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デッキビルディングについてvol.3

皆様おはようございます!
今回もポケモンカードデッキビルディングについて、個人的な意見をまとめていこうと思います。。。
(前回もお話しした通り初心者様に向けての内容となります。自身も大会成績などが残っているわけではありませんので、勉強中の身です。自身の知識整理も兼ねておりますので何卒ご容赦くださいませ。)

さて、前回はタイプ別の特徴、特にメリットについてお話をしていきました。
皆様各々に好きなポケモンがいて、使いたいかっこいいカードがあって、それを活かそうとしてきたと思います。
そこでデッキを組む際に必ずぶつかる二つの壁があります。

それは「デッキ枚数」「テンポ」です。
カードゲームには基本的にデッキの枚数制限と、自ターンにできることの制約があります。
ポケモンカードゲームではデッキ枚数は「60枚」、同じカードは原則4枚までしか入れられません。(基本エネルギーは何枚でも入れられますが)

その為使いたいカードを、何の"基準"で、"何枚入れる"かで四苦八苦することがほとんどです。
そして、その枚数問題がデッキビルディング初心者の最初の関門だったりします。
そこで今回は「テンポ」のお話からしていきましょう!

ポケカの基本ルールと流れ

まずテンポとは何か。
とても簡潔に説明するなら1ターンの中に必要なことをどれだけ行えて、自分の番が終えられるか。
また、それを継続的に繰り返して、理想の自分の盤面を早く作り出せるか。
こんなイメージでいてくれればいいと思います。

そこでまずはポケカのルールのおさらいからいきましょう!簡潔に!

・先行1ターン目は「わざ」と「サポート」が使えない
・先行後攻共に1ターン目はポケモンの進化が出来ない
・「にげる」「エネルギーの手張り」「スタジアムの設置」「サポートの使用」は1ターンに1回
・「わざ」は番の最後に使用

と、このようになっています。特にエネルギーの手張りとサポートの使用。
この2つはターン1制限がルールなので、整った盤面になるまではなるべく継続的に行いたいところです。
当然わざのエネルギーが多いポケモンはある程度ターンを跨がないと技が打てないので、サポートを活用したり、ポケモンの特性をうまく使って行かなければ早く攻撃はできません。
いかに毎ターン丁寧に盤面を整えられるか。ここを意識するとデッキがうまく回るようになると思います。

テンポとアドバンテージ

ここからはちょっとだけ感覚のお話。
デッキが回っているとき、スムーズにことが運んでいるとき、これを"テンポがいい"と表現するとします。
逆を言えばやりたいことができない状況を"テンポが悪い"と言うことになります。

ポケモンカードゲームでは相手の番に自分が何かを行うことは出来ないので、前の自分の番に与えた技の効果以外に相手が困ることはありません。
それは逆も然りです。
つまり、このテンポが悪い状況は、よっぽどの手札事故でもない限りは自分のデッキ組みに何かしらうまく回らない要素が生まれていることになります。
テンポ、意識してみてください。

ではそれを目で見てわかるのは何かと言うと。
これはアドバンテージだと思います。
例えば、相手に技が使えるポケモンが1匹しかいないのに対して、こちらは3匹用意できているとします。
その場合相手の使うわざは1つか2つなので、次の行動を想定するときにかなり絞り込めます。
たいして相手からは自分がどのポケモンのどのわざを使うか、選択肢が多いために次の行動が読みにくくなります。
これは毎ターンテンポ良くポケモンを育てられた、と言うことでいいと思います。
相手よりも早いタイミングで盤面が作れてると言うことです。
これを

ボードアドバンテージ

と言います。
お互いが目に見えて何が出来て、何が出来ないかを把握できることです。
これを有利に進める事は、対戦で有利にゲームが進みますし、デッキタイプ毎に早い遅いはあれど、大事な要因だと思います。

