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船乗りの知識 「コンパスがあれば地図が書ける」

日本地図を精巧に描いた歴史上の人物として有名な伊能忠敬氏

彼が地図を描くのに使ったものとして、方位を測るには彎窠羅針(わんからしん)、勾配を測るには象限儀(しょうげんぎ)を使ったそうです

ある一点から見える目標物の方位を彎窠羅針で計測し、移動・・・移動は一定の距離となるように、竿や鎖などを使い行い、移動先で目標物を計測する

これを繰り返すことで、地図の基本的な線が引けましたが、高低差があることで、例えば100m進んだと思っても、実距離は99mということがあるため、象限儀を使い、勾配を図り、補正しながら地図を描いたそうです

正確な地図を描くためには、このように、勾配を加味した距離と方位が必要となりますが、例えば運動場の大きさを求めたり、部屋の面積を求めるときは、コンパスがあれば求めることが可能なんです

船乗りは、このコンパスを使った技術で現在地を求めたり、移動距離を求める測位法を学んでいます

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