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BIGMAMA SCHOOL WARS TOUR at KT Zepp Yokohama 所感

おはよう。こんにちは。こんばんは。crossです。

2023/10/28。待ちに待ったBIGMAMAのライブ。
アルバムツアー。いや、アルバム出たのいつ以来よ。5年?

ここ数年でライブへの見方も価値観も変わったが(明確になったの方が正しい)相も変わらず一番好きなバンド。BIGMAMA。

アルバムは期待通り、それ以上の出来で「エモ」に振り切ったコンセプチュアルなアルバム。セントライト等々アルバムに入っていない曲を入れず、音源化されていない2曲も入れず。「現文 | 虎視眈々と」と「17 (until the day I die)」を核にアルバムのために曲を作る。

昨今、シングルもアルバムも重要性は薄れ、配信シングル中心に移り変わっている中、このアルバムが出てくれたことに深い感謝をしている。「アルバムは通しで聞いて一つの作品たれ」と思っているので、できた曲寄せ集めただけのアルバムは所詮アルバムもどきなのである(過激派)。
「Tokyo Emotional Gakuen」は後世に語られるべき名盤。

さて。

前置きが長くなったが書きたいのはツアーの所感である。某ユPが総合Pをしている某女性声優アーティストユニットのライブ感想にうつつを抜かしていたので、これを書くのに一週間以上も空いてしまった。こっちも最高のライブをするし、アルバムも最高なのでまだ聞いたことない、見たことない人は是非。

以降、ツアーのネタバレを含みます。踏みたくない人は閉じてもらって。











では。

「BIGMAMASCHOOL WARS TOUR KT Zepp Yokohama」

SE:Tokyo Emotional

01.倫理 | ロジカルモンスター
02.the cookie crumbles
03.CPX
04.数学 | RULER

05.物理 | Time is like a Jet coaster
06.POPCORN STAR
07.I Don’t Need a Time Machine
08.Merry-Go-Round
09.Neverland

10.生物 | 悩みの種に花が咲いたら
11.歴史 | History Maker
12.Sweetness / Jimmy Eat World
13.Way Away / Yellowcard
14.地理 | Nowhere Now here

15.セントライト
16.Paper-craft
17.かくれんぼ
18.秘密

19.英語 | 5W1H
20.現文 | 虎視眈々と
21.荒狂曲"シンセカイ"
22.17 (until the day I die)
23.帰宅部 | Go Home Anthem

退場SE:Tokyo Emotional Reprise

MCほぼなし。暗転のたびに後ろから「楽しい!楽しい!」と聞こえてくる声に激しく同意するライブだった。

アルバム曲とベスト中心の既存曲。コンプリートツアーとは打って変わって新規にも優しいセットリスト。しかし、内容的にはコンプリートに負けないストイックで、音楽で勝負する内容で非常に良かった。

流れに関しては2ブロック目が群を抜いて良く、このセクションを見てこのライブは絶対に良いものになると中盤にして思わされた。

「物理 | Time is like a Jet coaster」の終わり、ジェットコースターが止まるように曲がだんだんとゆっくりになった後、はじけるポップコーン。短い曲を2曲叩きこまれ、まるで遊園地に来たような楽しさとワクワクに包まれる。
一瞬の暗転ののち、真央ちゃんが奏でるヴァイオリン。「I Don’t Need a Time Machine」頭を想起する前奏?から期待通りにその曲へ。Time is like a Jet coasterだけどI Don’t Need a Time Machineだよねという流れはBIGMAMAらしかった。

「Merry-Go-Round」「Neverland」タイトルで絶対遊園地狙ってるでしょと突っ込まざる負えない。「ようこそ!BIGMAMAランドへ!」ってことか?あれ?学園が遊園地になってね?修学旅行てことにしとくかとどうでもいいことを頭の片隅で考えていた。

生物→歴史は必ずやって欲しかった繋ぎなのできっちりやってくれてガッツポーズ。カッキーのメインボーカルが染みる…。改めていい声してる。

そこから2曲カバー。Sweetnessやり始めた時、一瞬新曲?僕の知らない曲?と思ったけど、そのあとの「もう一曲カバーを」の一言でなにかのカバーだったことを知る。

「カバーならわからんやろな〜多分洋楽だし」と思ってたら聞いたことある曲で。
Way Away / Yellowcard。YellowcardはBIGMAMAのルーツの1つでエレバが入ってるのでむかーしに1回聞いたが曲は全く覚えてない。その中でWay Awayは唯一覚えてる曲。数週間前に聞いてたから。ラジオで。

ZIP FM「BIGMAMA ON THE RADIO」で金井さんが自分にとってエモい曲としてあげていた曲。カバー曲が分かったこと、この曲が何故カバーされているかが分かったことが殊更嬉しかった。

「エモ」をテーマにしたこのライブで彼らの原点たる曲を演奏するのはとてもコンセプトにあってる。カバーを聞いた記憶もほぼないので目新しさもあった。
唯一の懸念は大多数が知らない曲ということ。せっかくいいライブなのに知らない曲が来たことで集中が切れた層が少なからずいたのでは?と危惧している。
(正直FCライブ以外でカバーは反対)

3ブロック目はエモをこれでもかと詰め込み、4ブロック目でアルバムの核となる2曲とずっとBIGMAMAを支え続けてきた「荒狂曲"シンセカイ"」がきっちりと盛り上げ終盤を迎える。綺麗な流れだった。

最後の「帰宅部 | Go Home Anthem」はヴァイオリンが無いため、真央ちゃんがツアーTシャツに着替え登場。曲調も相まってEN的役割を果たしており、発明だなと。
MCも無いがこのわちゃわちゃ感が伝わるだけで十分だと思った。

MCというか、演奏以外の言葉は金井さんの
「本日はこの場所を選んでいただいて本当にありがとうございました」
この一言だけで十二分に思う。

本当にこの場所を選んでよかったと思えるライブだった。名古屋も参加するので1ヶ月でブラッシュアップされたパフォーマンスを見られるのを楽しみにしている。
(大阪も行けることなら行きたかった……)

今回のツアー、誘ったら横浜に4人、名古屋に1人、東京に3人行ってくれる。感謝しかない。もちろん最終的に行くことを決めるのは本人であるため、感謝するのもおかしな話だが嬉しいことに変わりはない。

今後ともBIGMAMAの音楽に触れて欲しい。

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