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就活の馬鹿馬鹿しさ。

21卒として就活を一通り終えたが、個人的に就活ほど馬鹿馬鹿しいことはないと思ってしまう。

なんの経験もスキルも持たない大学生がこぞって待遇や環境が良い大手に群がる光景に違和感を感じるのだ。

僕が大手に行けなかった妬ましさからこれを書こうとしたんじゃない。

純粋に「就活ってくだらないな」と思うから書こうと思ったのだ。

就活がいかに下らないかについて以下に記そう。



❐就活の馬鹿馬鹿しさ


①スーツが馬鹿馬鹿しい

みんながみんな黒色のスーツで統一される就活ってほんとうに気持ちが悪い。

なぜスーツじゃなきゃいけないのか?

その根拠が全くもって存在しない。

他人の印象をよくする清潔な恰好であれば何でもよくないか?

ビジネスの場ではそういう清潔感さえあればいいんじゃないのか?

わざわざ黒スーツで統一する意味が分からない。

個性が埋没するだけである。


②書きたくもないES、行きたくもないOB訪問

書きたくもないESをみんな必死になって書く光景が本当にくだらない。

そんなに御社が好きか?

そんなに御社で働きたいか?

数か月前に見知った程度の御社にそこまで熱を注ぐ意味が分からない。


OB訪問だって同じだ。

社員に会ってまで聞きたいことなんてそんなにあるだろうか?

心の底から聞きたいことなんてそうそうない。

OB訪問の目的は選考を優位に進めるためでしかない。

御社にしがみつくことしか考えていないのだ。



③内容の薄いES、面接

頑張ったこと、困難なこと、自己PR。

正直どれをとっても会社の業務に役に立つとは思えない。

こじつけでなんとか御社で活かせる性格的要素を創作する。

しかしだいたい無理のある内容のものばかりだ。

リーダーシップやら協調性やら、そういう曖昧なものしか会社にアピールできない自分や他の大学生が本当に滑稽に思えた。

一般大学生が社会で活かす能力はそれぐらいしかないから仕方ないが。

それに加えて大半が盛った話ばかりである。

大学生が書いたり話したりする大方の活動内容は脚色されたものばかりだ。



④一斉に強制的にやらされる就職活動

インターンなどで多少のフライングはあるが選考を始める時期はみんな同じだ。

だから優劣がよく分からないESやら面接での不毛な競争が始まる。

本当にやめて欲しい。

またやりたいことや好きな仕事をこの就活が始まる時期までに決めなければならない環境もイカれている。

自由でいいじゃないか。

やりたいことを見つけるのだって、仕事を探すのだって個々のペースがあるじゃないか。

そういうのを度外視して自分の都合を押し付けてくる企業に腹が立つ。

新卒の時期を逃せば就職が困難になるというのも学生側からしたらおかしな話だ。



❐社会を変えることはできない

結局何が言いたいかというと志望している会社に媚びて、エセな情熱を注ぐことに違和感を感じるのである。

しかし僕たちのように社会に貢献できるようなスキルや経験がない大学生はこれしか道がない。

安泰を求めてESや面接に全力を注ぐ。

そういう違和感や馬鹿馬鹿しさを避けるために世の大学生は早めに自分のやりたいことを分析して、それに有利な経験を積んでいくしかないだろう。

この新卒至上主義かつ強烈な同調圧力を抱える日本社会を変えることは不可能だ。

その社会から外れた生き方も選択肢にないこともないが、それを選ぶ勇気と自信がある人は少ないはずだ。

だから僕たちはこの理不尽な社会に迎合して生きていかなければならないのである。

その社会の中でうまく立ち回らなければいけない。

それが嫌なのである。

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