お仕事

自分は職場に推しがいるという、かなりキツい人間を働(や)らせてもらっています。
しかし今の一流アイドルよりも話す機会が無いくらいに、自分とその推しは実際の距離の何十倍も何百倍も遠く離れて存在しています。

しかしそんな推しと先日11月15日に、長めの会話をしました!ありがとうございます!
付き合うとかデートに行くとかではありません。
長めの会話、それも仕事の件で話をしました!
小学生レベルの喜び。
社会人小学生。逆コナンです。

というわけで今回はこの出来事を記憶の海に沈ませないため、レポを書こうと思います。


その日はたまたま1人で仕事をしていました。
するとそこに推しとその先輩らしき女性が仕事の内容に関して尋ねてきました。
推しを見た瞬間ドキドキドキン!って効果音が鳴りましたが、その場は冷静に対応。
2人が戻ってすぐ、「普段はすれ違っても無表情やのに、今日は思ったよりにこやかやったなあ」なんて思いながら、もっと気になることが…。

それは、推しと先輩の2人で来たのに、話したのは先輩とだけだったということ。内容的にも2人で来るようなものではなく、推しは笑顔で横に立ってただけ。
この感じ、青春の匂いがする。
そう。女子高生が友達と一緒に気になる男子に声掛けに行くみたいなあの感じ。
全人間の脳に格納されているテンプレ青春。iPhoneキーボードのユーザー辞書にある「雲母坂」。
スパイダーソリティア。

自分も馬鹿じゃないので、そんな訳無いことは分かってる。
保護者同伴みたいな感じで、1人で行くには不安やから先輩に来てもらった可能性もある。
連れション感覚の可能性もある。


でもそれにしては笑顔やったんです。
「〇〇くん、何してんの~?」みたいな感じ。
あれは保護者同伴ではない。空気で分かる。
もう26歳~27歳やから。
空気はとことん読んできたから。

しばらくして2人からの質問の返事をしに、2人がいる部署に行くと、すぐ近くに推しがいた。声を掛けた。
可愛いが近付いてくる。
喋り方がおっとりしてて、表情はにこやか。
恐ろしく可愛い。
目しか見えてないはずのに、全てが良い。
泡みたいにフワフワした雰囲気。
ソープ女子。あんまり良くないネーミング。
話をしてる間ずっと、美味しいご飯食べてるくらいの幸福感があった。
んで思ったより気さくに話せてる自分。
火事場の馬鹿力。
確かに、山火事くらいには可愛かったな。

推しは普段冷たさしか感じないくらい無表情で無愛想やけど、身内とは楽しそうに話してるんですよ。やから勝手に嫌われてると思ってたけど、いざ自分がその子と話してみたら意外と普通で。
そのギャップのせいで「自分は推しに嫌われてる」から「もしかしたら推しは自分のこと好き!?」まで心境に革命が起きてる。
恥ずかしいけど、本当にそう思ってしまってる。

でも分かってます。そんなこと無いって。
どう考えても自分には惚れへん。
たぶん誰にでもあの感じで接してるんだと思うんです。全ての男を恋させてるんです。
そういった魅了癖ある女子時々いるから。
全男を魅了する女子。

結局その後もう1回推しに話しに行って、幸せフィーバータイムは終了。寒い日やったけどホカホカしてた。疲れも取れたし、口内炎もいつの間にか無くなってた。雲の切れ間から太陽も現れた。

「ありがとう太陽さん。こんなチャンスを与えてくれて。」
そう呟いた後、太陽がそんな力持ってるわけないことに気付いた。こんなメルヘンになれるくらい幸せで、その日はその勢いのまま仕事をこなしました。

それから2,3日経ちましたが、当然その子と会話することは無いし、たぶんすれ違ったとしても今まで通りに戻ってると思うけど、少しでも会話をした経験が自分にとっては大きい。
とてつもない大きな一歩。

ありがとうございます。皆さんのおかげで
「その子と何がなんでも会話をする」という、いつ立てたのか分からない目標を達成出来ました。


一応言うときますけど、この一歩から恋愛に繋げたいなんて生意気過ぎるし、自己防衛の観点からもほざきません。

話せただけで丸儲け。関係性はそのまんま。
何も始まり(BEGIN)ません。
これはただの自分が成長したという証や(明石家)


えーまあこの出来事はゲームで言うとこのラスボス。これ以上何も起きない。
これからは、ラスボスを倒したという事実だけを噛み締めて今後も推しを推していくだけです。



あわよくば"知り合い"くらいにはなりたいけど。







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