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自分のことが大好きな久川颯の話【都会の流行も科学の進歩も】

【※この記事は、2022年9月29日に投稿したものを誤って削除してしまったため、残っていた文章と記憶を頼りに投稿しなおしたものです……。】

こんにちは、まつもと詩織です。アイドルマスターシンデレラガールズで遊んでいます。

今回は、2021年までの久川颯から感じていた魅力について書き出してみました。

というのも、2022年に更新された「ストーリーコミュ」と「サマーサイダー」の中で、僕がなんとなく感じていた颯のイメージと合わない描写が多々あったため、自分の中の颯像を残しておこうと思いました。
よければ何かの参考にしていただけたら嬉しいです。

『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!』イベントコミュを読んでまず感じたのは「親しみやすさ」でした。新しいことを始めるドキドキとワクワク。それから話が進むにつれ、アイドルになれた実感を噛み締めるようなセリフからも親近感と微笑ましい気持ちを感じていました。

SR+[O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!]ホームセリフ

そして、颯は他人にしてほしいことを具体的に言ってくれるのが良いなと思いました。初めての仕事でもバンバン意見を言えて、それを汲んだスタッフの仕事を素直に感動して喜ぶ。Pやファンにも「好きになってね」「応援してね」「そしたらもっとすごいはーを見せるから!」とこちらの好意を受け取って力にしてくれる。そういうコミュニケーションの循環に入りやすく、応援していて気持ちがいい子なんですね。僕は自分のこだわりを通すよりも、誰かに役割を与えてもらう方が性に合っているので、僕にできることで少しでも颯の活動に寄与できることが嬉しかったです。

複数の仕事を経て成長を感じたことについて。
『comic cosmic』のイベントコミュのように、周りのアイドルの個性豊かなパフォーマンスを見て焦ってしまう様子もありました。しかし、ステージ袖からお客さんを見て、先輩の言葉を聞いて、今回の仕事は自分の得意分野だと、本番前に気づくことができました。偉すぎる。

『VOY@GER』のイベントコミュでは、「歴の浅い颯に未来の象徴になってほしい」という選出理由に応えることに加えて、もうワンステップ上のお願いとして、「自分がこの曲を歌う意味」についても考えてほしいとPに頼まれます。みりあとみくの誘いで宇宙博物館に出向いた颯たちは、ガイドさんの話を聞きながら壮大なテーマを自分事として考えていました

VOY@GER第2話『Record of life』より
VOY@GER第4話『Endless voyage』より

そして自分にとってのこの仕事をする意味を見つけて、レッスンでじっくり磨く時間も取れました。コミコズからの成長も感じますし、新しく触れたものを自分なりに噛み砕いて指針にするプロセスにはワクワクするものがあります。「自信もあるしその分努力する」という初期のセリフを体現するような成長ぶりに、やっぱり久川颯はすごい、僕たちの誇りだ、と改めて感じました。

SR+[O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!]ルームセリフより

周りの様子を見て自分で考えられる、というのはアイドルになる以前もそうだったんじゃないかと思っています。
双子の姉、凪とはよく比べられたけど、両親はそういうんじゃないということも言っていました。

SR[comic cosmic]特訓エピソードより

おくサンの時点で2人は「私は私で君は君、違って当たり前」ということを、もう分っていました。それは、双子だからと比べられる場面にも出くわして、「両親の振る舞い方がありがたいものだったんだなあ」と気づけたからなんじゃないか。と推測しています。それでいて、比べられることについても嫌がっているわけではなく、ライバルが増えたことに挑んでいく気持ちがすごい。

SR[comic cosmic]特訓エピソードより

アイドルになってすぐ、N特訓前の親愛度MAXセリフでも、滅多にもらえないチャンスをくれたPに感謝しています。周りを見て、自分がどう恵まれているかを理解できるすごい子です。(だからこそ凪は、颯をサポートしていることがバレないように動いている部分があるのかもしれない)

N久川颯 親愛度MAXより

あとは、双子の在り方が独特なところも面白いです。楽曲『O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!』の歌詞にも表れている通り、「自分と相手が違って当たり前だともう知っている」ことも窺い知れるイベントコミュでした。

その上で、今まで一緒だったことが別々になる寂しさ、だけど別々だからこそのそれぞれの良さがだんだんと見つかっていく楽しさ。こういうお話は個人的に新しい感覚だったので、よく見ないと置いてかれるぞと思ったものです。おくサンエピローグの凪の「ずっと一緒だったら……はーちゃんはきっと、楽しくありませんでしたね。」というセリフには、颯への募らせた願いがこもっているように感じました。この子の周囲との接し方に学ぶことは多そうだと思い、その後主に注目していたのは凪の方でした。

新しい感覚、というところでもうひとつ。おくサンでは新人が初仕事に挑戦するというシチュエーションでありながら、何かトラブルが起こるとか、厳しい言葉をかけられるとかが無いお話でした。新しい場所にワクワクして、これから関わる人と顔を合わせて、双子じゃない、アイドルユニットの2人の良さを見出していく、そういう気持ちのいいコミュでした。僕にとってこういう軽快さは新鮮で、シンデレラ7年目で久しぶりの新アイドルが、新しい時代のアイドルコンテンツを見せてくれるんだ、と期待しました。凪は現在、デレステ7周年合わせの楽曲でセンターも務めていますね。素晴らしいです。

前後して申し訳ないですが、改めて颯が事務所の代表の一人に選ばれた『VOY@GER』です。
SSR[オンタイム・ハーモニー]で、「都会の流行」の移り変わりを見ながら「自分もアップデートしていくぞ」と意欲を見せていた颯は、そういう影響を「科学の進歩」からも受け取ります。

SSR[オンタイム・ハーモニー]特訓エピソードより
SR[VOY@GER]ホームセリフより

僕は科学というものに憧れを持っています。長い歴史で多くの人が検討し積み重ねてきた知識や理論、その堅実さと安心感。流行のように刹那的な波に乗る楽しさも良いですが、より普遍的に使える道具を駆使して問題に挑む面白さをもっと知りたいなと思っています。

そんな科学技術に触れて仕事に挑んだ颯は、新時代というよりも、より普遍性の高い「チャレンジと進化のプロセス」そしてそれらに伴う感情を伝えるアイドルとして、みんなに知られていくんじゃないか。という予感がしました。自分が好きで、周囲のおかげでそう居られることを知っている颯が、たくさんの人が積み重ねてきた歴史の先端に居ることを意識して、今の自分の活動をする。初期のイメージを継ぎつつとても良い発展をした回でした。

今をめいっぱい楽しめる感性を持ちながら、持ち前の行動力と親しみやすさでどんどん他人を巻き込んで、色んな世界に触れていく。ファンやPに言葉を尽くして褒められながら、「自分を見つめる材料」も集めて、過去を再解釈したり、目標の解像度が上がったりしていく。そんな楽しくて優しくて特別な営みの物語が僕は好きです。

最後に、今回の話を踏まえてはーちゃんに歌ってほしい曲をひとつ紹介します。

みんなの涙が同じaccelerandoで
ふわりふわりと落ちてゆけるようにしよう
少し斜めのこの塔の階段を
(少し斜めのこの塔の階段を)
(少し斜めだけれども)
ひとつひとつ運ぶよ
(さぁ運ぼう)
(歌いながら運ぶよ)
「いち、に、さん、しのご!」

「斜めの塔」(歌詞編)  http://honoduki.blog138.fc2.com/blog-entry-16.html

はーちゃんがみんなにインタビューして回りながら、合唱素材の提供をお願いするお話が浮かびました。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。これからもはーちゃんをよろしくお願いします!

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