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今年も気づいたら桜が咲いて気づいたら散ってた
春なのに進級も卒業もできない僕
学校は嫌いだったけど自分が今どこにいるのかわかるからすこしだけほっとしていた気がする
一体、僕はいま何年生なんですか
小さい箱が世界でそこにカテゴライズされることが窮屈に感じていたはずなのに放たれた瞬間自由と思っていたのに宙ぶらりんな僕はなんだかとっても寂しい
前に進めているのかもわからず前に進みたいかすら分からない
ただ子供でいたかった かもね

地元に帰ったら電車は1時間に1本しかなくて何も無くてでもほんとに欲しいものがたくさんありました。
東京って何でもあるけどなんにもないんですよ。
30分以上乗るのが当たり前な電車からみえる緑がいっぱいで全然人がいない景色がだいすき。
田舎の電車って椅子がふかふかなんだよ。
新しい商業施設ばかりに人が集まってて外に出ると誰もいないんだ。
信号待ってるのも僕だけ。それでも青を待つよ。
友だちとごはんをわけっこしてイオンに行ってプリクラをとってUNOしてガチャガチャしたり。そういう幸せが必要だったみたい。

君がいちばんだ君がいないと生きていけないってどれだけ言われても代わりがいること知るともう僕は要らないでしょって、結局はそんなものよ生きるってことはね。誰でもいいならもう出会いたくない。さようなら。さようなら。がっかりしてしまうね、ほんとはそんなにしてないし無関心だと思うんだけどさ。ねーすきってなあに

もしも僕が全部忘れてしまったとして君も忘れたらその記憶って何処に行くのかな。たしかに存在したあの時間は何処へ行くのかな。なかったことになる?
あの時僕たちのこと見ていた猫や海が覚えていてくれたのならなくならないのかも。なんて訳わかんないよね。わからなくていい。

ひとりぼっちになりたくなる。
自分は誰なのかなんの意味があるのかやっぱりわからなくてただのんびり暮らしたくなる。家族と食べるごはんはとってもおいしかった、コンビニのご飯なんか味がしないこと本当はとっくに気づいていたよ。
あったかいお風呂にはいって10数年を共にした自分のベッドはすごくよく眠れる。ただのホームシックな気もするけど、自分の本当の気持ちな気もする。
遠くに行きたいし何処にも行きたくない、何処にも行けないの。

世間が狭くて知らない人に知られていること見られていること、噂されることが嫌で、だからたくさん人がいるのに自分のこと誰も見てなくてキョーミない、無意味な喧騒が好きで早くその中に溶けてしまいたくてきた東京なのに。
戻ってきてからなんだかうるさくてたまらない。ほんとはね田舎だいすきだったみたい。ないものねだりってほんとに悲しいよね。

ふと、全部消してsnsも消してどこかに逃げ出したくなる。僕がどこにいるのかパパとママと友だちだけが知っていればそれでいいんじゃないかと思う。僕が生きてるのか死んでしまったのか君には分からなくなってしまえばいいと思う。生きてても会えないのなら、snsなんて無意味なんじゃないかって。

元気があれば 元気があれば 元気があれば 元気があれば何でもできるけど誰も見てないよーだ

なんだかちょっと泣いちゃいそうなんだ。

ただ君に会いたい、ただひとりぼっちになりたい。

いつか免許とろうかな。

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