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ファイル2:鋭い鉤爪の恐竜UMA【ブルンジョア】!

今回は【ブルンジョア】です!

(画像出典:Saberrex、画像下半分をトリミング)

ブルンジョア

ブルンジョアは恐竜型で鋭い鉤爪が特徴の未確認生物です。
全長は約6メートルで、後ろ足と比べると短いながらしっかりとした鉤爪のある前足を持ち、体はまだら模様の入った茶色で羽毛に覆われているといいます。
この「ブルンジョア」という名前ですが、バスク語で「咆哮」を意味する「ブールンホー」という言葉から来ている可能性があるそうです。

目撃の状況

この未確認生物が見られたのはいずれもオーストラリアでのこと。

1957年、マッカーサー川の近くにある牧場で、飼育されていた50頭ほどの牛たちが突然パニックを起こしました。牛たちをなだめようとしていた牧場主は、この時聞いたことのない叫び声を耳にし、背の高い怪物も見ています。
翌日、牧場主が牛の様子を見にきたら、数匹の牛が殺害されており、そのうちの何匹かは半分ほど食べられていました。

1978年、森で遭難したブライアン・クラークという探検家が、仕方なく野外で寝ていたところ、雷鳴のような音と地鳴りで目を覚ましました。これがブルンジョアの足音だったのではないかという意見があります。
ただ、恐竜の骨は空洞が多く軽量化されているので、見た目通りにブルンジョアが恐竜だったなら雷鳴や地鳴りのような足音がするのはおかしいという指摘もあります。

1980年、牧場の牛が殺害され持ち去られる事件が発生。牧場主のチャールズ・ウォーターマンはこのとき6メートルでまだら模様の入った怪物を目撃しています。

1985年、旅行でローパー川を訪れた家族が、羽毛に覆われた6メートルの恐竜型生物を目撃しました。

2011年以降、ブルンジョアの足跡だという三本指の足跡が報告されていますが、ここから推測される大きさは報告されているブルンジョアより大きいようです。


正体は?

オーストラリアに現れることや鋭い鉤爪を持っていることから、正体は、メガラプトル類の恐竜アウストラロヴェナトルやラパトルの生き残りではないかといわれています。

アウストラロヴェナトルの3Dモデル(画像出典:Пётр Меньшиков)

アウストラロヴェナトルの色はわかっていませんが、偶然にもこの3Dモデルの色は報告されているブルンジョアの特徴とピッタリです。

しかし、アウストラロヴェナトルが生きていたのは9500万年も昔です。9500万年前から現在までの間には、白亜紀末の大量絶滅(6600万年前)もありました。
このような環境の大激変の時は、体が小さい方が有利。たとえ9500万年前ではなく6600万年前まで生きていたとしても、6メートルもあると生き延びることは難しかったと思います。

残念、恐竜説はここで脱落。

ブルンジョアの正体を考える時、重要な情報があります。
このブルンジョアというUMAは、レックス・ギルロイという未確認生物研究家が初めて報告し、それ以降もギルロイ以外の未確認生物研究家や地元住民が報告したことがないのです。
他の未確認生物愛好家が本を書く時も、ギルロイの情報を自分の言葉にして書くだけで、新たな情報は追加されていません。

私は、ブルンジョアという生物はギルロイの創作だったのではないかと思います。

結論

残念ながらギルロイ氏の創作の可能性が非常に高い。

そうそう、本文に出てきた恐竜「アウストラロヴェナトル」ですが、140万円くらいで置き物を買うことができます。
お金に余裕のある人は買ってみては?笑


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