DIALOGUE+学概論 「名古屋公演」感想

おはよう。こんにちは。こんばんは。crossです。

5/12はそう。母の日です。
皆様。母親に感謝の気持ちは伝えましたか?僕はきっちり伝えました。

大好きなバンドの大切な年イチ ライブに行かない選択をしたのでそこだけはしっかりやらないとという使命感から。きっちりと。

人生は選択の連続なんですよ。

LiEの初めでも言ってたように。


はい。

このブログは察しの通りDIALOGUE+学概論のネタバレを多分に含みます。

見るも見ないもあなたの選択次第。








では。

といってもまだ2公演行くし、初見の感想と残り2公演への期待も込めて5000字では終わりたい(長い)。

最後の方にセトリや流れに関してネガティブになるとだけ先行して。


<セトリ>
M.01 かいかいせんげん!
M.02 はじめてのかくめい!2023
M.03 20xxMUEの光

M.04 シュガーロケット
M.05 チャンバワンバfancy!!
M.06 パンケーキいいな
M.07 人生イージー?
M.08 僕らがおろかだなんて誰が言った
M.09 誰かじゃないから

M.10 めっちゃオンリーユー
M.11 恋は世界定理と共に
M.12 やばきゅん♡シューベルト
M.13 ダイアローグ+インビテーション!
M.14 ユートピア学概論

MC
M.15 夕空航路
M.16 フレンドファンファーレ

セッション
M.17 大冒険をよろしく
M.18 D+ has come
M.19 これは訓練ではない
M.20 イージー?ハード?しかして進めっ!
M.21 ぼくらは素敵だ

MC
En.01
 おもいでしりとり
En.02 ユートピア学概論


初めの3曲を聴いて(見て)思ったのは「やたら力抜いてるな」。

今回ライブを見ていてパフォーマンス的に感じたことは大きく2つ。その1がこの「力を抜く」ということ。

「力を抜く」と「手を抜く」を似た言葉だが全くの別物で、一流のアスリートになればなるほど力を抜くのが上手いと思っている。逆に手を抜くのは下手。
スポーツを嗜んでる身としてはいかに脱力して楽に力を出すか。これに注力する日々である。

ライブはマラソンなので(?)この力が抜けているというのはとても良い。
ダンスのキレも力強くすれば出るというわけでもなく、緩急があるからキレが出る。(ダンスはど素人なので想像でものを言ってる)

特に鷹村さんは余裕ありまくりの大物女優かのような貫禄さえ身にまとっていたように見えた(錯覚)。

こう感じた理由は直後のMCで分かる。

「今回は5th記念なので最大曲数持ってきました!!」(好きなMC)

なるほど。最大曲数やるための温存かと。
ただ、余裕のあるパフォーマンスなだけに普段持つ熱量は序盤からは感じらず、MUEが使い捨てられた感じがして残念だった。
3→4とセンターボーカルが続くのもあるがこの序盤をきっちり支えたのは守屋さんの歌だったなという印象。
上手いと強いは別ベクトル。


この「力を抜く」というメリットは4~14の中盤にも非常にプラスに働いていて。今回のライブは流れ、パフォーマンス共に本当にこの中盤が素晴らしかった。

やると思っていなかった「チャンバワンバ」が5曲目で来て、「この音でパラパラ!なるほど!かなみ先生天才!!」になってた。みなぎれ魔法陣の振りめちゃくちゃ好き。「腕組んじゃってわわいのわい」は全ログっ子が注目したところだと思う。

この曲のはっちゃけ具合が村上さんの表現とよく合っていて。何も考えずに楽しもうよ感というか。あそこまで楽しそうにしてるとこっちも楽しくならざるを得ない。

この曲をやることは事前に告知されていたようだったが、知人の助言もあり、やることを知らずにいれたことでここで嬉しくなれた。本当にありがとう。感謝してる。

僕が偏った思考を持っているからだとは思うが、やる曲は本当に1曲も知りたくない。ライブの表題になっている「ユートピア学概論」ですら明言してほしくない。それくらいどの曲が来るかのワクワクを楽しみたい。

話がそれたので戻す。


そのあとの「パンケーキ」。

「ジャイアントハイランドバナナ 生クリームマシマシのパンケーキ忘れた」(細部全然違うと思われ)


リリース時にこう予想していただけに「予想通り過ぎる使い方!!」と一人的中したことにも喜んでいた。

1サビ終わりの内山さんのファルセットきれいすぎる_________________

この辺りから最後までずっと感じていたのは「個」の強さ。これがパフォーマンス的に感じたことその2。

フレファンの守屋さんのソロでもそうだったが他のメンバーが休憩できるように他のメンバー1人が魅せる。他のメンバーが休憩できるようというのが結果論で主目的でなくてもいいのだが、メンバー1人だけが数10秒、数秒でも会場全員の注目を惹き付け、魅了できる「個」の強さ。

ソロパートでここ良かったって思うところなんて数え切れなくて覚えられていないけど(ごめん)、誰に聞いても「僕おろ」アウトロ伸ばしからの飯塚さん、緒方さんのソロは凄かったというと思う。凄かった。

飯塚さんはしなやかで緒方さんは力強くキレがあって。(この"入ってる"ときの緒方さんの顔めちゃ好き)

8人で最強なのに1人1人も激強なアーティスト最強すぎでは??


