見出し画像

キレイに長持ちさせる! ウィッグ保管方法5選

ウィッグの保管ってどうしていますか? 「お気に入りのウィッグを購入した時の箱に丁寧にしまって保管していたのに、久しぶりに取り出してみると変な癖や折り目がついていた……!」というのは、よく聞く失敗談です。

持っているウィッグの数が増えてきて、なるべくコンパクトに、場所をとらずに収納・保管できないかと思案している人も少なくないでしょう。

そこで今回は、ウィッグの種類や用途に応じた編集部おすすめの保管法を、詳しくご紹介します。

画像1

器用な人にはおすすめ! 購入時に入っていた袋や箱に入れる

最もシンプルで効果的な保管法は、購入時に入っていた袋や箱に戻しての保管です。

この方法で保管する場合、購入時とまったく同じ状態にして袋や箱に戻す必要があるので、完璧な状態で保管できるようになるまで少しコツがいります。初心者にはハードルが高いかもしれませんが、収納場所も取らずホコリもかぶらないおすすめの保管法です。コツは4点あります。

コツ1:収納する前に、ウィッグをブラッシングする

1つ目は、収納する前に、ウィッグをブラッシングするということ。気づかない間に毛先が絡まっている場合もありますから、保管する前に優しく絡まりをほどいてください。巻きの部分は、巻きが取れてしまわないように、ブラシの柄やコームを使うのがおすすめ。ストレートウィッグをブラッシングする場合には、毛先から順にとかしていくようにしましょう。毛先など低い位置の絡みが解消できたら、ウィッグの真ん中あたりから下に向かってとかし、最後に毛根から毛先に向かってとかします。先に毛根に近い部分からとかすと絡みが下に移動して、上の絡みが強いときには、絡みを解消できなくなるので注意が必要です。

コツ2:かぶる部分の内側に、丸めた紙を詰める

2つ目は、かぶる部分の内側に、丸めた紙を詰めること。購入時にウィッグに入っていた紙を捨ててしまったという場合には、新聞紙などで代用しても大丈夫です。インクがウィッグにつかないように布などで覆うのがおすすめ。ウィッグの変形を防ぎ、湿気も防いでくれるのでお忘れなく!

コツ3:ウィッグ購入後、ウィッグに被さっていた黒い保存ネットを丁寧にかぶせる

3つ目は、ウィッグ購入後に、ウィッグに被さっていた黒い保存ネットを丁寧にかぶせること。保存ネットはしっかり広げて、頭頂部から被せるのがコツです。頭部がしっかり入ったら毛先もまとめるようにしてネット内側にいれていきますが、ロングウィッグの場合には、ウィッグに型がつかないようなクリップやほどきやすいリボンで、根元の方から3,4ヵ所を固定したり、結んだりしてから保管するのがおすすめです。保管中の絡まりだけでなく、収納時や取り出し時の不要な絡まりも防いでくれます。ショートウィッグの場合は、そのままネットにいれるだけで良いですが、毛先を含めたウィッグ全体がきちんとネットに入っているのかどうかはしっかり確認してくださいね。そのあと、形が崩れないように気をつけながら、やさしく袋や箱にしまいましょう。

コツ4:涼しい場所で、上に物を積み重ねないように保管

4つ目は、きちんと収納できたウィッグを、涼しい場所で、上に他の物や別のウィッグを積み重ねないように保管するということ。こうすることで変形を防ぎます。複数のウィッグをコンパクトに収納したい場合には、プラスチック製の薄いラックを購入し、一段に1つずつ保管すると良いでしょう。

以上が、ウィッグを袋や箱で保管するときの基本になります。部分用ウィッグや特別にセットを施していないショートウィッグの場合、比較的扱いやすいので、この保管法に慣れるのが望ましいでしょう。

ただし、ウィッグ初心者やセットを崩さずに収納できる自信がない人、または使う頻度が高くて毎回こんな風に手間をかけるのはハードルが高いという人は、歪みや折り目などの変な癖がつくのを防ぐためにも、以下で紹介するウィッグ保管用のアイテムを上手に活用することをおすすめします。

どんなウィッグでも活用可能! ウィッグスタンドで簡単にセットをキープ

はじめてのウィッグ保管アイテムとして誰にでも取り入れやすいのが、ウィッグスタンド。「Swallowtail(スワローテイル)」の「000ウィッグスタンド」は、500円ほどで購入できます。

組み立ててウィッグをかぶせるだけで良いので、変な歪みや折り目がつく心配がありません。こまめにブラッシングなどのケアは必要ですが、セット済みのウィッグをキープするのに便利です。

組み立て式なので、分解してコンパクトな状態で持ち歩くことも可能。旅先などで重宝します。スタンドにかぶせることで、ウィッグのアレンジがしやすくなるのも嬉しい点でしょう。

