テレビ番組とヤラセ問題
テレビ番組でヤラセ問題が時々発覚し、世を賑わすことがある。
ヤラセの発覚で打ち切りになった番組も少なくないだろう。
ところで、このヤラセは一体何がいけないのだろうか?
ヤラセ問題が話題となるのは、たいていバラエティ番組である。
バラエティ番組の主な目的は「面白い番組であること」でしょう。
これを達成するために、ヤラセが一つの手段として用いられることは許容してもよいのではないだろうか。
バラエティ番組内で、それぞれの役割を演じるているのだから。
バラエティ番組は新しい知識を発見することも、スポーツの様に技量を競い合うことも目的ではない。
(もちろん競い合うこともあるが、それも面白い番組を達成するための手段としてであろう)
極端な例だが、芝居とバラエティ番組の構造は同じようなものだ。
それぞれ、台本にそって物語が進んでいく。
芝居には出演者それぞれに役割があり、出演者はそれを演じる。
この演じるという行為は一種のヤラセといえよう。
だが、このヤラセを責める人はいない。
芝居だから、出演者はやらせれて当然、と視聴者が考えているからである。
ところが、バラエティ番組になった途端、このヤラセは許されないものとなる。
バラエティ番組のヤラセに寛大になってもよさそうなものだが・・・
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?