このソロダンスから繋がる「誰かじゃないから」。正直振り少なめの歌中心曲かと思いきやしっかりフォーメーションあって。1回しか見てないから違うかもだけど1歩で動かないといけない距離が割と大きくて見た目以上に大変なんじゃないかという感想。
踊りながらのクロスボーカルは見てるこっちがどうなってるかよくわからなくなったから当人たち良くわかるなと。
しなやかで力強い「誰かじゃない 僕でいたい」という歌詞の強さに見合う振りで。早くまた見たい。

「オンリーユー」→「恋せか」→「やばきゅん」は並びこそ違うもののアルバムの塊のそれで。サマーライブで「まほろば」→「僕おろ」のコンプリートで少数にしか聞かせられなかったアルバム繋ぎは回収しているので今回はその「恋せか」版という解釈。というか現状フル尺でやってないとこで「恋せか」と繋ぐならここしかなくない?という。「恋せか」のポテンシャルはこんなものじゃないと思っているのでもっともっと良さを見せて欲しい。生バンの「恋せか」は最高。

ポテンシャルで言うと「やばきゅん」はこんなに引き出しのある曲だとは思わなかったけど。見えてなかった曲の一面が見える。これだからライブは最高。

「やばきゅん」から加速してどうしよっか「インビテ」。声出しにも慣れてきて周りの声がうるさいくらいに。「きっと」「もっと」のあとに「ありがと~」って言ってた守屋さんいい人過ぎませんか。

中盤の一番いいところできっちりと「ユトパ」が来てガッツポーズ。「D+学概論その4」をここできっちり伏線回収するのも面白かった。ストップモーションだ!!

4~14までの11曲で暗転、給水はあるし、明確にブロックもあるのに全てが繋がっているような感覚があって。ここは暗転で演者もお客さんも休むところですという感覚が微塵もなかった。きっちりと「D+学概論」という世界を作ってその中に私たちも知らずと入っていたのは本当にすごかった。

「力を抜く」ということでこの長いマラソンを走り抜けられ(まだ本編終わってないけど)、パフォーマンスにも緩急が付き、曲ごとないし1曲のなかでも振り幅が大きくなって、この世界を作ることにもプラスになっていたと感じる。

「ユトパ」終わりでガッツリ暗転してMC挟んでも流れが切れない雰囲気が出来上がってて素晴らしかった。

MC良かったね。緒方さんはイチファンから見ても一番変わったと思う。鷹村さんのエピソードも微笑ましくて。上手くまとめてすんなり次の曲入れたら最高だった。


「夕空航路」聞きながら初めてこれを聞いた時のことを思い出してて。「こんなに歌上手いっけって思ってな」とか「最後の守屋さん、緒方さん、飯塚さんのハモに感動したな」とか。このライブ通して、自分もD+と3年一緒に歩んできて楽曲ごとにいろんな思い出が乗ってるなと。この宝物抱きしめていつか来る最後を笑顔で迎えたい。なんてことをぼんやりと考えて。


「フレファン」の初めでも稗田さんと村上さんのソロにフィーチャーされるような演出で「個」の強さを感じる。「夕空航路」の後に聞くと学校終わり友達と夕日に染まる河川敷を歩く存在しない記憶が想起されて(自分の通学路に河川敷なんてものはない)。


いつもより長く感じたセッション。いつも通りバンドメンバーは最高。デカい音最高。今回会場の音も良くて最高。

ラストスパートというのにそ遜色ないパフォーマンス。


読んでいる人には申し訳ないが今回の最終ブロックの流れがあまり好きでない。あくまで流れという話でこれは自分自身の問題だという前置きもしておく。


正直、どこが盛り上がりか分からなかった。

事前情報を入れすぎたということもあるが今回は「ユートピア学概論」と「イージー?ハード?しかして進めっ!」が輝くセットリストだと聞いていた。

「ユートピア学概論」花丸あげたいくらい輝いてた。「イジハ」は前後の曲に食われて「本当にあれが輝くセトリだったか?」というと否である。

前述しているように「個」が強くなったと感じたライブだった。ザビにソロを持ってきた、まさに「個」の強さを象徴するような「訓練」。
それについに振りが付いてLiEでやらなかった「ぼくすて」。結成5周年というライブでこの曲をやるのは正解だし、振りがついて正直テンション上がった。本編最後にこの曲もふさわしい。

4ヶ月もの間「イジハ」が最も輝くセトリと思い焦がれてきた分、そこで梯子を外されたのが残念だった。

こんな気持ちのままで最終ブロックの感想を書くわけにもいかないので、東京公演後の自主課題に(勝手に)

ライブ回数が少ないけどやりたいことは多い。それを実現するための最大曲数。詰め込んだ割にここまで"5周年"と"新曲4曲が輝く"を両立したセトリを成立させたと思う。

諸手をあげて絶賛できるところまであと少し。尼崎と東京ではさらにブラッシュアップしてきてくれると信じているのでそこに期待したい。回を重ねるにつれて良くなるのがツアーの良さでもあるし。

アンコールはおまけなので割愛。

早く出てきてくれたのはユニゾンぽいというよりは、我々ファンがずっとアンコールしてるくらいなら雑談しながら休憩した方がいいよね?ってメンバーの配慮だと勝手に思ってる。


最後にごちゃごちゃ言ったけど、いつも楽しいライブをしてくれるので安心して足を運べるし、遠征できる。

本当にD+に出会ってから音楽が楽しくて仕方ない。

音楽最高!!

では。また東京後(?)


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