入鉄

1990年代の新宿駅の改札風景を動画で閲覧した。 駅員さんが切符には入鉄し、定期券は見せていた。きっとたくさんのキセルがあったのだろう。その後、ちょっと間、オレンジカード期間を経て、非接触の交通系ICカードが日常そのものになった。

翻って、現在でも四国にある県庁所在地では、切符を購入すると駅員さんがハサミを入れてくれる。そして、使えるプリペイドな非接触カードはローカルなカードのみ。全国区や地方に出回る交通系ICは使えない。キャッシュレス化を標榜する日本政府の目論見からは蚊帳の外にいる。

外国のスタッフがビジターで日本に来るときには、iPhoneにスイカをダウンロードしてくる。現地通貨でチャージができるので、便利だし、記録が残るので経費精算のときにも活用できると。しかしそれが、機能する、通用するのは、首都圏と呼ばれる地域のみ。インバウンドが消えた、蒸発したと騒がれれているけれど、本当にインバウンドの方々のことを考えたらとも思った。

今日の主題は、入鉄の過去だったけれど、30年前のことなんて、すっかりと忘れていた。 となると、あともう一回大きな技術転換に出会えるのかな?とも思ったりする。

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