見出し画像

カードであの塔を登ろう「Slay the Spire」

こんにちは、クルーマーです。前回のゲームはどうでしたかね。皆さんの興味が湧いたら幸いです。必ずしもプレーしろというわけではなく、最近話題のゲーム実況とかでゲームを観て面白そうと思って下されば十分です。

個人的には実況とかあまり好きじゃないけど、考え方人それぞれだし、実況好きな人は別にいいんじゃね?とも思う。

のぼれ!すすめ!高い塔、「Slay the Spire」

今回のゲームは「Slay the Spire」というゲームです。ジャンルはCardRogue-like(ローグライク)ってところです。ローグは初めてのPCグラフィックRPGゲーム「Rogue」というゲームで、一度ゲームオーバーすると最初からやり直しのゲームでした。そのゲームを似せて、「ローグの様な」ゲームという意味です。
最近のローグライクは、ゲームオーバー時のスコアを貯めて新しいコンテンツを追加させるの等を加えて、プレーするたびに新しくなり最後まで走らせる魅力を出すことが多いです。
このゲームはEarly Accessという形でSteamに発売されました。Early Accessはつまりαバージョンのゲームを先に出して、自分たちの作るゲームのコンセプトをプレイヤーに知らせ、ゲームの開発費用を募金し、完成後にある程度の報酬(完成版ゲームやグッズ、制作クレジットに名を乗せるなど)を与えるという感じです。
それで冒頭で言い切ってしまいますけど、今年のインディーズゲーム1位です(は?)。まあ、そんな記事とか発表とか出てませんけど、これほど世界的に大ヒットしたゲームは自分の知る限り無いです。Early Accessで数ヶ月後、莫大な数のパクリゲームが(言い方...)登場しました。近いうちにStS-likeみたいなジャンルが出てもおかしくないぐらいです。

冒頭から長ぇーって思う方、すみません始めます。

敵に抵抗するでー!どうやって?カードで🃏💥🃏

このゲームの目的は、あるの頂上に登るということです。その塔には敵が出てきて、キャラクター特有の行動が記されたカードを用いてバトルを繰り広げます。

画像4

プレー中、最も多く見る画面がこちらです。自分のキャラクターや敵、自分のステータスとカードの様々な機能が見えます。

プレイヤーはキャラクターを選び、3つのレベルがある塔を登ることになります。キャラクターを選ぶと固有な基本のカードセットを持ってゲームを開始します。キャラクターごとにHPも、プレータイプも異なります。

画像1

まずは、基本!戦士のアイアンクラッド。最初からアンロックされていて、まさに初心者にも優しく、また奥深いカードを持ってます。基本としては筋力を貯めて、強カードで叩きまくる!というタイプです。

画像2

次は殺し屋、サイレント!状態異常のや特殊カードの「ナイフ」を用いて敵を圧倒するタイプ。しかし、防御が少し難しいので体力にはご注意!

画像3

最後の機械人形、ディフェクト!周りに浮かぶ球体の自動発動解放効果を用いるタイプ。少々難しい熟練者向けです!

画像22

実はもう一人、ワッチャー!まだ開発途中のβキャラクターです。
バトル中に姿勢(スタンス)を変えながら挑みます。実装まで乞うご期待!

タイプと言いましたが、あくまでガイドラインに過ぎず、プレースタイルはそのプレーの状況を見て決めましょう!

ゲームのAΩ、カードについて

カードには名前コスト効果説明が書いてあります。様々なカードがあり、異なる種類のカードはタイプで分けられます。
キャラクター固有の色をしたキャラクターカード、全キャラ共通の無色カード(状態異常や特殊効果)、悪い効果の呪いカード(黒いカード)があります。普通、キャラクターカードは複数色得ることはなく、一色のカードで進めます。(イベントなどの例外あり)

