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抑圧と衝動2

自分を開示することは、
そうそう居心地の良いことではないですけどね。

でも、そうもいってもいられないので、
ちょっとばかり自分の話など。

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私には2人の子供がいるんですが。

一人目を妊娠した時にふと、
「もうしばらく音楽はできないな」
と思っていました。

特に、思うように声が出なかった
歌(声楽)に関しては、もう潮時かなとも。

諦めのような。。。

でも、それは全く見当違いなことだと気づかせてくれたのは、妊娠したからこそなんですよね。

子供たちが私が歌うことを、
応援してくれてるんだと。

そんな風に拡大解釈すらしていて。

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十月十日(とつきとうか)

「待つことが母親の仕事です。」
なんて言われましたが、

妊娠中のその時間は、
ただ「待つ」だけでなく、

どうしようもく変化していく自分を
受容する時間でもありました。

未来を信じて待つ。子も私も。

子どもの成長も凄まじいが、
私の身体の変化も凄まじかった。

受精胚育てるインキュベーションって、
名付けてましたけど
(当時は理系の研究室勤務でした)

受精卵が3kgのヒト胎児に成長するわけで。

母体はそれを育むために変化を繰り返す時間

十月十日(とつきとうか)

大きくなるお腹、血量の増加、基礎体温の上昇、ホルモンバランスの変化

そういう医学的な着眼だけでなく。

私の変化の顕著さは、実は歌にありました。

出したい声が出たこと
歌いたい歌が歌えたこと

そう!あの頃、めっっちゃ歌えたんですよ。

私、本当は声でるし、歌えるんじゃない!?

そうなんです。妊娠中に声が変わったし、
今まで歌いたかったオペラのアリアが、
歌えるようになって。

妊娠中のどうしようもない変化は、
意外なところにも及んだのです。

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一体何が起きたんでしょうねえ?
リケジョ的に客観的に紐解いていこうと思います。

妊娠前と妊娠後の私の姿勢を見ると、
一目瞭然なんですけどね。

妊娠前後での姿勢変化



お腹が突き出ることで、
反り腰が緩和した
腰から首まで一直線になった

平たく言うなら
姿勢が良くなったんですより

そうしたらばですよ!
劇的に声が出るんですよね。

逆にいうと、姿勢の悪さってそのまま
ダイレクトに声や歌に影響するんですよね。

妊娠前の私は、夙夜夢寐、仕事でパソコンをつかってまして。
典型的な、オフィスワーカーの姿勢といいますか、
ストレートネックからの反り腰。

確かにこれでは声が出ない訳です。

また、妊娠中ってそもそも「リラクシン」というホルモンが出て、体が柔らかくなるんだそうです。

そのおかげか、肩凝り、腰痛、ガチガチだった私の体が、
リセットされたような。

なんとも、体が楽だったんですね。

もっと言うなら

声を出すために使うインナーマッスルと
出産に使うインナーマッスルって割と似ていてですね。

めちゃくちゃ安産だったんですよね。

#妊娠中に歌うすすめ

そんなわけで。
一人目も二人目も

妊娠中は歌ばかり歌ってました。

出産したら、舞台で歌おう!
憧れのオペラの舞台、市民オペラの合唱で参加しよう

そんなことをぼんやり思いながら、

あの時の私は、自分に「歌っていいんだ!」と
許可を出せたことが嬉しかったんですよね。

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さて、抑圧と衝動

「歌ってはいけない。私は歌う価値などない。」
という抑圧と

「でも、歌いたくてたまらない」
という衝動と

私にとって歌うことは
抑圧と衝動の隣合わせだったわけですが、

二人の子供たちを妊娠することで、
自分の潜在的な力を知って、

少し自分の衝動に許可を出せたのですよね。

そんなわけで、まだまだ続く。

#クリスタルボウル
#ヴォイスヒーリング
#歌うリケジョ

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