【#ProcriarFilms】Vol.4 「誰にも止められない成長」 中山凱斗
~上司同席のWeb商談にて~
凱「株式会社〇〇の中山と申します。本日はよろしくお願いします。唐突ですが〇〇様、うちのこちらの商品いかがでしょうか、よろしければ現在の御社の既存環境などもお聞かせ頂ければと思います。」
上司「うちの中山があまりに単刀直入な質問をしてしまい申し訳ございません。先程のご提案、ご質問をさせていただいた理由は~~~でして‥」
~商談後~
上司「中山さん、あんなにいきなり質問とか提案したらだめっすよ、お客様びっくりしてたじゃないですか。もっと“相手目線”で話を進めていかないと」
これは昨年度、渋谷のオフィス4Fでよく見た光景だ
私は商談の際いつもキックオフシュートでゴラッソを狙ってしまう。その度上司からは“相手目線”で考えろという指摘を受けていた。
その頃の私は「案件獲得」「受注」というゴールを取りたいがために自分が話したいことを話し、聴きたいことを聴く。お客様がどう思うかなんて1ミリも考えていなかった。
このエピソードからわかるように私は、物事を“自分視点”でしか捉えず、“相手目線”で考えることが苦手だ。
サッカーでも私のプレーは常に“自分視点”だ
“自分”が走りたいからスペースに走り込み、
“自分”がドリブルをしたいからドリブルをし、
“自分”が点を取りたいからもっといい選択肢があるにも関わらず強引にシュートをする。
“自分”が活躍するために“自分”がやりたいプレーだけをしている。
“自分”のアクションが“相手”にそして“味方”にどのように感じられるのか全く考えずにプレーをしているのだ。
3月の末に行われた戦術MTGにて練習試合中のアクションの意図を聞かれた際
「ここのスペースを使いたかったから走り込んだ」と答えたところ
副主将のしゅんくんに(若杉 俊介)
「もっと自分がそのスペースを使うことで相手にどのような効果があるのか考えたり、味方がどのようなアクションをしているか見たりしてから自分のプレーを判断してほしい」
と言われた。
実際にそのシーンは味方とアクションが被っていた。しかし自分はその事に全く気づいていなかった。
そのMTGから“味方”がして欲しいと思うプレーや“相手”が嫌がるプレーを意識するようになった。
“味方”が作り出したスペースを有効活用したり、“相手”の嫌がる位置にポジショニングすることで“味方”に時間とスペースを与えたりすることを意図的にできるようになってきた。
(このとき初めてチーム言語の『ロック』を理解することができた)
これまでの“自分視点“のプレーではなく”相手目線“”味方目線“で自分のプレーを判断→実行することができるようになってきたのだ。
”相手目線“”味方目線“でプレーすることは私にとってとても新鮮で楽しい。
“味方目線”でプレーし“味方”と意図を共有する事により、これまでより“味方”と繋がれている感覚を味わう回数も増えてきた。(もしかしたら一方的に感じているだけかもしれない)
このように考え方を変えたことによって着実に成果が出始めた。
これまでの私なら、この段階で”相手目線“”味方目線“のプレーはできるようになったと判断していただろう。
しかし今の私は違う。
また話を渋谷のオフィスに戻そう。(営業部での活躍が高く評価され私は4Fから5Fに移動した)
~上司との1on1MTGにて~
凱「今週は〇〇ができるようになりました!!」
上司「中山くんの“できる”とみんなの“できる”は違うよね。今の“できる”がどのレベルなのか、より“できる”ようになるのか言語化して報告してほしいな」
確かにそうだなと強く感じた。
自分のレベルで”相手目線“”味方目線“でプレーが”できる”と思っていてもしゅんくんとか恵大(田口恵大)のレベルで“できる”のかと言われたら決してそうではない。
これを踏まえて私の現状と今後のアクションを言語化してみる。
■現状
・“味方”が意図的にあけたスペースを感じられるようになった。
・“相手”が嫌がるスペースはどこか把握できるようになった。
・自分がどのように動くことで“味方”に時間とスペースを与えられるか考えられるようになった。
■今後のアクション
・“相手”が嫌がるポジショニング、“味方”にポジティブな影響を及ぼすアクションのバリエーションを増やす。
(具体)
プロの試合、プロクリアルの試合の視聴→プレーの言語化
・チームメイトとのコミュニケーションにより意図を共有する
(具体)
“自分”のアクションの意図の『発信』
“味方”のアクションの意図を『聴く』
こんなところだと思う。
「現状」に挙げた3点は全て自分の中で完結してしまっており、パターンもまだまだ少ないため『積み上げ』『共有』をテーマに上記アクションを設定した。
今後のアクションにより現状よりもさらに“味方目線”“相手目線”のプレーができるように成長していきたい。
ピッチ内にはたくさんの気づきが転がっている。今回の「“味方目線”“相手目線”」というプレーの考え方もそのうちの一つだ。そんな新たな気づきを得る度に、「自分はもっとうまくなれる」というワクワクが止まらなくなる。
プロクリアルの最高の仲間たちとともに新たな気づきを得て、みんなで今よりもうまくなっていきたい。みんなとならそれができると信じている。
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