大谷翔平の5月のスタッツと好調の理由
大谷翔平選手は、北米プロスポーツ史上最高額の移籍金でドジャースに移籍し、打者専念の2024年でも指名打者専門でMVP争いに挑むほど驚異的な成績を残している。なぜ彼が序盤から好調なのかについて探っていく。彼のスタッツに注目したい。※2024年は5月23日現在
1.打率向上
大谷翔平選手の打率は年々向上しており、特に三振率の改善が目立ちます。また、ドジャースへの移籍後はチームバッティングも向上しています。2021年から2024年までの三振率をご覧ください。
2021年 打率.256(537-138) 189三振(29.6%)
2022年 打率.273(586-160) 161三振(24.2%)
2023年 打率.304(497-151) 143三振(23.9%)
2024年 打率.354(198-70) 42三振(18.6%)
コンタクト率と空振り率の公開です。
2021年 コンタクト率67.2% 空振り率15.0%
2022年 コンタクト率74.4% 空振り率12.6%
2023年 コンタクト率70.9% 空振り率13.9%
2024年 コンタクト率77.4% 空振り率10.4%
年々進化していることがわかります。
中でも注目なのは直球に対する打率です
2021年 打率.258 whiff% 34.1%
2022年 打率.302 whiff% 23.0%
2023年 打率.392 whiff% 27.9%
2024年 打率.356 whiff% 23.7%
3年前と比べて約1割 2年前と比べて約5分上昇してます
2.マークの分散と負担軽減
エンゼルス時代はトラウト選手やレンドーン選手という強打者がいましたが、彼らは怪我によりフルシーズンに出場できませんでした。また、エンゼルスにはトラウト選手やレンドーン選手の他にチームの核となる打者がいませんでした。そのため、大谷選手は相手チームから警戒され、敬遠されることも多かったです。しかし、ドジャースに移籍してからはベッツ選手やフリーマン選手、スミス選手など、他の強打者がいるため、大谷選手に対する警戒度は軽減されました。ただし、5月12日のパドレス戦で腰の違和感を感じ、途中交代し、翌日の試合は欠場しました。これはドジャースのトレーナーが大谷選手を守るために判断したものと思われます。大谷選手は今季は打者専念し、異常が出た場合には休養を取ることで、後半戦も前半戦と同様のパフォーマンスを発揮することを期待しています。
3. 勝負強さ
開幕直後の試合では、何度も得点圏で凡退が目立ちましたが、得点圏打率だけでは判断できません。私はWPAやclutchのデータを重視します。そこで、2021年から2024年までのWPAとclutchのデータを4年間分公開します。これにより、選手の重要なパフォーマンスを抜き出し、
2021年 WPA5.18 clutch1.08
2022年 WPA2.11 clutch-0.41
2023年 WPA4.13 clutch-2.08
2024年 WPA2.14 clutch-0.43
2024年 3.4月 WPA0.15 clutch-1.22
2024年5月 WPA1.99 clutch0.86
2021年〜2024年 WPA13.56 clutch-1.80
トータルWPAはジャッジ選手に次ぐMLB2位 clutchも最下位のゴールドシュミット選手より倍以上あるので少なくとも勝負弱いまでとは言えないでしょう
4. 5月のスタッツ
5月の成績を振り返ります。
2018年 打率.254 2HR 8打点 1盗塁 OPS.829
2019年 打率.250 3HR 13打点 0盗塁 OPS.629
2021年 打率.245 7HR 21打点 4盗塁 OPS.882
2022年 打率.250 7HR 21打点 3盗塁 OPS.858
2023年 打率.243 8HR 20打点 2盗塁 OPS.867
2024年 打率.388 6HR 15打点 8盗塁 OPS1.169
通算 打率.266 33HR 98打点 18盗塁 OPS.876
大谷翔平選手は今年、元々苦手な月である5月でも活躍しています。本塁打数は変わらないものの、打率が向上したためOPSは約3割増加しています。さらに、打率の向上により盗塁の機会も増え、2021年の倍の盗塁を成功させています。
そして4月も活躍し 4月の月間OPSは1.017をマークし、2ヶ月連続でOPS1.000以上は大谷選手とオズーナ選手のみです。大谷選手が得意とする6,7月が待っており、安定した成績に期待が高まります。また、大谷選手は右肘にサポーターをつけているため、夏頃に外す予定です例年なら失速する夏頃も、少なくとも4,5月の成績は残すでしょう
5.最後にどれぐらい期待できるか
大谷翔平選手は打者専念でも圧倒的なスタッツを残すことが期待されます。彼の能力からすると、50本近くの本塁打や40盗塁も可能性として考えられます。また、打率も.330〜.350程度になると予想されます。さらに、OPS1.100以上を記録すればMVP候補として注目されるでしょう。本塁打王や首位打者のタイトルも狙えそうです。私が一番期待できる数字は、トリプルスリーを超えて打率.350で40本塁打と40盗塁です。
でも私は数字より健康に過ごして勝利に貢献することなので達成しなくてもシーズン完走を優先で見てます
いかがだったでしょうか?
今現在大谷選手の調子は少し落ちていますが、すぐに立て直すことができるでしょう。6月には爆発的な打撃で期待が高まります! #note
歴史的な記録を見せてくださいね!
以上でウマ娘好きドジャースフファンによる大谷選手についてでした!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?