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MMAの技術の進化や移り変わりを感じながら試合を観るのが楽しい。

2023/07/20のじりラジオの内容を文字起こししたものです。

読むじりラジオメンバーシップ始めました。
2023年6月以降の有料記事が全て読めます。
どんどん更新していく予定です。
よろしくお願いします!

https://note.com/crusher_mma/membership?from=self

音声で聴きたい方はコチラです↓
https://stand.fm/channels/5f5e1d87f04555115d0dc503

川尻達也のじりラジオ。
はい。みなさんどーもです。

このラジオは茨城県つくば市並木ショッピングセンターにある初めての人のための格闘技フィットネスジムFIGHT BOX FITNESS代表の川尻がお送りします。
今日もよろしくお願いします。
一人で収録してます。

今水曜日のお昼です。
いつもジム終わった後、夜遅くに収録してるんですけど今日はジムオープン前に収録してます。
いよいよ2週間後に迫った超RIZIN.2、僕も解説として参加します。
僕はBellatorパートの3試合だけ解説です。
マゴメド・マゴメドフ対ダニー・サバテーロ。
堀口恭司対神龍誠。
パトリッキー・ピットブル対AJ・マッキーの3試合の解説をする予定なので、後半のRIZINパートはフリーなんですよ。
なのでRIZINパートはイチRIZINファンとして会場で楽しみたいと思います。
家族も観に行く予定なので家族でRIZINを楽しんできたいと思います。

もうチケットはほぼソールドアウトみたいなのでU-NEXTで配信されるPPVを観ていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

そんなわけでレターもいきましょう。

“いつもお世話になっております。Y口です。
ずっと聞こう聞こうと思いつつ忘れていたのを思い出しましたので、こちらで質問致します。
じりラジオかジムで言ってたのか忘れてしまいましたが、以前川尻さんが「パンチのブロッキングは、MMAには向いていない」と言ってた記憶があります。その理由を教えてください。僕の記憶違いや聞き間違いであればスルーしてください。
よろしくお願いいたします。”

ありがとうございます。
これは言っていた記憶ありますね。
多分僕がUFCに在籍した頃の話ですかね。
当時はスタンドの打撃の距離が遠かったんですよ。
僕が網膜剥離で休んでいた頃に何回も何回も映像を観て参考にしていた選手がコナー・マクレガーとリョート・マチダなんです。
マクレガーやリョートの距離感と攻め入る角度をすごく研究してて、当時のUFCは若干今よりも距離が遠くて、ブロッキングでディフェンスするというのも距離で外してディフェンスするのが多かったんです。

だからそれを参考にしてて、あとやっぱりブロッキングだとMMAグローブが小さいのでブロックを固めてもガードの隙間から入ってきちゃうっていうのがあったので当時はそう思ってました。
ただ今はちょっと変わってきてますね。
今のMMAは近い距離でも勝負するようになってきてます。
日本のMMAではまだちょっと距離が遠いのかなと思いつつ、UFCではすごく近い距離での勝負が増えてきてるんで、そういう中ではしっかりパーリングとブロッキングができる事が必要となってくると思います。
このブロッキングもキックボクシングとかで見られる足を止めてガードをグッと上げてやるブロッキングってよりは動きの中でしっかりブロッキングで対応するっていうのがベストなんじゃないかなと思いますね。
足止めてガード上げるだけのブロッキングだと、僕だったら間違いなくガード上げている中にタックル行くのでテイクダウンされやすくなります。

動きながらステップしている中で来たところをブロッキングで受けて返すとか、そういう動きが必要なのかなと思います。
昔からブロッキングで言えば、PRIDEやUFCで活躍したクイントン・ランペイジ・ジャクソンが上手い選手として思い浮かびます。
ランペイジはブロッキングからの左フックや右フックでヴァンダレイ・シウバとかをKOしてます。

当時からブロッキングが上手い選手はいたんですけど、どっちかというと距離で外す選手が多かったかなと思います。
もう7年くらい前でしょうか。
そこからMMAはどんどん進化してきて、今は本当に近い距離で手数の多い試合も増えました。
昔は連打、3連打以上したら組まれるリスクがあるからとか言ってた時代もありましたけど、今は近い距離でガンガン打ち合う試合も増えたと思います。

そういう中ではしっかりしたブロッキングも必要だと今は思ってます。
だからそれを言ったのは昔ですかね。
今はしっかりブロッキングも必要だと思ってます。
この技術の進化を見るのが一番楽しいですね。
UFCも今年で30周年で、MMAってまだ歴史が浅い競技なので、どんどん技術が進化していって、新しいスタイルを確立していって、昔当たり前だったスタイルが通用しなくなって、また新たなスタイルができてきたり。

打投極ってありますけど、今まで寝技全盛だったのが打撃全盛になって総合的な戦いをするようになり、そこから突出した武器で戦うようになったりとか、今は組技が強い選手ハビブ・ヌルマゴメドフのような選手が出てきて組技で相手をドミネートするような選手が増えたり。
そういう移り変わりとか得意な武器で勝負する選手がどんどん増えていってすごく見応えが出てきたと思います。
一時期画一化っていうかMMAってこうだよねってスタイルになった時期も一瞬あったと思うんですけど、そこからそれプラス自分のスペシャルな武器で勝負するという時代が来て、今そのスペシャルな 武器があまりにも高レベル過ぎて驚くんですけど、そういうのを観るのが楽しいです。

そして無料部分は短めにして、ここからメンバーシップで有料部分でお話ししていきたいと思います。
何を話すかというと先日行われたK-1の新体制の会見を受けて僕の感想を話していきたいと思います。

公の場で言っちゃうと賛否両論起こって面倒くさいのでこういう自分の考えは今後メンバーシップで話していこうと思うのでよろしくお願いします。
メンバーシップに興味あれば入会してください。
ありがとうございました。

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FIGHT BOX FITNESS代表 茨城県つくば市並木ショッピングセンター 初めての人のための格闘技フィットネスジム RIZIN・Bellator・UFC解説者 ジムトレーナーや解説者として格闘技の楽しさを伝えていきます。