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ウィッグの種類にはどんなものがある? スタイル別の特徴一覧

ウィッグといえば頭にかぶるものを思い浮かべる方が多いかと思いますが、実はウィッグにはさまざまなスタイルのものがあります。全体を覆うフルウィッグや前髪・襟足など部分的につける部分(パーツ)ウィッグなど、用途やカバーしたい部分によってウィッグの種類を選ぶことが可能です。今回は、ウィッグの種類と特徴をスタイル別にご紹介していきたいと思います。

♦️フルウィッグの特徴

一般的にウィッグと聞いて多くの方が思い浮かべるのがこのフルウィッグでしょう。ウィッグネットを着用し、その上からウィッグをかぶることで頭全体を覆います。

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フルウィッグのメリット

ただかぶるだけなので着用も簡単で、頭全体をウィッグでカバーするため地毛との境目を気にする必要もありません。ショートからロングまで幅広いスタイルのウィッグが販売されているので、気軽にあらゆるヘアスタイルを楽しむことが可能です。

フルウィッグのデメリット

頭全体を覆うフルウィッグは内部が蒸れやすいほか、ウィッグネットで頭が締め付けられるため長時間着用していると痛みを感じることがあります。また、髪全体がウィッグになるので、ウィッグ自体の質によって仕上がりが左右される点にも気をつける必要があるでしょう。

フルウィッグの価格相場

価格は医療用ウィッグを含めれば千円~数十万と幅広くなりますが、ファッションウィッグを選べば千円~1万円程度で購入することができます。

♦️ハーフウィッグの特徴

ハーフウィッグは頭の後ろ半分にクリップなどで取り付けるタイプのウィッグです。基本的にハーフウィッグはロングのものがほとんどですが、ショートやボブタイプのものも販売されています。

ハーフウィッグのメリット

ハーフウィッグは自分の前髪がベースになるため、自然な見た目でウィッグを装着することができます。

ハーフウィッグのデメリット

ただかぶるだけのフルウィッグと違い、ハーフウィッグは後頭部にクリップで装着し地毛となじませる必要があるので、慣れるまでは装着が難しく感じられるかもしれません。また、地毛が短すぎたり地毛が長かったりする場合はハーフウィッグがなじみにくく着用が難しいことがあります。フルウィッグと違い地毛が出るため、髪色となじむ色を選ぶ必要もあるでしょう。

ハーフウィッグの価格相場

価格相場は千円~1万円と幅広く、質もピンキリ。クオリティ面が心配な場合はウィッグ専門店で購入するのがおすすめです。

♦️部分ウィッグ(パーツウィッグ)の特徴

フルウィッグとハーフウィッグ以外にも、一部分だけをカバーしたりワンポイントで付け足したりすることができる部分ウィッグ(パーツウィッグ)があります。部分ウィッグは装着する部分ごとに種類が分かれておりバリエーションも豊富です。では、どのようなパーツウィッグがあるのかを見ていきましょう。

1. 前髪ウィッグ

髪型の印象を大きく左右するのが前髪の有無。それだけに前髪を変えることに躊躇する人も多いでしょう。そんな「前髪を切りたくても切れない」という人のほか「気軽にイメージチェンジしたい」「前髪を切りすぎてしまった」という悩みを解決してくれるのが前髪ウィッグです。地毛の前髪にピンやクリップで固定するだけで簡単に前髪を作ることができます。

重めのぱっつん前髪から流行りのシースルーバングなどさまざまなスタイルが販売されているため、あらゆる前髪を気軽に試すことができます。また、前髪部分の薄さが気になる方のカバーとしてもおすすめです。

価格は2,000円~5,000円のものが多め。パーツウィッグの中では比較的高めの部類に入るといえるでしょう。

2. テールウィッグ

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テールウィッグとはポニーテールを作ることができるウィッグです。ポニーテールは髪が長くなくてはできないヘアスタイルですが、テールウィッグを使用すれば髪が短い、少ない方でも簡単にボリュームのあるポニーテールを実現できます。

