連載【2】 5歳と1歳の育児中の専業主婦が刺繍教室を始めることになった閃きとは?
当時は幼稚園や公園友達とお互いの家を行き来して遊ばせることが週2回ほどあった。遊ばせている時間、ママたちはお茶とお菓子で他愛のないお喋りをして過ごすのだが、我が家に集まったときは、壁に飾った刺繍作品が話題になることが相変わらず多かった。しかし「教えるって何を教えるの?」と考えていた私は「教えて」という言葉をいつも笑ってスルーしていた。
そんなある日のこと、あるママから相談を受けた。それは、小学生の上の子の通う英語教室のバザーに子ども自身が手作りしたものを提出しなくてはなら