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DIALOGUE+「フレンドファンファーレ」埼玉公演〜ミテカラキク〜をミタ

おはよう。こんにちは。こんばんは。crossです。

DIALOGUE+「フレンドファンファーレ」埼玉公演の感想を。

一言でいうと
「こういうライブが見たかったんだよ!!!!!!!!!!」

フル尺(90分)のバンドセットワンマンは3/26のzeppツアーファイナル以来の約7か月ぶり。それまでにも対バンなり、フェスなり、D+2コンプリートなり、サマーライブなりあったけど。どこか不完全燃焼で。

もちろん行けば最高!となるのだけれども。(最高!って言ってるのに不完全燃焼って矛盾)

D+2コンプリートはアルバム再現ライブかつ配信ライブとしては非常にレベルの高いものが見れたし、サマーライブは新規向けという意味では高打点だった。

でも、僕の見たいライブは無駄を省いて、こだわり抜いて、次何が来るか分からない90分のライブ。今回、それを久々に浴びれれたことへの充実感に満たされている。
※無駄というのは意図のない暗転やかき回し、MCのことを指す。

これこれ!!ってなってた上に次から次にいいところがあって記憶はところてん式に押し出され、メンバーの良かったところはほぼ空っぽなのが残念(うろ覚えが正しい)。



今回の座席は1F 10列目センブロという非常に見やすい、個人的理想の位置で見られた。ネットの評判通り音は悪くなく、バンドの音と演者の表情を両方楽しめるいい席だった。毎回この位置で見たい。

会場に入ってまず思ったことは
・舞台が簡素
・カメラがあるのにスクリーンがない

zeppツアー以降、リアルタイムでスクリーンに映すことは少なくなってきていたがついにゼロに。本当に歌と踊りで勝負しに来ていると感じた。
(途中でスクリーン出てくるかとも思ったが最後まで無しだった)

今回の副題?が新曲初披露ワンマン。あらかじめ披露が予定されている3曲がどのように披露されるのか、振りフォーメーションになっているのか。ワクワクしながら本編に。

~バンドセッション~
M.1
 まるっとジブン時代
M.2 ガガピーガガ
M.3 夏の花火と君と青
M.4 やばきゅん♡シューベルト

~MC(村上)~
M.5 めっちゃオンリーユー
M.6 シャーベットマーメイド
M.7 パジャマdeパーティー

M.8 トーク!トーク!トーク!
M.9 デネブとスピカ
M.10 Domestic Force!!
M.11 ぼくらのユニバース

~MC(稗田)~
M.12 フレンドファンファーレ
~バンドセッション~
M.13 来世なって待ってらんない
M.14 にゃんぼりーdeモッフィー!!
M.15 ドラマテッィクピース!!
M.16 大冒険をよろしく

~MC(守屋・緒方)~
EN.1 かすかでたしか
EN.2 人生イージー?2023
EN.3 D+ has come

もはや定番になったメンバーの影ナレ。順に注意事項が述べられていく。その間にふらっと入ってくる頼もしい、いつものバンドメンバー。いや、ふらっと入ってき過ぎでは?

puzzleやzeppツアーとは違いバンドセッションからスタート。割とがっつりセッションあったのでこの後セッション(メンバーの休憩)のない超絶ストイックセトリかと思ったが、そうではなく安心(?)

