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「プロダクトデザイナー」とは、「インダストリアルデザイナー」からの流れを組む、工業製品やクラフト、工芸などを含む立体のデザインをしているデザイナーをこう呼ぶと認識していた。が、ここ数年、UI系のデザイナーでプロダクトデザイナーという言葉が出始め、元祖プロダクトデザイナーの私としては、「ややこしいな〜」という印象を受ける。と同時に、誰が、どの会社が、いつ、このUI系のプロダクトデザイナーという言葉を使い始めたのか、そんな疑問が沸き始めた。最初に使った人は元祖プロダクトデザイナーの意味を知らずに使ったのか、知ってて使ったのか、という疑問を我らがchatGPTに聞いてみた。回答はこんな感じ。

UI系のプロダクトデザイナーという役割が普及し始めたのは、特にテクノロジー企業がユーザーエクスペリエンスと製品全体のデザインに対する重要性を認識し始めたここ10年ほどの間です。具体的に「いつから」「誰が」「どの会社が」という詳細な起源を特定するのは難しいですが、このトレンドの背景にはいくつかの要因やキープレイヤーが関与しています。」


予想される起源と影響力のある企業

1. Apple:
• Appleはユーザーエクスペリエンスとデザインの重要性を強調してきた企業の一つです。iPhoneやiPadなどの製品開発において、インターフェースデザインとプロダクトデザインの融合を推進してきました。
2. Google:
• GoogleはMaterial Designの導入を通じて、UIデザインとプロダクトデザインの一体化を促進しました。これにより、デザイナーが製品全体の一貫したユーザーエクスペリエンスを提供することが求められるようになりました。
3. Facebook:
• Facebookもまた、ユーザーインターフェースと製品全体のユーザーエクスペリエンスに焦点を当てたデザイン文化を持っており、この分野のデザイナーの需要を高めました。


予想される時期

2010年代初頭から中盤: スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスの普及に伴い、UIデザインとプロダクトデザインの重要性が急速に高まりました。この時期に多くのテクノロジー企業がUI系のプロダクトデザイナーの役割を導入し始めたと考えられます。


誰が使い始めたか

業界リーダーと影響力のあるデザイナー:
• Apple、Google、Facebookなどの大手テクノロジー企業に所属するデザインリーダーや影響力のあるデザイナーたちが、この役割の重要性を強調し、その普及に寄与したと考えられます。


結論

UI系のプロダクトデザイナーという役割は、テクノロジー企業がユーザーエクスペリエンスと製品全体のデザインに対する認識を高めたことにより、ここ10年ほどの間に普及しました。Apple、Google、Facebookなどの大手テクノロジー企業がこのトレンドの先駆者であり、そのデザイン文化と戦略がこの役割の普及を促進したと予想されます。

ということらしいです。確かにUXデザインと新しい意味のプロダクトデザイナーは近い時期にきき始めた記憶があり、セットで語られることも多い印象。ここで出てくるテック系大企業が名付け親なら、元祖プロダクトデザイナーの意味は十二分に理解していただろうし、社内にも多くのいるはずだが、なぜこの名前をつけたのかは腑に落ちない。
インダストリアルデザイナーという言葉の使用機会が減って、プロダクトデザイナーに置き換わってきたように、この元祖プロダクトデザイナーも時代の流れの中で、何か違う呼び方に変わるのだろうか?でもその時は何かの邪魔にならない、「ややこしいな〜」と思われない素敵な呼び名を考えて欲しい私です。


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