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クラウンチーズのドルチェ/45品目

『なにしてる時が1番楽しかったっけ』

先週からバイト先の居酒屋が再び休業期間に入り、
家の天井を眺める日が増えた中で
ふと考えてみた。
これは人に聞かれて困る質問でもある。

楽しかった記憶はたくさん出てくるけれど
"1番"と言われるものがパッと出てこない。

それどころか、楽しかったはずの記憶の半分が
いつからか嫌な記憶に変わっていた。


どうしてこうなってしまったんだろう。

理想と現実ってなぜこんなに違うの?

考えれば考えるほど落ち込む。

上手くいかない、出来ない、そんな自分が嫌になる。


皆さんこんにちは🙌
むろみさです👧🏻👓

今日のnoteは最近の自分に対する自問自答を書いていきます。


子供の頃ってなんで上手くやれてたんだろうか。


勉強も頑張れてた。
友達作るのによく周りに話しかけては誰とも仲良くなろうとしてた。
ずっと楽しいこと考えられてた、"ゲームは1日1時間"って言われてどこまで進められるか必死になってたのが懐かしい。

でも年齢が上がるにつれて変わっていった。
テスト期間という言葉が嫌になり
人との関わりも話はするけど親しい仲は指折り数えるくらいで十分だと思うようになった。
教室の真ん中より隅っこが居心地良くて、1人の時は突っ伏してるのが楽だった。


それが今じゃ
勉強嫌い、人と関わるのもコミュニケーションも苦手の根暗になった。
カーテンの閉まった部屋で1日布団から動かない日だってある。

昔はそんな人生考えられなかった。
よくアニメで見るフリーター主人公みたいな生活にはならないだろうって。


自分の将来は明るい、
自分ならなんでもやれるって可能性を信じてた。
今でもそう思いたい。


けどそうなってない。
夢に描いていた輝かしい自分とは程遠い。
現実は嫌な事から逃げてしまう人間になっていた。


"思ってたのと違う"

この言葉がよく頭に浮かぶようになった。


自分の環境が変わったからだろうか。

前に書いた漫画棚の話もそうだけど、
この前料理してた時の話。

炊き込みご飯が食べたくなって炊飯器に具材と別であった乾燥昆布を入れて炊いてみた。
炊き上がりの音が鳴って、想像では表面に満遍なく具材が広がりご飯に少し色がついているはずだった。
しかし、炊飯器の蓋を開けると真っ黒な世界が広がっていた。
うわあ!!と声を上げたのは言うまでもない。

結論、乾燥昆布が水を吸い元気な状態に戻って表面上に構えてただけだったのだが、昆布がこんなに出しゃばってくるとは思ってなかった。


でも同時に、凄いなとも思ってしまった。
脇役みたいに思ってた奴が主役級に出てきたんだから。


自分はこうなりたかったのかもしれない。
特別ビジュアルが良いとか、性格が良いとか、センスがあるわけじゃない。
ただドーンと構えてかっこいいって思われたかった。
それが目標だった、芸人としても人間としても。


楽しいと思えてた頃の自分はどうだっただろうか。
思い出したくて昔の映像を見た。

画面の中の私は楽しそうに漫才して、コントして、笑ってた。

羨ましくなった。
きっとあの頃が1番楽しいと思えてたんだ。



私は強くない、なんならめちゃくちゃ弱い。
少しでも良く見せようと無理して全部に嘘ついて自分を繕ってきた。
おかげで自分で自分の首を絞めた。
もうこんな思いはしたくない。

今の私は芸人じゃないです。
芸人って名乗ってるだけの人間です。

人に迷惑をかける事、出来ないと言うのはかっこ悪いと思ってきた。
でも、それでもいいから純粋に楽しいと思えてた、芸人だった自分を取り戻したい。


あの昆布みたいに、良い意味で"思ってたのと違う"って人間になりたい。


だから、少しの間
私は芸人自体のお休みをいただきます。
コンビも相方に無理を言って休ませてもらう事になりました。
並びにこの"クラウンチーズのドルチェ"も一旦お休みになります。

本当にごめんなさい。

相方もいつまで待ってくれるか分かりません。
このまま解散になるかもしれません。
けど、絶対に戻って来たいです。
またクラウンチーズでネタがしたいです。
この気持ちに嘘はありません。


今は舞台も控えているので、1人の演者としてそれに一生懸命向き合いたいと思います。


暗い内容になってしまってすいません。
ここに書くべきか最後まで迷いましたが、隠したりしたくないので正直に書かせていただきました。


最後まで読んでくださりありがとうございます。
それでは🙇🏻‍♀️

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