初めの曲が何なのかというワクワクが最高潮になった時に始まる「まるっとジブン時代」。D+BOXで披露されたスタンドマイクを取っ払い、フォーメーションになると言われていたのもあって完全に不意を突かれた。zepp後半の「ドラマテッィクピース!!」でもかなり不意を突かれたが、今回もなかなか。初めて生で聞けて、嬉しい!楽しい!という気持ちが先行したが、このリズム取るのも難しい変態曲を普通に歌って踊ってる8人が凄すぎる。気の抜けた「ごー」可愛いね笑

「まるっと」から繋ぐと面白そうな曲は多いが、一番しっくりくると思ってた「ガガピーガガ」が来て解釈一致。唯一予想がハマった並び。楽しそうな表情な8人を見ながら、2曲でしっかりとD+のライブに引き込まれていくのを感じる。サビの斜め伸びみたいな振りで村上さんのキレというか動きの大きさが凄くて、驚きと共に序盤でこの飛ばし方大丈夫なのかとなるも杞憂だった。

「ガガピー」のアウトロから「夏の花火と君と青」へ。zeppツアー前半とは逆の繋ぎ。どっちでつないでもしっかり盛り上がり、どちらも曲のポテンシャルの高さ(便利さ)を感じる。もちろんライブで曲が育ったからというのもあるが。何回も見た「夏花火」だが見るたびに表現が良くなっていく(前のサマーライブでも同じことを言っている)。愛しさと儚さ(せつなさ)と心強さと。1曲でD+の多くの表情を見れる本当にいい曲だと思う。

TIFでも不意を突かれた「やばきゅん♡シューベルト」。3回目にして少し冷静に見ることができたが、振りや歌にどことなくセクシーさを感じて、「そういえばこの曲恋愛曲だったな」と。特に飯塚さんの表情や仕草が凄くセクシーだった(セクシーって言葉は純粋な誉め言葉になるのかね?)

怒涛の4曲からどうぞ休憩してくださいと言わんばかりの暗転。水を飲んで一息つくのにちょうどいい時間で。
暗転直後に聞こえた「イエッタイガー」は本当にセンスないからやめてくれ。

「可愛い私たちを見てください」というMCから「めっちゃオンリーユー」へ。このときに(多分。うろ覚え。)DIALOGUE+の装飾が上から降りてきてユのナ〇ンピかな?と。D+2コンプリートは映像が凝っていてそっちを見ていたから気が付かなかったが、この曲BPM速くないくせにフォーメーションめちゃくちゃ動いてない?
守屋さんの「女々しいとか~」のちょっとムッとした表情めちゃくちゃ癖です毎回見たい。

え?この流れで「シャーベットマーメイド」?
え?この流れで「パジャマdeパーティー」?
悪いというわけではなく意外が強く。ここ繋げるんだと。「シャーメイド」に、「シャーメイド」から繋げるなら「僕愚」「ドメフォ」「まほろば」等という固定観念が強く、POPな曲に挟まれると思っていなかった。冷たく無機物のように感じる「シャーメイド」がほんの少しだけ血の通った曲に聞こえて新しかった。

4月タイバンぶりの「パジャマ」で周りからも声が漏れる。バンドだとフラフラ ゴーニーイチ以来らしい。
………….こんなに歌も踊りも上手かったっけ?フォーメーション前より広がってない?気のせい?久々に見たからか他の曲より成長を明確に感じた。

「おやすみなさい」からの暗転

キーボードの位置へ1人歩いていく守屋さん。スポットライトの当たる中始まるソロ。歌が苦手、ダンスが苦手と言っていたのに1人、堂々と約2000人の前で歌う彼女の姿に思わず涙がこぼれ。こういう姿を見るたびにこの人を応援したいと強く思うし、自分も頑張らねばと思う。
これまたサンリオぶりの「トーク!トーク!トーク!」。「パジャマ」と同様、こんなに歌も踊りも上手かったっけ?フォーメーション前より広がってない?気のせい?と。間奏のおもちゃの動きする部分で村上さんが守屋さんと顔を合わせるたびに表情でめちゃ遊んでて笑 後ろ向いてる守屋さんはどんな表情してたんだろう。
「僕愚」のような背中を反らせて戻ってくる振り(表現の仕方分からん)のキレはおぉ!となった。