地毛をゴムで結んで土台を作ったら、ウィッグをクリップやピンで固定するだけなので装着も難しくありません。ストレートや緩いウエーブがかかったもの、グラデーションでカラーが入っているものまでバリエーションも豊富。いろいろなポニーテールのおしゃれを楽しむことができます。また、左右にテールウィッグを装着すればツインテールにもなるなど、応用ができるのも嬉しいポイントです。

価格は2,000~3,000円が相場で、カールの加工、毛の長さ、毛量によって値段が変わります。

3. 襟足ウィッグ(エクステウィッグ)

襟足ウィッグは、その名前の通り襟足部分に取り付けるウィッグです。「ロングヘアにしてみたい」「伸ばしたくても髪を伸ばせない」という方でも、襟足ウィッグを使用すればロングヘアを楽しむことができます。また、色のついた襟足ウィッグを装着すればインナーカラーを施したように見せることも可能です。

後頭部に装着するウィッグという点ではハーフウィッグと似ているようにも思えます。しかし、ハーフウィッグは頭頂部に近い部分から装着するのに対し、襟足ウィッグはより後方に取り付けるためカバーできる範囲などが異なる点に注意しましょう。

装着方法は、襟足付近の地毛をブロッキングしてウィッグが左右対称になるようにクリップで装着した後に地毛となじませるだけ。慣れるまでは装着に手間取ったりズレてしまったりすることもありますが、3ステップで難しい作業は必要ありません。

価格は1,000円~5,000円ほどで、ウィッグの長さやカラーリングなどによって値段が変わります。

4. シュシュウィッグ

シュシュウィッグは、ヘアアクセサリーのシュシュのようにリング状になったウィッグです。地毛でお団子を作りヘアアクセサリーのようにはめるだけなので、簡単にボリューム感のあるゴージャスなヘアを作ることができます。そのままつけるだけでなく、ウィッグを巻いたりカールを伸ばしたりとアレンジが可能で、おしゃれの幅を広げることもできます。

価格も500円~2,000円程度と手が出しやすく、気軽に試せるウィッグといえるでしょう。

5. ロープウィッグ

ロープウィッグとは、地毛で作ったお団子に巻き付けて装着するウィッグです。くるくると巻き付けてボリューミーなお団子ヘアにしたり、垂れ下げてロングヘアにしたりと自由自在。巻き付ける場所や巻き付け方であらゆるヘアスタイルを作ることができる、アレンジの幅が広いウィッグといえるでしょう。

価格は1,500円~3,000円ほどが相場となっており、気軽に試しやすいウィッグです。

6. 団子ウィッグ

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お団子ヘアを作るには、髪を巻けるだけの長さが必要です。ショートやミディアムヘアでは、地毛でお団子を作るのは難しいはず。その場合、フルウィッグ・ハーフウィッグ・テールウィッグなどを使用して髪の長さをカバーしても良いのですが、お団子ヘアを作るのが目的なのであれば「お団子ウィッグ」を使用するのがおすすめです。初めからお団子の形になっており、ピンやクリップで髪に留めるだけなので簡単にお団子ヘアを実現することができます。

価格は500円~2,000円ほどで、毛量や巻き方などによって価格が変わります。リーズナブルなので試しやすいウィッグの一つです。

♦️まとめ

自分にぴったりなウィッグを使っておしゃれを楽しもう!

髪は切ることはできてもすぐに伸ばすことはできません。「ショートヘアにしてみたいけど切ってしまうのは抵抗がある」という方も多いはず。そんなとき、ウィッグを使えば気軽にあらゆるヘアスタイルを試すことができます。自分にぴったりなウィッグを使って、自由にヘアスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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ライター名:りんたろう
【プロフィール】
お笑い芸人を目指すも挫折し、2017年からWebコンサルティング会社で多種多様なジャンルのコラムを執筆しスキルを磨いている。年齢は非公開。2015年頃からコスプレの世界に足を踏み入れ、ウィッグやメイクなどについて研究し始めた。最近はダイエット中のためコスプレ活動は減少中だが、ときどき新しいウィッグを買っては盛り女装写メを撮ることがある。ファッション・コスメ・サブカルチャー・サンリオなどに興味を持ち情報収集は欠かさない。
Twitter:https://twitter.com/rintarou_zakki


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