抗がん剤の脱毛を防ぐ

抗がん剤の脱毛を防ぐのに、頭部冷却が効果的との研究があります。

https://www.cancerit.jp/62093.html

実際いくつかの病院では抗がん剤の点滴中に、頭部冷却を行ってくれるところもあります。

ですが、冷却装置による凍傷の発生事故により、私の通っている病院では冷却装置の使用をやめてしまいました。

(主治医曰く、冷却装置は頻繁に故障するとのこと。また、一度でも点滴中に冷却装置が止まると、効果がなくなるとのことでした)

じゃあどうする?

7年前の抗がん剤の時は、脱毛が当たり前だと思ってたし、抗がん剤投与終わればまた髪生えてくるし、ということで割り切ってたのですが。

今回は抗がん剤の効果がある間はずっと点滴も続きます。半年なのか数年なのかわかりません。

そして私は頭部に非常に熱がこもる体質で、夏場にウィッグつけて外歩ける自信がない。

帽子だけでも無理なのに。

じゃあどうする??

と悩んだ末に、冷却装置こと「アイスキャップ」を買うことにしました。

主治医もネットで買えるって言ってたし!

と思ってググったところ、売ってない。

以前売ってたところも今は販売してないと出る。

どうやら凍傷の事故発生で商品が回収されたっぽい?のです。

うーん、じゃあ自作しよう。

というわけで。

超簡単なアイスキャップを作りました。

用意するものは

・保冷剤、小さめのをいっぱい。冷凍庫にあった。

・帽子2つ(以前の抗がん剤の時に買った頭部保護のものと、ふつーのニットキャップ)

・面ファスナー(両面テープ付き)はAmazonでポチッと。

・アイスキャップに似たもの?がAmazonであったのでこれもポチッと。

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B07CZHCKFP?psc=1&ref=ppx_pop_mob_b_asin_image


作り方は

・頭部保護の帽子に切った面ファスナーをペタペタと貼る。

・保冷剤に面ファスナーの片割れを切って貼る。

これだけ。

保冷剤は20個×2セットくらい。帽子の大きさに合わせて。


使い方は

・アレルギー止めの点滴が始まったら帽子に保冷剤を取り付ける。

・だいたい1時間〜1時間半で解けるのでもう1セットと交換。交換している間は購入したアイスキャップもどきをかぶる。

・抗がん剤点滴終わったあとも15〜30分程度冷却を続ける。

注意点としては

・保冷剤20個×2セット、アイスキャップは保冷バッグに入れて持っていく。解けにくいよう大きめの保冷剤を入れておく。

結構な重さなのですが551の保冷バッグが丈夫で優秀。

・保冷バッグ貼った帽子を被る前に、濡れタオルを頭に乗せる(か髪を濡らす)。効率よく冷やすため。

・帽子の上から抑えるためにニット帽かぶる。帽子お化けみたいになるけど。

・抗がん剤する30分前くらいから冷却始めて、点滴終わって30分くらい後まで冷やし続ける。

・できればうなじからおでこの前までしっかり冷えるように。

・身体はめっちゃ冷えますので、風邪ひかないように首から下はしっかりあっためてください。


で、私は抗がん剤投与開始してから3カ月たちました。

冷やし方がいまいちだったりいろいろ試行錯誤したので、現在の髪の量は以前の3分の1くらいかな?

それでも前髪やサイドの長めの髪がありので、帽子被れば大丈夫な程度です。

完全に脱毛は防げませんでしたが、そこそこもってる方かなと。

抗がん剤(私はパクリタキセル)点滴始める方の参考になれば幸いです。





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