Re:ゼロから始める仮想通貨bot(自動売買システム)の作り方～第四回仮想通貨botを作る準備をしよう(3)～

2021年8月13日 11:26

こんにちは、JINです。Twitter IDはこちら

AWSを利用した仮想通貨botの環境構築の手順

今回はbotを動かす前準備として、AWSを利用したAmazon Linux+Cloud9連携およびPython環境構築を説明したいと思います。少し専門的な用語になりましたが前回でいうと

2. クライアントを動かすPCの用意
3. プログラム言語のインストール

の部分です。PCにはLinuxやWindowsなどのOSがインストールされています。今回のbotはLinuxをインストールしたPC上で動かします。理由はcloud9でbotの運用をしたいからです。cloud9とは、Chromeブラウザ上でbot環境にアクセス出来る便利なツールです。Windowsで運用するとその辺の環境作りが少し難しいのでLinux+Cloud9の方が馴染みがないとしても総合的には楽になると思います。

※自宅のWindows PCなどでbotを動かす人は下記の手順の「番外編 Pythonの環境構築（Windows）だけ実行してください。但し、今後の記事でCloudl9やLinuxの操作が出てくる所はWindows上の操作で実行する必要がありますが特にそこは説明しないと思いますのでご自身で調べてください。
※クラウドサービスを使う事でコストがかかる可能性がある事に留意願います。私の言う通りにしたらAWSからお金を請求されたとか言われても責任は持てないし代わりに払いませんｗ一応無料枠のリンクを紹介しますが、それの期限が来ても月額数百円、いっても1000円とかのレベルです。（動かすbotのリソース消費量に依存します）

以下は環境構築のざっくりとした手順です。最小限の手順なので、その他セキュリティなどが心配な人は独自に調べてください。基本的にはデフォルトのままでも変な事をしない限りは安全ですｗ

1. AWSアカウントの取得
2. Cloud9を利用したPythonを動かすためのLinux環境構築
3. Pythonの環境構築（Amazon Linux環境）
番外編 Pythonの環境構築（Winodws環境）

1. AWSアカウントの取得

以下のリンクを参考にAWSアカウントを取得してください。初めての方はある程度無料で利用出来るみたいです。

2. Cloud9を利用したPythonを動かすためのLinux環境構築

ChromeブラウザでAWSのコンソールにログインします。上部の検索に「Cloud9」と入力すると下部にCloud9が出てくるのでクリックして移動。

Create environmentボタンをクリックする

任意の名前を入力してNext stepボタンをクリックする

下記をNeverに変更して他はそのままでNext stepボタンをクリックしてしばらく待って以下の画面になったら完了。

背景色を変えたい場合、右上の歯車を押してThemesをクリックして好きな色に変えます。私は白派ですｗ

画面構成について簡単に説明すると左側がディレクトリを表示していて、右クリックするとメニューが出るのでフォルダやファイルを作成できます。ファイルの上でダブルクリックすると右側の上部に内容が表示されるのでそこで編集作業を行います。右側下部はシェルプロンプトといってLinuxのコマンドを実行します。Cloud9は高機能なので色々な操作を覚えると効率よく作業が進められるのでおすすめです。