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百合漫画寸評002 - 私の百合はお仕事です!

はじめに

僕がこのnoteを始めようと思ったきっかけがこの本だった。
ただ、始めたいという気持ちだけでここを作っても、
・絶対に冷静な感想が書けない
・そもそも書評なんて書いたことない
という状況だったので、一旦他の寸評を書いて心を整えてから向かおう!と思ってこの掲載順にした。
それほどまでにこの本に感情をグチャグチャにされたのである。
ともあれ、ちょっとずつ練習していくのはまあ良かったと思う。初めて書いたやが君の総評はちょっと書き切れてない感じがあってリファインしたい気が満々ではあるが。

概略

著:未幡
既刊:8巻(2021年4月時点)
連載雑誌:コミック百合姫(一迅社)

あらすじ

白木陽芽(しらきひめ)は、他人から愛されたい為に演技(ソトヅラ)を使い分ける、高校一年生。ある日陽芽は、コンセプトカフェ「カフェ・リーベ女学園」の店長である舞に怪我を負わせてしまう。陽芽はその代役として、カフェで働く事になってしまう。うまくソトヅラでやり過ごそうと考えていた陽芽は、同じくカフェで働く綾小路美月を、「お姉様」と呼んでしまう。

「お姉さまだなんて、馴れ馴れしく呼ばないで!」

出てくる人

<陽芽の高校関連>
白木陽芽(しらき・ひめ):店長をケガさせたことによりカフェで働く事に。みんなから好かれるために行動する。夢は玉の輿。
間宮果乃子(まみや・かのこ):陽芽のソトヅラを知る女の子。その実は……?

<カフェ・リーベ女学園関連>
御子柴舞(みこしば・まい):店長。陽芽によってケガを負ったため後方支援に回る。年齢不詳
橘純加(たちばな・すみか):メガネの知的お嬢様。本と一緒に空気読んでる人
綾小路美月(あやのこうじ・みつき):優しいお姉さん。外も中もデカい
以降も基本的にはこのメンツで話が回っていく。この説明だとメンツ的に凸凹に見えるかもしれないが、実は奇跡的にバランスがいい。

作中環境

基本環境:高校生
百合要素:劇中劇百合、姉妹制度百合、ギャップ百合、脅し百合、格差百合
辛い要素:A+

思春期の少女達には色のついた表裏がある

本作に出てくる少女達は、何かしらの秘密を抱えている。
そのドラマティカル・コンセプトを、白木陽芽の演技(ソトヅラ)という例でもって、最初から説明してくれている。
ただし、表裏は隠したいものとそうでないものがある。それが、本作品の魅力であり原動力である。

爆発は避けられない

1巻をざっと眺めると「おや?」という疑問がわいて、途中で「おっいいぞいいぞ」となって、巻末で「あぁやっぱりね」となる。
最終的に、大体のオタクが通りすぎてきた光景を蒸し返されることになる。これ以上の地獄があるか。こんな引きで終わらせるなズルいぞ。
ちなみに今のところ既刊内では、男が割って入ることによる地獄は発生しておりませんのでご安心ください。

さいごに

次回は「き」で始まる百合漫画寸評の予定です。
早くも百合漫画のネタ切れが近くなってきているので助けてください。
ちなみにバンドリ!はレズではなく戸山香澄が主人公の戯言シリーズみたいなものなので百合漫画カテゴリにする予定はございません。
また、アズレンもレズではなく巨乳が天翔龍閃をしているだけなので百合漫画カテゴリにする予定は御座いません。

それではまた。

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