にある限り、願いはかなうはずだと信じてこられたのでしょう。

▲ こちらの記事のスピーチの中で、クリスさんは、
「胸の奥に感じる小さな火花を、手離さないで」
「その火花は、想像よりはるか遠くまで導いてくれるから」
とおっしゃっています。

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自分の中にある「成功したい気持ちや、希望や、目標や、夢」…こういったものを、クリスさんはけっして手離さなかったのですね。


信じることをやめないで

俳優デビューしたばかりのクリスさんは、演劇を志す若者たちへのメッセージとして、「こんなのダサいけど、Don't stop believin' と言いたいです。」という言葉を贈っています。
(2009.9 地元フレスノ市のニュース番組よりhttps://youtu.be/gQC_M8o1iRo)

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これは、クリスさん(▲ 左)が出演したドラマ「glee」のテーマ曲とも言える歌の題名で、「信じることをやめないで」という意味です。


▲ また、こちらの記事のインタビューでも、夢がかなったのは、目標の一つ一つが全て可能だと「思い込んで」きたおかげだ、と語られていました。

目に見えるものは何もなくても、胸の奥の「魔法の道具」さえあれば、願いはかなう。

これからの人たちにも、そう「信じぬいて」夢を実現してほしいと、願っていらっしゃるに違いありません。

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それで、どうしたらいいの? 作家編

クリスさんは、良い作家になるために、具体的なアドバイスをして下さっています。


「夢をかなえる」ことについては、こちらの無料マガジンにまとめていきますので、よろしかったらご覧ください。