保管時は、ホコリがかぶらないように上からタオルや布、袋をかぶせるのがコツ。

箱や袋に上手に収納するのはハードルが高いけれど、セットしたウィッグをそのままの形でキレイにキープしたいという人におすすめです。

メーカー名:Swallowtail
「000ウィッグスタンド」
価格:491円

ロングウィッグの保管に最適! ウィッグ専用ハンガー

次に、ロングウィッグ愛用者におすすめの「ウィッグ専用ハンガー」を紹介します。ウィッグの毛先が床などにつかないので、ロングウィッグのセットをそのままキープするのにはベストなアイテムです。

こちらも1,000円以下というお手頃価格で手に入ります。

どこにでもウィッグをひっかけられるフックがついているので、洋服のようにクローゼット内で管理することができ場所も取りません。静電気とホコリ対策に、カバーなどを被せて保管するのがおすすめです。

保管のみならず、ウィッグを洗って乾かすときに活用している人もいるそうです。様々な場所に引っ掛けられるので、長く使うごとに使い方の応用が利きそうなアイテム。使わないときは分解してコンパクトに収納でき、ウィッグスタンド同様簡単に持ち運べるので旅先でも重宝しそうです。

場所を取るのが嫌でロングウィッグの購入を先送りにしていた、という方にはぜひ試していただきたいアイテムです。

ただし、ある程度長さのある重めのウィッグをかけないとずり落ちてしまうそうなので、部分用ウィッグやショートウィッグ愛用者の方には、あまりおすすめできません。その点は要注意です。

メーカー名:AQUADOLL(アクアドール)
「ウィッグ専用ハンガー wgn004」
価格:800円

安定感が抜群のマネキンヘッド

次に紹介するのはマネキンヘッドです。マネキンヘッドを活用する最大の魅力は安定性でしょう。

髪をセットするときに「ウィッグスタンドだと、ちょっと安定性が悪いのが気になる……」という人におすすめです。

マネキンヘッド=費用がかかるイメージがあるかもしれませんが、「Swallowtail」の「等身ヘッドマネキン」であれば、1,500円以下で購入できます。頭周り約57cm×顔の幅約12cm×顔の長さ約18cm×全長約28cmで、平均的な女性の頭囲に近いのが魅力。ただし、素材が柔らかいため、製造・配送の過程でマネキン表面にへこみが生じる場合があると注意事項に記載されているのは懸念ポイント。その点を除けば価格を含め、はじめてのマネキンヘッドとして購入するのにはおすすめです。

メーカー名:Swallowtail
「等身ヘッドマネキン」
価格:1,363円

なお、「マネキンヘッドに興味はあるけれど、リアルな顔のマネキンを部屋に置くのはちょっぴり怖い」という方には、同ブランドの「発砲スチロールマネキン」がおすすめです。

発砲スチロールで作られたマネキンですが、頭周り56.5cm×顔の幅12cm×顔の長さ18cm×全長32cmと平均的な女性の頭囲に近く、首が長くて襟足もあります。耳もちゃんとあるので、ウィッグのカットやセットもしやすいです。

1,000円以下の手頃価格で、一般的なヘッドマネキンよりもずっと軽く、廃棄する場合に手間がかからないのも魅力。耐久性が劣るのが唯一の懸念ポイントでしょう。

メーカー名:Swallowtail
「発砲スチロールマネキン」
価格:908円

どちらのヘッドマネキンにも、固定用にヘッドスタンドやクランプを取り付けることが可能なので、必要に応じて追加すると使用の幅が広がりそうです。最低限、ホコリを防ぐカバーは忘れずに。

頭囲も自由自在? 手作りウィッグスタンド

最後にご紹介するのが、ウィッグスタンドを自分で手作りしてしまう方法。

手作りなので、人さまざま。フレームを曲げてこだわりたっぷりに自作している人もいれば、ウィッグをかぶせられる丸みのあるカゴやザルを土台となる棒やペットボトルに被せたものや2Lのペットボトルに、タオルや布をかぶせるだけという超簡単なウィッグスタンドを作成・愛用している人もいるようです。

手先が器用なら、頑張って工夫すれば、好みの素材で自分にとってベストなヘッドマネキンを自作できるかも……!?

まとめ

以上、編集部によるウィッグの保管方法5選でした。お気に入りのウィッグをキレイな状態で長く愛用するためにも、ウィッグの種類や用途に応じたベストな保管方法を取り入れていきましょう~!

画像2

ライター:浅田よわ美
Twitter: https://twitter.com/asadayowami
【プロフィール文】
奈良出身のライター。どこに住むのか、どう働くのか、人それぞれの個性に合った「らしい暮らし」を探ることに興味があります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?