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chamland
百合漫画寸評024 - シルフの花姫
はじめに
え!?
もう三月!?四月!?五月!?
すみません、お久しぶりです。
ほんへ
作品概要
作:かめじろ
既刊:2巻
あらすじ
風の国の皇女・ナターリアは、先王の死からまもなく、王の証である『剣』を受け継ぐ。悲しみに暮れていた彼女の目の前に現れたのは、型破りなシスター・サラであった。元気がないからという理由でナターリアの元に通い、寄り添うと宣言したサラの真意は……?
作中環境
基本環境:異世界
百合要素:ファンタジー百合、上下関係百合
辛い要素:B
ポイント
・孤高なる王
・運命と百合は急加速
孤独、埋める
話を読み進めていくと、想像以上にこの王女には「何も無い」ことが分かる。サラだけが『何故か』それを知っているということがストーリーのキモ――という構造なのだが、本編上は説明だらけにならず、雰囲気だけで異世界と百合を伝えることを徹底している。
![](https://assets.st-note.com/img/1716120976642-e1e1O2sJXB.png)
そんなわけで、現状二人が明確な確定ルートに入るのは今しばらく先になりそうである。
サラの過去(直近の過去ではなくヴァンフルールに来る前)なども端的に描かれているのみだし、また他国間とのやりとりも時点では明確になっていない状況である。
しかしながら、ここまでの雰囲気・筆致・ストーリーテリングが出来ている新作ファンタジー百合は、時点でこの作品以外にいないだろう、と既刊を読むだけで期待が高まってしまうのは事実だったのである。
あとがき
最近なんか女子ロックバンドものの作品多くないすか?
以前からある?
あっはい。
それではまた。
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