見出し画像

加藤路瑛の1日(2021年9月20日〜)いつか冷たい決断を。そんな僕の日常。


加藤路瑛の日常(会社経営や高校のこと、プライベート)を赤裸々に1週間単位でお届けするnoteです。月曜日・火曜日は公開中。

9月20日(月)

クラウドファンディング公開から6日目。パーカーの試着会を行いました。事務所に完全予約制で15分ずつ10枠用意しました!なんと10枠全部予約が入りました!ただ、予約の受付設定は前日夜までにしていたんですよ。なので、当日予約された方へ、たぶん、予約時間超えてますって感じの自動メールでも届くのかな?残念ながら、当日予約された2組の方がいらっしゃいませんでした。本当にごめんなさい。次回は当日予約もOKにしようと思いました。

ということで8組の方がご来場くださいました!親子で、ご夫婦でいらっしゃった方、子どものために試着しにきた方。みなさんの服の困っている部分のお話がきけたり、袖を通した時に「ああ、気持ちがいい」っていう言葉をきけけたり。買い物はネットで十分という気持ちもあったけど、直接会って話をしたり、言葉や表情が伝わるって半端ない。

もう全ての生活がなんなら仮想空間でもいいとすら思っていたけど、いや、リアルは半端ない。感覚過敏な僕たちは、服だって試着できないと着れるかどうかわからない。1000円くらいなら、ダメでも諦められるけど、数万もするものは諦められない。そういう買っては着れなかった悲しみを何度も繰り返している方々がいる。

だから、生地はサンプルも用意しているし、試着会もやる。触覚や味覚がオンラインにのって体験できる日もいつかはくると思うけど、今は実際に触ることが重要だと思う。

動物が生きる上で触覚はめちゃくちゃ大事だと思う。毛をなくし、服を着るようになった人間の皮膚感覚はたぶん、めちゃくちゃ鈍感になってきていると思う。そんな中、触覚が過敏な僕たちは、人間の生存においてどんな理由があるのだろうか?単なるバグなのか?

母は言う。「感覚過敏は人間が生き残るための進化だよ」と。

味覚過敏な僕は、食べ物の警戒心は強い。多くの人が食べるもを食べないかもしれない。その食べ物が人間に悪いものだった場合、食べなかった人間が生き残る。基本はマジョリティーが強いが、絶滅しないために人間は、多様性を残している。

そんな話を母がしてくれたことがある。人間が絶滅しないために、大多数が選ぶものを選ばないようにプログラムされた人間が一定数存在する。問題がない世界では圧倒的に不便で不利な生活を送ることになるけど、本当に人類の絶滅回避プログラムが働いているのだとしたら、まー、こんな不便な体に生まれてきたことにも意味があるってことにもなるかもしれない。

9月21日(火)

午前中に1つオンライン会議。内容、公開エリアじゃ書けない・・・1ヶ月後に公表できることですが、とある感覚過敏に関するプロジェクトに関わらせてもらっています。少しずつ、感覚過敏がある人たちのことを考えてくれる企業が出ている。

去年もとあるメーカーさんの新規開発に参加させていただき、僕の過敏な五感を利用して商品の性能評価をさせてもらったことがある。少しずつ、五感にやさしい世界がうまれている。

そして、このオンライン会議に、前からお近づきになりたいと思っていた方が参加されていて「!!!!!!!!」となりましたよ。僕はどこまで運がいいのでしょう。会議が終わったあと、速攻DMさせていただきました。でもって、2人でオンラインで話そう!とお時間までいただくことに!

僕が本当に運がいい人間です。特に「人との縁」に関してはめちゃくちゃにいいと思っている。もちろん、残念な出会い、出会わなかった方がいいご縁もあるわけで、そういう部分に多少のトラウマ的な心の傷もないわけではないけど、それ以上に「出会えたこと自体に感謝したい」というような強運を持っています。今回も運を使ってしまいましたw

午後は、肌着メーカーさんと打ち合わせ。パーカーの次は、肌着を作りたいのです。縫製会社ってなんでも縫えるわけでなく、それぞれが専門や得意分野を持っています。ワイシャツやスーツをメインにしているところ、Tシャツなどのニット素材をメインにしているところ、下着専門、赤ちゃん専門など。

なので、パーカーを縫製していただく工場は肌着系は得意ではない。だから縫製代も高くなる。日常使いをする肌着に5000円払う人は少ないだろう。このままいくとマジでそうなる。それを避けるために、肌着専門の縫製工場さんを探す。

今回、いい工場さんがみつかりオンラインミーティングをしました。これもご縁だと思う。そして、この工場を見つけてコンタクトし、会議日程まで調整してけたのは、感覚過敏研究所スタッフ1号の方なのです!この方もめちゃくちゃ僕にとっては、いい出会いです。

事業をやるのは、一人でできることなんて本当に少しで、ほぼ「最高のご縁」で成立している。この最高のご縁をどこまで最高にできるかは、僕の実力なのか運の力になるのかはわからないけど、かかわってもらった以上、良い結果につなげたい。

以前、お会いした方に、「自分が儲からなくても、かかわってくれた人は儲けさすこと」と言われたことばを最近はよく思い出します。自分だけ儲かればいいわけではないが、たとえ自分に利益が残らなくても、仲間になってくれた人が損をしないようにすること。たぶん、仕事にはこれが大事で、信用を重ねることで、さらに良い出会いがあるのだと思う。

さて、水曜日からは有料エリアです!

ここから先は

6,589字

¥ 300

このnoteが役に立ったり、面白いと思っていただけたらサポートいただけると嬉しいです。100円からサポートできます。よろしくお願いします。