「トトト」終わりで四角になったので「このフォーメーションは….!」になってしまった。初めて「デネブとスピカ」が中盤に置かれる。(今後しばらくセトリから外れる?)
去年からじっくりと育てて来ただけあって、安定感ありながらしっかしと盛り上がる曲になったなと。「もしかしてマンガの~」からの稗田さん、飯塚さん、村上さんの伸びやかな歌声とても良くて聴き入ってしまった。
これも毎回書いてる気がするけど本当に視線や手、指先のしなやかさ、キレへのこだわりがどんどん強くなっているのを感じる。何がどうという明確なことを書けないほど些細な違いなのかもしれないけど、この細かなこだわりがパフォーマンスの良さ向上につながっているのだと思っている。
守屋さん、鷹村さんが前後入れ替わる「そっちも重要だ!」の部分は初披露の時にぶつかっているのを見てしまってから、なんとなく毎回見てしまうのだが、今回明確に守屋さんが一拍待ってから移動を始めてて。CUE!の打ち上げの時にも聞いたが、移動が大変な人を先に通してあげる的なことをもっと細かくやっているのでは?と感じた。この部分は一緒に動き出すとか、この人を動き始めた後で動くとか細かく決まっているのかもなと。

3月タイバンで見た「Domestic Force!!」。あの衝撃は忘れられないが、やけくそで出てきたマグレ的良さだと思ってる。今回は心理的な要素に左右されない確かな実力であの時に負けないくらいの力強さ、カッコよさを感じた。無駄な力の入っていない、粗削りじゃないパフォーマンス。「おいでよ孤独」大好きなのでもっとやって欲しい。

これまた繋がると思ってなかった「ぼくらのユニバース」。DREAMY-LOGUEとD+2を交互は意図的か偶然か。多幸感溢れる「フレファン」の近くに「ユニバース」「花咲く」あたりを置くのでは?と思っていたので、そろそろ「フレファン」が来る気配を感じつつ。(群馬「花咲く」頼みます)
頑張って腕汲んで+作ってるって聞いてそこをつい見てしまった笑

バンドの音が流れる中、稗田さんのMC。珍しい。
今を大切に。当たり前を当たり前と思わず。D+のライブに来てくれた人に次も行きたいと思ってもらえるライブに。来た人が幸せになれるライブに。
曲の記憶ですらあいまいでMCがこんな内容だったのかも定かじゃない()

表題曲「フレンドファンファーレ」。生バンドということもあってファンファーレ感が薄かったので音源で早く聞いてみたい。想像よりもゆったりとした優しい曲だった。「イージー?」のようにがむしゃらな応援じゃなく、優しく背中を押すような。そんな曲。
歌詞も聞き取れる理解できる範囲で愛で包み込みたいのような歌詞があったので、ダイアローグサーガがきっちりと進みそうな歌詞だなと。
1人が後ろに下がりながらウェーブ?する振り相当難しそうだったけど、目新しくて良かった。

初めにやったからもしかしてないかもと思ったバンドセッション。少し聞いただけで次の曲が「来世」だと分かる音だった。来る来る来る来る来る!来たーー!!!という定番が一番盛り上がれる。ドラムはなんとなく「まるっと」ぽさも感じて公演通してのまともまりにも一役買っていたのでは?

内山さんの「ラストスパート行くよ!」という煽りから「来世なんて待ってらんない」へ。ひたすらいい曲ー!!!!!!!!って思ってたら終わってた。記憶ないね。

曲終わりから「にゃんぼりーdeモッフィー!!」のイントロが流れ始める。飯塚さんが「モフィモフィ」言ってね!とよくあるコーレスのようなものを始める。左側!右側!2階3階!さいたま!で終わって本当に良かった。男子!女子!眼鏡!金髪!とかまでやり始めたらここまでのストイックなライブから離れてしまうと。
「にゃんぼりー」の後が「ドラピ」だったことでこの煽りが「これから声出して欲しいよ!準備してね!」というメッセージだったのだなと理解。ちょうどいい塩梅だし、声出しやすい雰囲気になって非常に良かった。
「にゃんぼりー」はD+2コンプリート以来ずっとオケだったが、やっぱりバンドの方がいいなと思う曲。宮原さんがニッコニコだったのが印象的。
まーそんな感じ!最高界隈。

