4/2 DIALOGUE+ タイバン・ワンマンの感想「DIALOGUE+は最高だ」

前回は書けと言われたので書いた。
今回はこの最高のライブの内容が「超楽しかった」に昇華されてしまう前に備忘録として言語化しておきたいと思ったので書く。

写真を撮らない僕は今回も文字だけ。自分のために書くので読みたい人だけ読んでね。

今回特筆したいのはワンマンに関してである。タイバンも楽しかった。それ以上にワンマンが素晴らしかった。
10年以上ライブに足を運んでいるがBESTライブかもしれない。たった70分のワンマンにしては短いライブ。終わった時には「秒で終わった」という感覚と「あの密度で70分ってマジか」という感覚。

そんなワンマンの前にタイバンについてつらつらと。

・タイバン

・サンドリオン
予習する中でタイバン相手6組の中で一番聞きたかった。

ダンスはD+や他のタイバン相手と比べ、落ち着いた雰囲気。ただ、迫力や凄みがないかというとそんなことはなく女性らしい柔らかい動きが素晴らしかった。(今は女性らしいとか言ったらいけないのかな…)

歌。本当に4人で歌ってる?というかソロが多いよね?1人で歌ってる?迫力凄まじい。特に小山さん。上手いとは思っていたけれど生で聞くと段違い。声量はあるはずなのにうるさく感じず、腹の底にずんと響く歌声。

セットリストも盛り上げる曲、聞かせる曲がはっきり分かれていて緩急あるいいものだった。全部聞きたい曲(まだ聞きたい曲あるけど)で本当に楽しかった。
超CUE&Aで小峰さんの置き土産でかけた「S.T.A.R.T」で始まり、内山さんリクエストの「タイムトラベル」で終わり。ありがとう。感謝。
サンドリオン知って間もないのに「タイムトラベル」ながれた時には自然と涙が流れていた。

遠かったので汐入さんと黒木さんの見分けが難しかった…。


・Luce Twinkle Wink☆
予習で曲しか聞いていなかったので初見の印象はよくいるアイドル。ライブが始まったらそんな印象は吹き飛ばされた。

なんの曲か忘れてしまったが「あやふわ」の振りに似ている部分があってもしかしてかなみ先生振り付け?と思ったらあってたみたい。後のD+ワンマンでかなみ先生が5人いたと話していたがまさにその通り。
ダンスの練度が高い。振りの緩急がしっかりついていてそこからくるダンスのキレ。これを振りコピしている人もいてスゲーとなった。
ダンスは完全にD+の上位互換だった。

ターミナルはバチバチにカッコいいのにそれ以外の曲は可愛らしい。そのギャップはズルかった。

前回のブログでも書いたが振りを要求するのはD+には必要ないと思っているが新規でもノリ易く、一体感が出ていいと思った。


・DIALOGUE+
前回のセトリは「インビテとおもしりで自己紹介したから後は強い曲で殴るね?」というものだった。今回は「イージー」「はじかく」「おもしり」はあるものの「アイマイ」「パジャマ」「GGPGG」が入る位置がタイバンでやるには変わったセトリだなと感じた。

初手「アイマイ」は全く予想していなかった。初手というか今回やると思っていなかったのと転換が早すぎて体がついていかなかった。非常にもったいないことをした。

「イージー」で楽しそうにしている宮原さん。最後の「頑張って頑張って」で内山さんと宮原さんが笑顔で見つめあってるのを見て胸が締め付けられる思いだった。IDORISEを見ていないのでこの時、ようやく3/6のタイマンが終わって4/2のタイマンが始まった気がした。

「パジャマ」と「GGPGG」のオケが聞けたのは本当に良かった。生バンドよりも電子音が多く、カウント取りにくい場所もあってよく踊れるなと。
前回のブログで「僕愚」稗田さんの「決めたんだ」が音源より溜めていると書いたが勘違いでオケでもしっかり溜めていた。

ワンマンのときにも思ったが曲初めのポジションで次度の曲が来るか分かってしまうのはいいことなのか…。今後、「僕愚」「GGPGG」などの開始位置固定されているものが別の位置で始まるのか気になるところである。
今回は守屋さんが曲終わり大移動している場所が多く、大変そうだった。

「おもしり」は今回、手の動きや指先の動きにこだわっているように感じた。指先まで伸ばすところは伸ばし、しなやかに動かすところは動かす。小さなところにこだわる段階に来たのかな。

