小説 怪獣の国 Country Of Monsters
少年は空想をすることが好きだった。 巨大な龍。剣と魔法の世界。美しい妖精のいる世界を夢見ていた。
しかし現実の世界ではそんな生物や不思議なことはおきるはずもなく、親に「空想ばかり耽っていないで勉強をしなさい。勉強しないといい会社に就職して立派な大人になれないよ」と怒られる。少年は現実の世界が嫌いになっていった。
そして本を読み空想にふけり家に引きこもっていると少年は一つの本に出会った。
それは、まさしく自分が今置かれた状況のように、 現実の世界に嫌気がさした少女が 異世