三井寿という男(新作映画は無関係)
新作映画のスラムダンクが様々な意見はあれど、面白いらしい。
ふと、アマゾンプライムでアニメを観たくなった。私は、リアルタイム世代であるが、関東では19:00放映だったのに17:00放送だったためあまりアニメのほうは観ていなかった。
観たエピソードは、「三井寿バスケ部襲撃事件」だ。
私は、このエピソードが山王戦はともかく、陵南戦や海南戦などの試合より好きなのである。
皆このエピソードが好きだろう。
あの名言も二つあるし、三井がバスケ部に加わり湘北は躍進する。
しかし、大人になってから観ると
この三井寿、極めて欠陥のある人間である。
そのことについて触れていこう。
中学時代に神奈川県でMVPを獲得し、強豪校の誘いを蹴り、安西先生のいる湘北高校に入学した。
そこで、怪我をし格下の赤木の成長を目の当たりにした彼は、バスケを辞めてしまう。
安西先生を日本一にしたかったのではないのか?彼のバスケットと安西先生に対する愛はその程度だったのだろうか。
次に、宮城リョータに目をつけ多人数でケンカを仕掛けておきながら歯を折られ敗北するという醜態をさらす。
今度は、その復讐のために竜や鉄男といったケンカ自慢を引き連れバスケ部の廃部を画策する。
とんでもない八つ当たりである。
桜木に掴まれたものの、モップの先で宮城の顔を攻撃しようとするなど、この時の三井にはとてもこの先改心するような描写は、見られない。
そして私が思ったことはケンカが弱すぎるということだ。
184センチの長身と二年間のブランクがあったとはいえMVPを取るほどの身体能力、この恵まれた身体で桜木に吹っ飛ばされ(桜木は規格外なので仕方ない所はあるが)、前述の通り宮城に負け、水戸洋平にも負けてしまうのである。
これらのことから彼がバスケット選手としても不良としても中途半端な人間だと言うことが分かるだろう。
さんざん酷く書いてしまったが、やはりこのエピソードは好きだし、三井という人間も今さら嫌いにはなれない、やはりスラムダンクは好きな作品であることは、変わりない。
みなさまの意見をお待ちしています。
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