ただ。
当然目に見えないところで有利不利が決まる部分も有ります。特にお互いに盤面がある程度整う中盤から後半。
ここでものを言うのが

手札の枚数とデッキの枚数

です。
いいかえれば、自分が取れる選択肢の数とも言えます。
手札もデッキも相手からは見えない部分なので、自分が相手の盤面を崩したり、相手のやりたいことを妨害するカードがあと何枚あるか、これは自分だけが持つ情報です。そしてそれは相手も同じ。
とは言え見えない情報であれば、相手の手札が多いよりも少ない方がこちら側は少し安心できますよね?
手札の枚数=取れる選択肢の数
となるわけです。逆も然り。
というわけで、前回のvol.2で予告していた、汎用サポートカードのおさらいをして、手札を揃える、ボードアドバンテージをとれる様にチューンナップしていきましょう!

ドローサポート

ゲーム序盤は準備のために必要なカードが多いのがポケモンカードゲームです。
そのため、手札を入れ替えたり増やしたりすることは、その分準備が捗ります。
汎用性の高いサポートカードとして何枚か抜粋しましたので見ていきましょう!
「博士の研究」

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手札を全てトラッシュすることにはなりますが、山上から7枚引けるサポートです。
手札がこのカード1枚なら単純に7枚引けるので、うまく調整して使えばデメリットなしで引けます!

「マリィ」

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自分も相手も手札をシャッフルして、山札の下に戻し、自分は5枚、相手は4枚カードを引く入れ替えカード。
捨てたくないカードが多い時や、相手の手札が多い時に妨害にもなる優秀なカードです!
引ける枚数は少し少ないので、博士の研究とどっちがいいかはデッキによるところが大きいと思います。

「コルニの気合い」

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新弾で登場したサポートカードです!
単純に手札が6枚になる様に引くカード。
手札が多い時は使いづらいですが、手札に今必要なカードが何枚か揃ってる時は博士やマリィよりも使いやすく、真価を発揮するでしょう。
また、後述する"クロバットv"の特性と同じ効果であるため、使える場面も多いと思います。あとかわいい。

「デデンネGX」

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自分の番に手札からベンチに出した時に使える特性"デデチェンジ"は、手札を全てトラッシュして6枚ドローする優秀な効果。
博士の研究より一枚少ないドローですが、ボール系のグッズで直接サーチ可能なので、山札にいれば好きなタイミングでドロー強化が出来るのがポイント。そしてかわいい。

「クロバットV」

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デデンネGXと同じ条件で、こちらは手札をトラッシュせずに6枚になる様にドローする効果。
前述したコルニの気合いと同じ効果ですが、デデンネGX同様にボール系のグッズでサーチ可能なことで、好きなタイミングでドローをしていけるのは強みです!

「カビゴン」

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バトル場にいないと働かない特性ですが、自分の番が終わる代わりに手札が7枚になるようにドローする効果。
準備をゆっくりしたいデッキや、先行1ターン目にやることの少ないデッキだと採用しやすいカードです。

「ファイアローV」

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数少ない先行1ターン目に打てる技を持つポケモンです。
エネルギーの色も無色なのでどの基本エネルギーにも対応し、手札入れ替えができます。
デデンネGXの特性と同様の効果ですが、わざをつかうと自分の番は終わってしまうため、なるべく先行1ターン目に使えるのが理想的。
特に進化ポケモン主体で戦うデッキだと、先行1ターン目にすることがあまりないことも多いため、手札を整えるために採用されることがあります。
またにげる為のエネルギーが0なので、返しの自分の番にベンチのポケモンと入れ替わるのが容易なのも素晴らしいポイントです!

どのカードもあらゆるデッキで採用価値のあるドローサポートです!
手札を整え、しっかりデッキを回せれば事故率も下がるはず。
実際に回すと何枚必要かは調整していけると思うので個人のお好みでOK!
たくさん回して調整していきましょう!

サーチカード

ドローとは別に今度は特定のカードを山札から探してくるカードを紹介します!
特に"ポケモンカードゲーム"っていう以上ポケモンがいないと話が始まりません。
そんなポケモンを山札から探してきたり、わざをつかう為のエネルギーを探してきたり。
そんな便利なサーチカードもご紹介していきます!

