不採用⑭
ー 念願のNGKの舞台に立てたミルクボーイは新ネタを披露した。
駒場「うちのおかんがね、好きな芸人さんがおるんやけど、その名前をちょっと忘れたらしくて。色々聞くんやけどね、分からんへんねんな。」
内海「ほな俺がおかんの好きな芸人さん、ちょっと一緒に考えてあげるから、どんな特徴言うてたか教えてよ」
駒場「ごいごいすーってギャグをすんねん」
内海「ダイアン津田やないかい。その特徴は完全に津田やんか。すぐわかったがなー。」
駒場「でも分からへんのよな。俺も津田やと思ったんやけどな、おかんが言うには倒れた小枝師匠をすぐに助けた言うねんな」
内海「ほな津田ちゃうかー。あいつは人助けするような人間ちゃうからね。自分と同じアパートに住んでる女性を助けようとした相方を『絶対言うなよ!』言うて止めるような人間やねんから。津田ちゃうがなぁ。ほな、もうちょっと詳しく教えてくれる?」
駒場「熱なるとすぐ『チンポ』って言うらしいねん」
内海「津田やないか!あいつがチンポって言うてラジオ業界がちょっとザワついたからね。『チンポってラジオで言うてええんか?』って。津田やないか、それは!」
駒場「でも分からへんねん。俺も津田やと思ったねんけど、おかんが言うには、周りのヤンキーが短ラン着てたのに1人だけ長ラン着てた言うねんな」
内海「ほな津田ちゃうがな。そもそもあいつは全くヤンキーちゃうのよ。先輩に『この水飲めますよ!』言う奴が、ヤンキーなわけないからね。あいつが持ってる唯一の長い部分はヤン毛のみや!津田ちゃうがなぁ!ほなもうちょっと言うてなかった?」
駒場「ラジオの初回でテンパって『皆さんこんばんは!』言うた言うねん。」
内海「津田やないか!ちゃんと言うと『皆さんこんばんは!今週から始まりましたよなよな、木曜日を担当します、ダイアンです!よろしくお願いします!』な。…あれ聴いてる全員が引いたからね!あいつテンパると何しでかすか分からんから!!それはもう津田で決まり!!」
駒場「でもわからへんねん!おかんが言うには、津田ではない、言うねん!」
内海「ほな津田ちゃうやないか!おかんが津田ではないと言うなら津田ちゃうがな!先言えよ!俺が津田のテンパりロケットスタートを一言一句、間違わずに言うてた時どうおもててん!どうなってんねん!」
駒場「おとんが言うには、三重のYouTuberちゃうか?って」
内海「絶対ちゃうやろ!もうええわ、ありがとうございましたー。」
それ以来ミルクボーイはNGKに呼ばれることは無かった。 ー
2020年1月20日のメモより。
ミルクボーイの漫才に色んなエピソードを詰め込んだだけのメール。
TwitterやYouTubeで一時期色んな人がミルクボーイになってたので今となってはめっちゃ恥ずい。
それでも1つくらいはこの形でネタを作りたくなるミルクボーイの漫才の凄さ。
ミルクボーイの漫才観て、出来るだけ実際に言うてたフレーズを使ったのでまあリアル。マジでミルクボーイの2人がやってるの想像つく。
でもこれに関しては自分は何の頭も使ってないので、ラジオで採用されないんやろなあと思う。反省。
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