出会いから別れまでと、方針表明
僕がパンダドラゴンというアイドルグループを知ったのは、まだ結成されてまもない2017年の7月ごろでした。きっかけは、たいがちゃんことガオたいがくんの動画を見て重力シンパシーのダンスを練習していたから。そのころはまだ知名度はおろか、シングルさえ発売していない、本当に駆け出しのアイドル7人組だったんです。今でこそグループの知名度を引っ張っていく存在となったなるきくんのツイッターのフォロワー数は6000人。僕も眼鏡をかけているアイドルなんてハシヤスメ・アツコぐらいしか知らないので、珍しさもあって少し気にかけるようになりました。
これまで僕が応援してきた推したちは、基本的にSNSで人気のある人か、SNSを禁止されている人かの2択で、知名度0の状態から始めるなんて人を見たことはほとんどありませんでした。だからこそでしょうか。フォロワー数の推移が気になってしまったんですね。3か月に1度ぐらいのペースでなるきくんのアカウントを覗き、フォロワーがどれだけ増えたかな、人気は出てきたかな、なんてことを確かめていました。興味があるのはなるきくんだけ、他のメンバーはガオたいが以外に何人いるか知らないし、地下には手を出さないと決めていましたから、陰でひっそりと見守る期間を長く過ごしたわけです。
転機が訪れたのは、2020年の春ごろでした。僕自身がついに地下アイドルを推しにし始め、これまで打ってきたスタンダードMIXでは通用しないことを悟り、ようつべでひたすらMIXを勉強していた時のことです。推しによるMIX講座の中で出てきた可変3連にドはまりした僕は、これを打つことができる曲を漁るようになりました。ここで「地下アイドル」「コール」「可変3連」というワードが上手く引っかかったのでしょう、おすすめに「VIVA!チャイナ」が出るようになりました。元来チャイナ服が大好きな僕は、まんまとその動画につられ、MVをリピートし、アスナル金山でのライブ映像にたどり着きます。この時点で可変3連が関係なくなっているのはご愛敬。アスナルの映像でおすすめに出た理由を察しました。
アスナル金山のビバチャといえば、祐矢くんのホワイトミルクティーお披露目の日なんですよ。派手髪しか勝たんのマインドで生きている僕は、青色のチャイナ服を着た、派手髪の、Y字バランスやっちゃう子に注目せざるを得なかったんですね。たまたま前列に青色ペンラが多かったことも注目するきっかけになったんだとは思いますが、アスナルの映像って祐矢くんが得意とする感じの曲が多く、本人がバチバチに決まってたからこそ魅力的に見えたんでしょう。
このころはちょうどソロライブの準備期間だったこともあり、メンバーが一緒にいることはほとんどなく、7人でそろっているところを見ることはほぼありませんでした。僕はソロというものを見るのがヒヤヒヤして苦手なので、もちろんチケットは買えませんでしたし、そこから祐矢くんが少し喉の療養期間に入った関係で、パラゴンの配信チケットって一切買っていなかったんです。推しがいないと意味がないの考えだったので。特典会は対面になるまで参加しないとも言っていました。今思えばずぶずぶに嵌るのを抑える言い訳だったのかもしれません。
こうして初めて買ったチケットがサマパラでした。クソ長いタイトルよりも、某事務所の公演を意識した略称が怖くて怖くて、いつかオタクに叩かれるんじゃないかと要らぬ心配をしていました。続く配信もふゆパラとか言っちゃうんだからもう恐ろしいよって。よくお偉方もOK出しましたね。最近では落ち着いてきましたけど、やっぱりネーミングセンスが他と違うんですよね。色んな意味で。
めせもあ。先輩もなかなか内輪で延々と盛り上がれる人たちなんですが、パラゴンもそこは負けてないと思うんです。学校のクラスメイトみたいなノリで過ごすことができるような子たちで。そこからまさか卒業する人が出て、それもまさかの推しってそんなことある?って。2周年あたりからふゆパラとかそこら辺の記憶がもう卒業の報告のおかげですっ飛んでるんですよ。予兆にまったく気づかなかったなんてことはないです。察してました。さて3か月で何ができる?ってそれしか考えられなかったのが少し懐かしいです。
とりあえずセンター曲をくれ、ソロでもいい、どうにかして目立たせてくれんかと言っていた時にきた2ndアルバム制作の告知。安心したと同時に、これが最後ですよと念押しされている気分にもなりました。あぁ、自分の中の区切りは3月31日だなと、漠然と考えるようにもなりました。前述のとおり、僕は推しがいないと意味がないという考えの人間です。祐矢くんという推しがいないパラゴンを応援し続けられる自信が、僕にはありません。いつか名古屋に遠征してきたときはその姿を観たいなと思いますが、グッズを買って、配信を買って、特典会に参加して、という経験はもうしないのかもしれません。ただこれはあくまで予定で、具体的なことは卒業後に考えようと思います。それは祐矢くんにも手紙で約束しました。だってわかんないじゃんね。少なくとも、ようたくんの顔に沸くことはこれからもします。ようたくんは教員という前歴があるので、そこは頼りにしたいなと思う所存です。
なんか、あっという間に僕のヴィーナスとしての期間が終わってしまうなと考えると、やっぱり特典会には参加しておくべきだったとか、雪月花のアクスタ買っとけばよかったとか、いろいろ後悔が出てきます。でもそんなこと半年前にはわかっていなかったのだから、これで良いんだと思います。似たようなこと思ってる青推し、僕以外にいるんじゃないかな。推しは推せるときに推せとはよく言ったもんだ。あの1回だけの特典会は本当に楽しかったし、春休み丸々使って作ったプレゼントも悪くない出来だと思う。オタクとしては本当に充実した1年でした。推してて幸せだなんて初めて思ったぐらいでした。
これからも僕は、新しい青が増えない限りずっとパンダドラゴンは青推しです。推しは増やさないですよ。これが、僕の見つけた現状での答えです。つまりは方針表明。タイトル回収ですね。以前め。に関する遍歴の話はしたので、パラゴンもと思って書いてみましたが、メンタルがおセンチすぎて雰囲気が鬱っぽくなってしまった。当日はバイトでリアタイできないけど、本人が楽しんで卒業していってくれればそれでいいです。
長くなりすぎたのでそろそろ締めますね。ただ自分が出会いから別れまでを振り返りたいだけのブログでした。もし最後まで読んでくれた人がいたらありがとうございました。あともう1本、祐矢くんにあてたブログが書けたらいいんだけどな、とかなんとか思っています。
それでは今回はこの辺で。
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