「クイックボール」

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現在一番ポピュラーに使われてるボールだと思われます。
手札1枚をトラッシュすることで"たねポケモン"を山札から手札に1枚加えるカードです。
コストがあるものの少ないコストですし、山札の中を確認してからポケモンを加えられるのがポイント。
自分の使いたいカードがサイドにいってしまっていないか確認できるのはゲームのどの場面でも確認しておきたいので、そういった意味でも大事です。

「スーパーボール」

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山札の上から7枚を見て、その中のポケモンを1枚手札に加えるカード。
クイックボールとは違い、進化ポケモンも加えられます!
デッキ構築の段階でポケモンが多いデッキには採用しやすいカードだと思います。
ノーコストで使えて、ポケモンが加えられなくても確認したカードは山札に戻してシャッフルするので、最低限確認したカードは山札にあると思えればゲームの序盤から終盤まで利用価値のあるカードと言えます。

「プレシャスボール」

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ポケモンGXなら"たね"でも"進化"でも持って来れます。
"デデンネGX"をコスト無しで手札に呼べるので、手軽にドローに繋がるのもいい点です。

「レベルボール」

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HP90以下のポケモンを手札に加えられるカード。
範囲が狭そうに見えますが、特定のデッキではクイックボールよりも役に立つぐらいのカード。
最近再録されたカードなので、これからさらに活躍の場を広げていくと思います!

「ポケギア3.0」

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山札の上から7枚を見て"サポート"を1枚手札に加えるカード。
"博士の研究"や"マリィ"を持って来れれば手札を入れ替えられます。

「グズマ&ハラ」

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山札からスタジアムをサーチするカードですが、手札2枚をコストにすることで、ポケモンのどうぐと特殊エネルギーをサーチできます。
どれも直接サーチするのが難しい為、一枚で持って来れるのはゲーム序盤にかなり使い勝手がいいカードです。

他にもポケモンやサポートを直接手札に加えられるカードはたくさんあるのでぜひ調べてみてくださいね!

回収カード

最後にトラッシュから特定のカードを回収するカードの紹介です。
前述していたクイックボールや博士の研究など、手札をトラッシュするカードは何を捨てるか迷いがちです。
また、ポケモンカードでは特定のカードを山札からサーチするのが難しい場合も多いのでトラッシュから加えられるカードなどはゲーム後半にとても活きるカードになります。
こちらも紹介していきます!

「ワタシラガV」

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手札からベンチに出した時にトラッシュのサポートカードを1枚手札に加えられるカード。
前のターンに使ったサポートが使えるだけでなく、クイックボールやスーパーボールがドローするカードに変換できるのが優秀です。

「ミュウツー」

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ワタシラガVと似ていますが、こちらは山札の上にサポートを戻すカード。
他のドローする効果などと併用する必要はありますが、相手に倒されてもサイドが一枚しか取られず、使い回しがしやすいのがポイントです。

「ふつうのつりざお」

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ポケモンと基本エネルギーをそれぞれ2枚まで選んで山札に戻せるカード。
どちらかだけも戻せますし、どちらも1枚だけ戻すことも可能です。
特に非V・GXがメインアタッカーのデッキだと採用される機会が多いと思われます!

「シロナ&カトレア」

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サポート権を使ってしまうものの、トラッシュのサポートを回収しつつドローも可能なカード。
グッズ"タッグコール"で山札からサーチも可能な為、採用を検討する機会が多いと思います。


最後に

さて、だいぶ長いこと書いて、自分でも読み返してびびりました。
とはいえここであげたカードは氷山の一角の先端ぐらいのカードたちです。
ネットに上がっている動画でも使われてる回数がとにかく多い為、目にしたことのあるカードも多いと思います。
あくまでもこれからポケカ始めたい人向けなので、その辺りは多めに見ていただければと思います。

それでは!また次回にお会いしましょう!
次回vol.4では相手の盤面干渉するカードで、テンポを崩すことについてお話ししていこうと思います!

ご拝読ありがとうございました!

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