画像23

キャラクターカードのレッドカードです。キャラクターの特徴が記されています。他のキャラクターには各々グリーンブルーカードがあります。

画像19

キャラクターカードと異なる面白い効果や、そのバトルでの一時的なペナルティーを与える状態異常等がある無色カード

画像18

一回のプレー全般に渡って悪い影響を示し、対価無しでは逃れられない呪いカード(黒)なるべく取らないように動きましょう。

そして、タイプですがアタックスキルパワーの三つが主に使われ、呪い状態異常があります。
アタックは言葉通り、敵への攻撃をメインにするカードです。
スキルは種類が多く、防御やドロー、バフ/デバフ等があります。
パワーは使用後、そのバトルが終わるまで効果を発揮するもので、毎ターン追加ドローや敵にダメージを与える、スキルカードのコストを0にする等があります。
状態異常や呪いは基本使用不可なカードでターン終了時やドローした際に被ダメージやデバフ等の不利益を得るものです。なるべく取らないようにしましょう。

ちなみにスキル効果での呪いカード破棄はそのバトルでのみ適用され、次のバトルではデッキに戻ります

カードはバトルクリアの報酬やイベント、商人から得ることが出来ます。
また、カードにはレアリティがあり、ネームタグの色が灰色で低く、でよりレアなカードになります。レアなカードほど取りにくく、強いカードが多いです。

冒険の始まりは地図から

画像28

始めにプレイヤーを待つのはこのクジラ、いや「ネオ―」、数少ない話し相手であり、恩恵をプレイヤーに与えてくれる。

最初はこの「ネオ―」があなた方をお待ちしております。2回目以降のプレーでは、ここで小さい恩恵一つを得て進めることになります。プレーごとにランダムで選択肢が出され、最大HPを少し上げる、少量のゴールドを貰える、カード1枚を得る等の恩恵が2つの選択肢から1択で与えられます。
そして、レベル1のボスをクリアした「次のプレー」では選択肢が4つに増え、ペナルティー付きの恩恵が現れます。ゴールドを0にしてレアなカードを得る、最大HPを削りゴールドを大量得る等があります。

画像29

最初から分かれ道だ。どこから進んだ方が有利か考えてスタートしよう!

画像5

一つのレベルに必ず一匹いるボス。最後までのぼれ!すすめ!(以下略)

「ネオ―」との話が終わったら地図が開かれます。地図の下から上に登る感じで、一方通行にゲームを進めます。全部で3レベルの塔は各レベルごとにテーマが指定されていて、レベルの最上階には3種類の中でランダム選出されたボスが待ち構えています。そのボスとルートを見て自分が取るべき道を選び進みます。

デュエル☆開始ィ!

ついにこのゲームの醍醐味、敵とのバトルをカードに関してもう少し詳しく触れながらご紹介します。

画像30

バトル画面です。複雑ですけど、必要なもの全部備わってます。

バトル画面では様々なものが目に見えます。基本、敵の次の行動は随時確認できます。相手の行動にはある程度パターンがありますが、慣れるまでは行動を見て自分の動きを決めましょう。

画面の下には自分の手札が並びます。プレイヤーは基本、毎ターンに5枚カードをドローします。そしてターン終了時、残った全てのカードは捨てられます。は?それではこっちのデッキすぐ終わるじゃねぇか!とお思いになられると思いますが、このゲームはデッキが切れたら捨て場シャッフルしてデッキに戻します(某カードゲームとは違います、遊☆王ではありません)。
カードの使用にはコストが掛かります。それは「エナジー」というものを使います(他ゲームのマナに値します)。残ったエナジーは、次のターン開始時全部捨てられ、回復量のエナジーを回復します。

例:1/4でターン終了の場合、次のターンで4/4になる。
エナジー蓄積効果ありの2/3でターン終了の場合、次のターンで5/3になる。

コスト量は0~5と無、Xがあります。無はコスト表記がなく、使用不可なカードです。Xはエナジー現在量を全部使い切るということです。

画像31

アイアンクラッドには3のブロックと3つの効果が適用されている状態です。

キャラクターの下にはHPゲージがあります。HPゲージの左側にはブロックの数値が示されます。ブロックは毒などの一部特殊効果以外のダメージをHPの代わりに受けますが、次のターンで失います。
その下にはそのキャラに付与されてあるバフ/デバフが並び、その効果はいつでも確認できます。