曲間ゼロで「ドラマテッィクピース!!」。久々に感情破壊繋ぎ(僕が勝手に言ってるだけ)で脳汁ドバドバ。便利すぎるこの繋ぎは本当に発明。

満足度の高かった4月ワンマンの「はじかく」「ドラピ」「大冒険」と似た流れで「大冒険をよろしく」。この2曲というか最終ブロックは楽しー!!って気持ちでいっぱいになれる。その分記憶はないし、それ以外何も考えてない。最後楽しー!!で終われるライブがやっぱりいい。

本編終了。

アンコール待ってる間は長く、それでもずっと「アンコール!」を叫んでいるのが苦にならないくらいには早く続きが見たかった。

アンコール明けのMCで守屋さんから新曲発売決定が伝えられる。友崎君2期のOPED。どうやら両A面らしい。後で確認するとOPは「kaleido proud fiesta」、EDはパスピエのコンビだった。期待しかない。

アンコール1曲目「かすかでたしか」。今、D+で一番好きな曲。守屋さんと緒方さんの掛け合い。本当に好き。宮原さんの「桜が~」から飯塚さんの「大切だよ~」まで。本当に好き。内山さんのメンバーを見つめる優しい瞳。本当に好き。

「人生イージー?」で終わりかと思いきや「D+ has come」が最後に来て壊れちゃったね。後で話してて「ユニゾンのCheap Cheap Endrollじゃん!」ってので納得してしまった。ENはMMMぽさあるね。

終わって即
「こういうライブが見たかったんだよ!!!!!!!!!!」
った心の中で叫んでた。

知り合いと抱き合っていいライブだった!って言い合いたい気分だった(絶対抱き合わないけど)


終わってからライブを振り返ると不思議なセットリストだったなと。

田淵さんが
「6月のアルバム再現ライブとか、来年のパシフィコとかのチェックポイント的なライブとは違う"何気ないワンマンライブ"という側面もあるので、セットリストにも遊び甲斐がむちゃくちゃあって今回も発明の連続です。」
と言っていたことが今なら分かる。

個人的に繋がるはずのない(繋がると思っていなかった)曲が繋がってる。不思議とか意外性はありながら違和感はない絶妙な匙加減。発明が沢山。
そのおかげか「その曲そんな役割持たせられるのか!」とか「こういう置き方するとまた聞こえ方が変わってくるな」と曲達の新たな側面を見ることができた。そうなってしまったのは最近やっていない曲を回収しようとしたら変なセトリになってそれを繋ぐために沢山発明があったのかなと。群馬も似た感じになるのではないかと思う。D+1の曲全然できてないしね。

D+2023披露回数

1回で並んでる曲多いしこれ中心になるのかね。「プライベイト」とか「花咲く」とか「パンケーキ」とか。

パフォーマンス面でもD+8人が個々でレベルアップしたというよりはDIALOGUE+としてレベルアップしていたように感じた。
特に2人で歌う部分。単純な足し算だったものが掛け算になっているような良さ。ハモが良くなったというのは一年以上前から思っているが、ここ最近はユニゾンもどんどん良くなっているように感じる。それだけ互いの声を聴いているのではないだろうか。
フォーメーションダンスもフォーメーションというよりはもはや1つの生命体として動いているようなまとまり。そのレベルでの意識共有ができて、実現できている凄さ。今回はレストポイントも多くないのにしっかりと走り抜けた上でこのクオリティである。感服。

群馬ももちろん楽しみだが、それ以上に1月の横浜がさらに楽しみになるライブだった。

一度だって彼女たちのライブを見逃したくない。

今回も最高のライブをありがとう。

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