覚悟を問われる


例年、この時期になると“覚悟”を問われることがある
それに気づいたのは、3年前だったか...
傍から見れば何のことはないことなんだけれど、
自分にとっては、はじめて自覚した”覚悟を決めた瞬間”があった
覚悟と言うか、腹を括った出来事

著名な経営者をお招きしての講演会の開催

講演費と旅費を合わせての費用は、私にはかなり大きな金額だった。
開催を予定していた会場予約を他人任せにしていたところ、その会場が使えないと分かって大慌てで別会場を探した。会場費の負担は当初の予定より高くなったしまったものの仮予約はできてホッとしたのもつかの間、本当に開催するのか、先方と最終の契約書を交わす直前まで悩んだ。

もし、人が集まらなかったら

胃が痛くなるまで悩んだ末、信頼おける知人に相談し、腹を括った

ペイできなくても、宣伝広告費だ!!そう言い聞かせて。

腹を括ったそのイベントは、それから3ヶ月後、大盛況のうちに終わった。赤字だったけどね^^;; 

一緒に取り組んだ二人は、私に「覚悟」するキッカケを与えてくれて感謝しているものの、どんな単発の仕事でも一緒にする人ではないことも分かった。彼女達は怪しいビジネスに手を染めて、今はもう付き合いはない。

苦しかったけど、講演会を終えた後は達成感もあったし、それなりに認知されもした。けれど「一時のための覚悟はできたけれど、これ以上はできない」って思った。

でもよく考えると、その前の年も小さな決断はしていたし、そのまた前の年も...

どの年もその渦中にいるときは苦しいけれど、終わってしまえばプラスでしかない。確実に次のステージに進んでいる。それは、乗り越え方の問題なんだろうと思う。どんな乗り越え方であっても、仮に逃げると言うものであっても、自分が納得して、自分自身の決断であったら、それは次のポジティブなステージに繋がっていると思う。

そして、今年。
今月に入ってから仕事のこと、子育てのことなど色々と悩ましいことがあって完全に負のスパイラルに突入してしまった。そんな状況を認めたくない思いもあったせいか、ストレスのあまり過呼吸に似た症状に見舞われる毎日になってしまった。

苦しんで死ぬのは嫌だ〜って思いながら、呼吸を整えた

不安とストレスに見舞われ、年々それは増大していて、問われる覚悟も比例してどんどん大きくなっていた。

最低限の仕事と予てから決まっていたアポイントをこなしていくうちに、具体的に何かが解決したわけではないけれど、少しずつその症状も改善していった

どうやら星の巡りの影響もあったようで...(苦しいときは占いにさえ頼りたくなってしまう。)都合よく解釈するならば、バイオリズムで言うところの低迷期だった模様。

別の某占いでは、4~6月が低迷期とあったので、例年その時期は何となく意識していたけれど、よくよく考えると8月も毎年、濃かったことを思い出した。4,5年と言うレベルではなく、もっと昔から...

で、10日頃にモヤっていた時期は終わり霞が晴れていくと言うことだった。
その言葉を全力で信じることにして、この状態からの脱出を試み、体調が改善し始めたところで、少しずつ周りも見え始めた。(世間で言うお盆休みに突入しているが)自宅で問い合わせ対応やweb仕事をこなしつつ、家事をしている時にふと、気がついた

覚悟が足りない

って。掲げた目標に見合うだけの覚悟が、まだ私には出来てないことに気づいた

・やるべき事を先延ばしにしてみたり
・切羽詰まってバタバタしてみたり
・人を羨んでみたり、恨んでみたり

やる理由もハッキリしてるのにと、自己嫌悪に陥ってしまって…
本当にまだまだだな~
いい歳して、恥ずかしいったらないっ!!
でも、ひとまず気づけたから、ヨシとしよう

気づけたらこっちのもので、芋づる式に答えが見つかっていくし、やりたいこと、そのためにやるべきことも見えてきて、今度は、やれていないことが明確になって焦ると言う、俯瞰してみると何とも、滑稽な有り様だと思う。

「人には超えられない壁は来ない」とはよく言うけれど、9.11の時、3.11の時、私にはこんな壁は超えられないって思いながら報道を見ていた。私の目の前に来ている壁は、それに比べればなんてことはないものだけれど、少なくとも自分にとっては必要な壁であり、それを超えて行きたいと思う。

どんなに滑稽でも、どんなに小さな壁でも、他人の評価や顔色を見て決めるようなことだけはしないように、自分の人生は自分しか責任持てないのだから!!

3年前、できなかった覚悟は、今なら出来そうな気がする

その覚悟を決めることで、来年の8月もまた、苦しい思いをしているかもしれないけれど...


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