途中、MCの時にサンドリオンの4人が上にいることに気が付いて曲間にチラチラ見ていた。小峰さんと小山さんが「おもしり」後に何かを話していて内容が気になった。

今回はワンマンが楽しすぎてタイバンの記憶が薄い…。


・ワンマン

初め立ち位置で悟る「僕愚」。オケと生バンドで感じる違い。BPMが微妙に低い。生バンドはやはりいい。
しかし、今回のワンマンは生バンドということを忘れて、8人しか見ていなかった。見れなかった。バンドを見ている余裕がなかった。
かろうじて「シュガロケ」までは「ギターカッコいいな」とかそんなことを思う余裕があった。

「シュガロケ」「走れ」「夏花火」「インビテ」…。この並びがもうおかしい。今回、後ろの方ということもあってステージも客席も全体を見ることができた。感じる「この曲待ってた!」という雰囲気。それが4曲続いた。もうこのセトリおかしいよ(1回目)。
特に「走れ」と「夏花火」。「走れ」は始まった瞬間飛び跳ねる人続出。「夏花火」は観客の漏れ聞こえる声。声出し禁止なのはみんな分かってる。それでも思わず多くの人の声が漏れ聞こえたのがはっきりと聞こえた。僕も声が出てしまった。ごめんなさい。やっぱりみんな「夏花火」が大好きなんだよ。
後ろから見るUOの花火も綺麗だった。337拍子もめちゃくちゃ気持ちよかった。会場は一気に熱気に包まれ、間違いなく夏が始まった。

舞台が暗転してゆったりとした「プライベイト」が始まる。前の5曲があるからこそ際立つ。ゆったりと体揺らすのが心地いい。
次は「あやふわ」かなとか悠長に考えていたら「ドメフォ」のイントロが。もうこのセトリおかしいよ(2回目)。「ドメフォ」に関しては前回のタイバンの方が数倍よかった。あの時はまさに魂の叫び。今回のが良くなかったという話ではなく、前回のが間違いなく凄まじいものだったという再確認。

MC挟んで新曲。「恋は世界定理と共に」。試聴でもわかっていたけどこの曲はダメ。脳がとろける。フル尺は長すぎる。ダメ。
ダンスの雰囲気はまさに某ネズミの国。テーマパークのアトラクションとそこにあるお城でのダンス。ハートを中心に構成された振り付けはどんなけハートのバリエーションあるねんと思うくらい。ハートが多い。胸焼けするくらい(褒めてるよ)。
片手でハートを作ってメリーゴーランドのように回るところは歌いながら、踊りながらあの速度で回るの難しそう。「僕愚」とは違うベクトルでダンスの成長を感じる。あの片手でハートを作る振りは「マイクで片手がふさがっているだけ」なのか「ファンが片割れのハートを作ることで完成する振り」なのか(多分前者)。

ここからの最終ブロック。「「透明できれい」「はじかく」のツアーと同じ流れで終わりか。それもいいね。」と思っていたら、「ドラピ」が来て、「ここがピークで終わりか!」と思ったら、「大冒険」。もうこのセトリおかしいよ(3回目)。

正直、もう「透明できれい」で軽率に泣くことはないと思っていた。D+1の円盤を見たときも泣かなかったし(配信では何回も泣いたけど)。でも、生で初めのハモリを聴いてすぐに目頭が熱くなった。明らかにツアーで聞いた時より成長している。
初めに泣くのを我慢したのに襲い掛かるソロパート。成長しすぎなんですよ、みんな。常にウルウルしている状態で守屋さんのソロパート。

「その景色を見て嬉しすぎたなら ちょっと泣いていいかな」

前からこの部分が好きだったよ。だけど今回のはえげつなかった。感情を抑えようとしているけど思わずあふれ出てしまった。そんな表現。守屋さんのファンでよかった。これ聴けただけでも来たかいがあったと思えるほど。
もう耐えられなかった。泣いた。

「透明できれい」の後は「はじかく」がいいなと思っていたらその通りに来た。しかもアルバムの時と同じ呼吸音付き。ありがとう。田淵さん。
全曲から打って変わって全員楽しそう。このギャップが癖になる。印象的なのは村上さんの「うっうー」。タイバンの時は「う」ポーズしてるし、ワンマンの時は「T」ポーズ(何ていうの?涙ポーズ?)してるし、本当にこの人、楽しそう笑(遠かったからそんなポーズしてなくてただの幻覚だったらごめん)。

