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思いつき① 染色体

無性生殖も有性生殖も、
遺伝子自体が変異する確率は、同じな筈だ。

なので、無性生殖をする生物が、いずれ進化して性別を持ちだすのは当然だろう。
そして、有性生殖する生物のx, y染色体の内どちらかが突然変異して、第三の性別が生じても可笑しくはない筈だ。

微生物なら七つくらい性別あるよーとか、多細胞生物で軟体動物とか魚は、雌雄同体とか正真正銘の性転換をするやつおるよーとかは、聞いたことはある。

ただ哺乳類といった高等動物へ向かうにつれて、そういった話を聞かなくなる。
哺乳類はかなり性別が固定的で、雄雌しか見たことがない様に思う。
生殖速度が遅く、子の数も少ないから、変異が伝播する機会が少なくなり、第三の性別を持つ個体が広まらず、人が見つけられぬのだと、それらしい説明で片付けるのは容易い。
しかし、全ての哺乳類のx, y染色体が今迄一度も変異しないというのは、些か可笑しいのではなかろうか。

(無性生殖は基本同じ染色体を複製するが、コピーミスを持って生まれた個体が子孫を残せば、ちょっとした進化をすることはできる。たしか突然変異がそんな感じ。
有性生殖は既に持っている多種多様な染色体を、組合せているので、1世代でも形質の変化が出やすい。しかし染色体自体の変化が頻繁に起きている訳ではない。
つまり、突然変異の可能性は、環境が一緒なら無性も有性も同確率である。)

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