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Criacao Shinjuku Procriar 2点差を追いつくも勝ちきれず。2-2。来季に向けて前に進んでいく。|東京都リーグ2部1ブロック第15節 試合結果

⚫︎筆者:キャプテン若杉(#7)

●試合結果
Criacao Shinjuku Procriar 2(0-0.2-2)2 シティF.C

●得点者
50分 シティF.C
53分 シティF.C
56分 Procriar 小椋光平(#13)
65分 Procriar 中山凱斗(#17)

スターティングラインナップ

先週、他チームの結果により東京都一部リーグへの昇格が決まったプロクリアル。

9回目の挑戦により悲願の昇格を決めたが、チーム全員で浮かれることなく、最終節への準備を進めてきた。

社会人サッカーは毎年メンバーが入れ替わり、同じメンバーでもう一年サッカーをすることは二度とない
全員が「いつも通り」と口にするが、心のどこかで「このメンバーでやる最後のゲーム」という気持ちも出てきてどうしても上手くいかないことが多い。

全員が難しいゲームになると理解した上でこの試合で表現したいこと、どうありたいかを考え、試合に臨んだ。

ある人は応援してくれる人への感謝、
ある人は来季の一部に向けてのスタートの一歩、ある人はチームメイトへの感謝。
固い覚悟を持って試合へ向かった。

日が落ち切り秋を感じさせる夕暮れの中試合はキックオフ。
序盤から#10奥野#17中山#77大和田のスリートップが次々ゴール前へ攻め上がる。が、中々ゴールに繋がらない。

貪欲にゴールへ迫る中山
貪欲にゴールへ迫る大和田
貪欲にゴールへ迫る奥野

今までなら中々得点に結びつかないことで繋がりが希薄になって悪循環にハマることもあった。
ただ、この日はピッチ内、ベンチ共に「焦れずにやろう」「目合わせてやろう」等ポジティブな声掛けが続く。
練習や練習試合では厳しい指摘もあるが、公式戦ではとにかく失敗を引き摺らないこと、次に向かうことが重要である。チーム全員がそれを理解し実行できるようになったのはこの一年での大きな成長を感じた。

しかし前半はゴールを破れず0-0でハーフタイムを迎える。

ハーフタイムではゴール前の崩しについて全員で改めて確認し後半に臨む。
「全て出し切ろう」「最後勝って終わろう」
「今の展開で全く問題ない」
改めて全員で目を合わせて気合を入れ合い後半に臨んだ。

しかし、後半の立ち上がりに立て続けに2失点をしてしまう。
決して緩く入った訳ではないが一瞬の隙を突かれてやられてしまった。
失点後も全員で集まり、
・セカンドボールへの反応
・落ち着いて攻撃すれば問題ないこと
を確認し試合は再開した。
2失点目から3分後
#17中山のコーナーキックから#13小椋が決めて1点差。
明治学院大戦、丸紅戦に続き勝負所で決め切る最年長。長年の経験とこの試合に賭ける執念を結果で表現した。

勝負所で決める 頼れるベテラン#13小椋

ここから給水タイムまで怒涛の攻撃が始まる。

そして後半20分試合は振り出しに戻る。
大和田の積極的な仕掛けから中山がボールをキープし最後は奥野がシュート。
中山に当たって軌道が変わったボールはゴールに吸い込まれた。

0-2の状況でも諦めずに全員で繋がり、同点まで持っていく。今年積み重ねてきたサッカーが形になり、自信になり、結果に繋がった。

逆転勝利に向け#20野沢、#9鈴木、#4上原、#5押本、#27下浦と次々交代カードを切る。
シティF.Cも鋭いカウンターでゴールを狙ってくる。

迫力をもってゴールを目指す押本

しかし、その後は両チームチャンスを作るも
ゴールを破れず2-2で試合終了。

試合後は#22三富がサプライズで作ってくれたチャンピオンTシャツを着て、1年間一緒に戦った仲間、また応援し支えてくださった皆様と一緒に昇格の喜びを噛み締めた。

チャンピオンTシャツを着て挨拶をする若杉

【最後に】
昇格という結果、最終節の引き分けという結果、
サッカーをやる以上結果はついてくるもので逃げることはできない。

ただプロクリアルは、クリアソンは、
・この1年間で何を感じたか
・応援に来てくださった方々に何を感じてもらえたか
・自分がピッチで表現したいことを表現しきれたか
という「あり方」にこだわり1年間挑戦を続けてきた。

昇格できなくても人生は続く。
この試合に勝てなくても月曜日には仕事をする。
この試合に勝ったって世界は何も変わらないかもしれない。

でも、この仲間とだから昇格したい。
目の前の試合に勝ちたい。
一緒に喜びを分かち合いたい。

そんな強い想いがあるからこそ苦しい時、ベクトルが外側に向きそうな時に
・目を合わせて
・声を掛け合って
繋がることが大事である。

プロクリアルの「東京制覇」に向けた挑戦はまだ道半ばでまだ何も成し遂げていません。
今後のプロクリアルの挑戦に目を向け応援してくださいますと幸甚です。
1年間応援ありがとうございました。

応援に来てくださった方々と共に記念写真
喜びを爆発させる代表下小牧
キャプテン若杉を胴上げ
代表下小牧も宙に舞う

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