ターン終了時:「ターン終了時」効果発動(カード、バフ、デバフ、レリック)/手札を全部捨てる
ターン開始時:「ターン開始時」効果発動(同上)/手札を基本数(通常5)ドロー/残りエナジーを捨て、エナジーを回復量得る/ブロックを全て失う

ポーションはバトルを跨いで持ち込める使い捨てバフの様な物です。3枚ドローや15ブロックを得る、1回復活などがあります。また、基本3個までしか所持できません。そのため、3個マックスの状態で別のポーションが必要なら一つ使用するか、捨てるか選ばなければなりません(もしくは諦める)。

全てのバトルでは先手がプレイヤーになります。そして、このゲームは基本、バトルが終了したとしてもHPが自動で回復しません。なるべく敵の攻撃でHPを削らないようにしましょう。

実は、アイアンクラッドは自動回復効果付きのレリックを持っています。

画像7

通常バトルクリア後の画面。ポーションは確率ドロップです。

画像7

エリートバトルクリア後の画面。レリックを得られます。

画像10

「カードを入手」画面。基本3枚の中で1枚を手に入れられる。

無事バトルを生き延びると報酬画面が出てきます。ゴールドやポーション、レリックやカードを得ることが出来ます。必ず全部取る必要はありません。取りたいものだけ取ってスキップできます。(主にカードスキップ)

一体レリックって何ぞ?

画像20

レリックは様々で、150以上のものがあります(三倍アイスクリーム!!

説明の中ずっとレリック言うてるけど、レリックってなんや?とお思いになられるでしょう。レリックは言わばバフ/デバフ付きのアクセサリーみたいなものです。収得したプレー中に常時発動します。レリック所持数には特に制限はありません。また、デバフ付きはより強力なバフを与えてくれるので悪いものはほとんどありません。レリックはエリート敵の退治や宝箱、イベントや商人から得られます。

ちなみに、アイスクリームは無条件でエナジー蓄積できます。
やっぱり三倍アイスクリーム最高~!

画像14

ボスバトルクリア後見られる金の宝箱からは強力なレリックが!(一択)
しかし、デバフには注意してくださいね

冒険で出会える様々な出来事(マップインデックス)

マップルート中には様々なエンカウントがあります。エリート商人未知休憩財宝がそうです。敵やエリートはそのままバトルに入ります。残りの4種類の出会いをご紹介させて頂きます。

画像26

いらっしゃい!どうぞこちらへ!安いよ~でも、キャンセルはダメだから!

画像9

カーペットは売り物ではありません!

商人は冒険の中で得たゴールドを使ってカードやレリック、ポーションを売ったり、デッキの中にある不必要なカードを除去してくれます。
カードはそのキャラクターの専用カードや無色カードを売って、たまに特売セールをしてくれます。
カード除去は有用なもので、プレータイプに合わないカードやデッキに紛れ込んだ呪いカードも除去できます。最初は1枚75ゴールドで回数を重ね25ずつ上がります。
全てのサービスは1回のみ買え、2回以上買うことはできません。(レリックによる新規入荷あり)

画像24

画像25

画像11

?マークで出会えるイベント。他にもたくさんあります

未知ではランダムイベントの中で一つに出会えます。ランダムイベント中には敵との遭遇もあります。良いこと悪いこと本当に様々なので皆様ご自分の目でご確認下さい。

画像27

BONFIRE LIT...え?なんかちょっと違う…剣はどこ?

休憩では以下の行動の中で一つ選び、効果を得られます。
休憩」は体力の一部(基本30%)を回復します。
鍛冶」はカード1枚をアップグレードします。カードアップグレードによってカードの性能を上げられます。

画像30

アップグレードでダメージアップやバフ/デバフの強化、コスト削減等、良いこといっぱいです!ちなみに、カードを確認するとアップグレード時にどう変わるのかも見られます。

基本、以上の2種類しかありませんが、レリックやプレー状況によって追加の選択肢が出ます。
レリック「ショベル」による「発掘」はレリックをランダムで一つ得られます。
レリック「安らぎのパイプ」による「一服」はカードを1枚デッキから除去することが出来ます。
他にも条件を満たした場合、休憩で出来ることが増えます。

画像27

何が出るかなぁ~?何が出るかなぁ~?お宝ゲット!