先も書いたが「はじかく」で終わりだと油断しているときに曲間マイナスで「ドラピ」へ。もう始まり方がズル。
ツアーで聞いたときはごく普通にセトリの序盤という印象だったが今回は「ここをピークにする!」という強い意気込みを感じるパフォーマンスだった。最初のブロックがピークだと思ってたけどそれを超えてくる。中だるみもしりすぼみもない。下手したら「シュガロケ」「走れ」「夏花火」「インビテ」以降盛り上げられず、いまいちなライブになるか最高のライブになるか。終わった後では危ないセトリだったようにも思う。最高のライブになるかどうかの分水嶺が最後の2曲の立ち位置だったのではないかと感じている。
「大冒険」はもう楽しかった以外、何も言うことはない。今まで肩組みたいとかミリも思っていなかったが今回は超肩組みたかった。勢いで隣の人に腕回そうとしたけどコロナもあるので自重した。何も考えずに肩組めるライブが早く来るといいね。

アンコールを待つ手拍子もいつもより熱を帯びている気がした。バラバラだった手拍子が自然とそろっていく。他のライブでもよくあることだが今回のそろい方はなにか特別なものを感じた。

アンコールのMCも非常に彼女たちらしく、短く簡潔に、それでも必要なことは伝える。いいMCだった。

MCを終えて願うことはひとつ。
「ここは「おもしり」じゃない。ここは「おもしり」じゃない!ここは「おもしり」じゃない!!ここは「おもしり」じゃない!!!」
このセトリの中盤だったら「おもしり」が入る余地もあったが最後だけは違った。ここだけは違うと強く願った。
彼女たちが移動を始める。村上さんが後ろに行かない。流れる「ぼくすて」のイントロ。ありがとう。ありがとう。ありがとう。
比喩でもなんでもなく僕が崩れ落ちた瞬間だった。

現在地でも月側でも最後にやっている「ぼくすて」。やって欲しかったが正直望み薄だと思っていた。

4月初めのこの時期
「桜が舞った並木道 僕らの未来はどんな色? 想像するだけじゃわからない 確かめに行くんだよ!」

先月の欠席
「一人でも欠けちゃったら嫌だから心を繋げ」

ぼくかくオンラインの山野ホールでの「ぼくすて」から約2年。
一度立ち止まって過去を見たなら僕らはちゃんと成長してるでしょ?向かい風に逆らってできる限り速く成長しているでしょ?これからも僕らは成長し続ける。だからその かくめい を見逃さないようについてきてね。今日以上の素敵な僕らを必ず見せるから。

そんなメッセージを感じた。(僕個人の都合のいい解釈です)
あまりにやる理由が多すぎることに後から気が付いてこれが最後の曲以外はあり得なかったんだな。

8人が見つめあいながら歌い上げる。そんな様子を見ながら幸せな気分でライブを終えた。

他にもたくさん書きたいことがあったはずだし、メンバー個人のここが良かったポイントもあったはずなのだが既に記憶が「超楽しかった」に昇華され始めている。漠然とした雰囲気や自分が感じたこと思ったことを少しでも残せているならいい。
読み返している未来の自分よ。何か思い出すことはできたか?


今回のワンマンは本当にとんでもないライブだった。次回とはいかないだろうが、このライブを今年超えられるのか不安にもなるくらいいいライブだった。

現地へ来ていない人も「とんでもねぇセトリだ…。」と思ったことでしょう。ただ、現地で浴びたこのライブはその感情の数十、数百倍ものだった。
ライブ後、セトリでプレイリストを作って聞いていてもこのライブの満足感には遠く及ばない。むしろなんであそこまでぶち上れたのか不思議なくらい。(次に来る曲が分からないワクワクとかいろんな要素はあると思うが)

他人に強要するつもりはないがやはり現地が一番いい。次のタイマンはキャパが倍になるらしい。行こうか迷っているくらいなら来たほうがいい。迷う理由がお金ならなおさら。この幸福感、満足感、高揚感はライブでしか味わえない。
物理的に来れない海外のログっ子は除く。本当に早く渡航できるようになって欲しいと切に願っている。


最後に

この素晴らしいライブに参加できたことに最大限の感謝を。
この素晴らしいライブを作った彼女たちとスタッフに最大限の感謝を。


「DIALOGUE+は最高だ」

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