マルチに遭いました②

エピソード①あらすじ
東京から京都に引っ越してきて近くに知り合いがいない私は、知り合いと彼女作りのためにフットサルチームに入り、メンバーと初めて夜ご飯に行った日、ゲイっぽい人にロックオンされたっぽかった。

■奥さん登場
フットサルのメンバーでご飯に言った翌週、フットサルに行くと非常勤講師Aさんと仲良く話す女性がいました。すぐにAさんに気づかれ、駆け寄ってきて仲良く話していた女性：奥さんを紹介されました。

非常勤講師Aさんもそうですが、奥さんも見た目はごく一般的な人に見えて、暗そうでもなければハシャぎそうでもなく、老けても若くも見えない「ザ・年相応」といった感じでした。
Aさんと奥さんは高校の時からの同級生ということだけ紹介され、去り際に連絡先を聞かれました。
このグイグイ感が嫌だなと思いつつも、奥さんがいるという証拠を目の当たりにしたのでゲイ疑惑はなくなり、連絡先を交換することにしました。
ただ、連絡先交換がAさんだけかと思っていたら奥さんとも交換することになり、（こういう時って奥さんは交換しないよな？）とちょっとピントの違いのようなものを感じました。

その後のフットサル中は特に話しかけられることはなく、同じチームになることもなかったのですが、フットサルが終わると案の定、夜ご飯に誘われました。
しかも「3人で行きませんか？」とのことで、奥さんもいるなら少し安心かと思いましたが、心の準備ができていなかったので明日仕事が早いということにして断りました。

その日家に帰ってからも
「平日は仕事終わるの遅いですか？」
「直近で空いている休日はありますか？」
とグイグイ来られました。
このあたりで何かの勧誘っぽいなと思うようになっていました。

■行事に誘われる
その翌週のフットサルは仕事で行けず、
更に翌週にフットサルに行くと非常勤講師Aさんがおらずで、
その翌週に3週ぶりに非常勤講師Aさんと奥さんに会いました。

その間もLINEでご飯に誘われ続けていましたが、Aさんが提示してくる日がピンポイント過ぎて仕事や歯医者の日が多く、本当に断らなきゃいけない日が続き、罪悪感もないままかわしていたのですが、その日は久しぶりということもあって向こうもかなり好戦的でした。

～休憩時間～

奥さん「あの、今週末は何か予定おありですか？」

（今週末・・クリスマスイブイブ（12/23）とイブ（12/24）か・・・彼女いないの知ってて聞いてるな・・・）

きゅうり「いえ、特には・・」

奥さん「そうですか！では、うちでご飯でもどうですか？」

（イブにいきなり家かい！ってか人妻が旦那いない時に独身男性誘うのってどうなんですか！）

きゅうり「え、でも今週末ってクリスマスイブですよね？せっかくの新婚のクリスマスイブなんで旦那さんとお2人でゆっくりされたらどうですか？」

奥さん「いえ、うちは全然かまいませんよ。賑やかな方がいいですし！」

きゅうり「いえ、私なんかが行っても賑やかになりませんし、かえってご迷惑ですよ。それにいきなりご自宅に伺うのは恐縮してしまいます。」

奥さん「そうですか？ご予定がないようでしたら当日でも構いませんのでご連絡くださいね。」

こんな感じのやり取りをしました。そのやり取りを奥さんから聞いたのか、フットサル終わりはAさんからのお誘いでした。

～フットサル終わり～

Aさん「今週末あいてるのであれば是非うちでパーティーしましょうよ。うちは全く迷惑とかじゃないんで！」

きゅうり「ありがとうございます。でもやっぱり家はちょっと・・」

Aさん「そうですか？なら来週年越しそばはどうですか？初詣でもいいですけど」

（そういうイベントってもっと仲良くなってから誘うんじゃないのかな・・）
きゅうり「ありがとうございます。ただ、年末年始は実家に帰るので」
Aさん「そうなんですか？実家どちらでしたっけ？」

（この前チームでご飯行った時に自己紹介で言ったじゃん。その情報も忘れてるのに初詣誘うのってどんな心境なん・・）

きゅうり「東京です。お盆とかにも帰らないので年末年始ぐらいは帰ろうかと・・」

Aさん「そっかぁ。じゃあ仕方ないですね。帰らないとかでヒマになったら連絡くださいね！」

こんなにもグイグイ来る誘いですが、断り続けると罪悪感がわいてくるのが不思議なもので、1回ぐらいご飯に行ってもいいかなと思うようになっていました。
これがマルチの手口なのかもしれないと思うと、やはり彼らもやりてでした。

次回決着です。

～つづく～