財宝では宝箱が一つ置かれています。中にはレリックが1つ入っています。説明終わり!と言うか、これしか言えるものがありません...

画像28

ちなみにこれはボスクリア報酬の宝箱です。より良い、ボスレリックのみが出ます。の箱なんかよりの箱が良いに決まってるだろ!

冒険終了、それは次の冒険始まり

ゲームをプレーし最後のボスを倒したか、途中でHP切れで倒れた時、そのプレーは終了します。

画像12

あきらめたらそこでプレー終了ですよ...

画像29

スコアを稼いで新しいコンテンツを解禁しよう!

一回のプレーが終了した時、ゲームの精算が行われ、スコアが付けられます。そのスコアで各キャラクターごとに5つ用意されたロックコンテンツ(カードやレリック)をアンロックしていきます。そして、メイン画面に戻り再度塔に挑むことになります。

塔を攻略するまで...止まるんじゃねぇぞ...

いかがでしたか?2回目のゲーム紹介でしたが、めちゃ長くなりましたね...ちゃんと読んでくれましたよね??ネタがしょうもねぇとか思ってませんよね?
とりあえず「Slay the Spire」はこのようなゲームになります。最初は意外と難しいですが、慣れるとものすごく奥深いゲームです。
ゲームを一回クリアすると解禁されるアセンションというのがあって、やりこみ要素が一層増します。実は隠し要素も...

画像26

このカードを使って捨て場にある0コストカードを戻すと...

画像27

こんなに戻ってきました!しかも「ホログラム」カードで再度「オールフォーワン」を捨て場から戻すと...

デッキの作りによって無限ループを作ったりワンパンデッキ等を作ったりするのもいいでしょう。
「Slay the Spire」はPC(Steam等)及びPS4、Switchでプレーすることが出来ます。一緒に塔に登ってみませんか?

余談:実は...(Steam限定)

ん?いつ終わるんだよ?ってところすみません。「Slay the Spire」のSteamコミュニティにはModと言うコンテンツがあります。多分皆さんご存じないかと思います。PSやSwitchなどのコンソールゲームではあまり慣れない(最近はFallout 4TESV:SEが可能になりましたが...)ゲーム改造(Modification)のことです。
改造といって海賊版や利益産出等の違法行為を示すことではなく、ゲームのキャラクターを変えたりモンスターを強くしたり等のことをゲーマー達が作って加える同人制作と言うことです。(Youtubeなどでお目にかかれたかも知れないFFXVのポプテピキャラ化等)

画像32

世界中のStSプレイヤーがアップしたキャラクター

Steam Workshopという掲示板でこのような交流が活性化されています。プレイヤーは難しい操作なく、ポチッと登録を押すと自動でダウンロード&パッチを行います(公認コンテンツなのでより楽になっています)。
特に魔理沙Modはキャラクター部門1位のものです。

画像33

げきオコスティックファイナリアリティぷんぷんマスタースパーク!

まあ、問題点は二つあります。
当然著作権...同人制作に近いものの、他者の同人作品や絵などを無断で登録することが結構多く、Mod業界では問題が絶えません(特に中国人による)。
そしてクォリティ問題ですね。もちろん同人ですから好きなもの作って良いじゃないかと言う方もいらっしゃいますが、悪質なコンテンツや無駄な設定など(他のゲームでは度を過ぎたR-18コンテンツ導入等)の問題があります。よほどの問題作でない限りSteam側では下ろしたりもしないため解決が難しいところです(特に中国人による)。

なんか最後らへんヘイトスピーチになってますけど、まあ適当にスルーしてください。プレーしつくした方もModでもう少し長く、新しいプレーができるんじゃないでしょうか!以上です!本当に終わりにしますから!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?