女性理事と同時に女性指導者を増やすべき

森喜朗委員長の失言で女性理事の少なさ割合がクローズアップされ始めた。


私が思うに理事も勿論だが、女性指導者が増えない限り今回の失言のようなことが繰り返されるだろう。そして、いつまでも旧態依然の老害と男社会のスポーツ界からの脱却は無理だろう。

東洋の魔女に大松博文監督、高橋尚子選手に小出義雄監督、吉田沙保里選手に栄和人監督…。

名選手誕生の影に名指導者あり。私はこの功績を否定はしない。しかし、いつの時代も女性選手の指導するのが男性指導者ばかりというのに違和感を覚えるのは私だけだろうか?

この現実こそ日本スポーツ界の旧態依然を如実に表しているとかと。

異性間では理解し合えないことや話しづらいことがある。その内容が選手生活において重要なこともあるだろうし、私は基本的に選手と指導書の関係は同性同士の方が良いと考えている。恐らく私と同じ考えの方々も少なくはないはずだ。

しかし、昔より増えてはいるが女性指導者の数は微々たるものである。

優秀な女性指導者は日本に存在しないのか?そうではなく、自分の仕事の場を守るために女性の進出を排除してきたのだ。

日本スポーツ界の歴史とは人間の器が小さい男が、能力ある女性を排除した歴史とも言えるかと。それが森喜朗委員長の発言で表立ってしまったように思える。

今は森喜朗委員長の発言を否定的にマスコミは捉えている。しかし、女性指導者の少なさを特に問題視せず、逆に女性選手と男性指導者の構図を美談にして『感動の押し付けと安売り』運動を展開してきたマスコミは森委員長と同罪とも言えるだろう。

何度も言っているが、日本に五輪を開催する資格はない。直ちに中止を発表するべきでだ!

そして、中止の代わりに日本スポーツ界の問題を徹底的に洗い出し、スポーツ庁なりが音頭を取って抜本的な改革に着手する2021年にするべきである。

今やらないでいつやるの?

でも、橋本聖子大臣や山下泰裕JOC会長は勿論、室伏広治長官までもが森喜朗委員長のイエスマンに見えるし。何より、日本おいてスポーツは娯楽ではなく『マスコミや電通が設けるための道具』だから、改革は夢のまた夢だろうが、改革しなければ日本スポーツ界に明日はないだろう。

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