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「あり方を追求する先にある景色とは」 プロクリアルファミリーが手繰り寄せた劇的勝利!リーグ戦3連勝で今季4勝目を飾る!

・筆者:鈴木(#9)

・試合結果
Criacao Shinjuku Procriar 2(1-0,1-1) 1 アローレ八王子  

・得点者
前半40分 Procria 本田彪(#11)
後半30分 Procriar オウンゴール

3連勝を狙う第9節、プロクリアルが迎え撃つは、現在4位の強豪アローレ八王子。
前節4-0と快勝をおさめたプロクリアルは勢いそのままに格上からの勝利を狙う。

今シーズンの大きな山場の1つでもある6月の連戦。我々がフォーカスするのは「ありたい姿」の体現だ。結果が重要であるのは当然だが、我々はそれ以上に結果の過程となる日々のあり方にこだわりを持っている。「サッカーと仕事に101%で向き合い・繋げる」「自分と仲間の可能性を信じ、共に前進する」という我々のVISIONを体現できた時、結果は自ずとついてくると信じ、今日もプロクリアルイレブンはボールを追いかける。

第9節vsアローレ八王子、ホームのプロクリアルボールでキックオフ。

立ち上がり、試合を支配したのはアローレ八王子。
細かいパスワークと、連動したポジショニングで攻撃を優位に進める。

一方のプロクリアルは、持ち味である攻守の切り替えと前線のスピードを活かしたロングボールで対抗する。

前半15分、最初にチャンスを迎えたのはアローレ八王子。
右CKからのこぼれ球を拾いミドルシュート。しかしこれはGK#41札野のオーラが勝り、ボールはバーのわずか上に外れる。

今節が古巣対戦となるGK#41札野と#2近藤だが、特にお祭り男#41札野の気合の入り方は尋常ではなかった。この1戦に懸ける想いからか、前日に恵比寿で散髪をし、いつもより30分早くグラウンドに到着し、いつもは絶対にしない散歩まで行っていた。これらの行動が吉と出るか凶と出るかもこの試合の見どころだ。

前半給水タイム以降、プロクリアルも奪ったボールからカウンターに繋げるもなかなかシュートまで至らない。
唯一のシュートは#14滝澤の大きなお尻を活かしたロングシュートくらいであった。

前半37分、攻勢を強めるアローレ八王子が前半最大のチャンスを迎える。
左サイドから上がったクロスをファーに詰めていた選手がドンピシャでヘディングも、ボールはポストに直撃。GK#41札野のお祭りオーラと、勝利を願うプロクリアルファミリーの想いがゴールを防ぐ。

劣勢で迎えた前半40分、歓喜の瞬間は突然訪れた。
#10奥野が敵陣でセカンドボールを回収し、プロクリのファンタジスタ#7芥川にボールを繋ぐ。観客の視線が#7芥川に集まる中、1歩運んで右足でピンポイントクロス。
その先にいたのは、そう#11本田だ。相手DFの激しいチェックをものともせず、持ち前の血管の浮き出るたくましい腕でDFを押さえつけ、ボールの勢いを殺さないテクニカルなヘディングでファーサイドに流し込み先制弾。

#11本田の柔と剛の合わせ技で劣勢のプロクリアルが待望の先制ゴールをあげる。なんともセクシーな男である。

プロクリアル先制後も、アローレ八王子の攻撃が続くが、#2近藤、#13米田、#6佐々木、#18西川のDF陣が高い集中力と激しい球際を制し、得点を許さない。

プロクリアル1点リードのまま前半終了。

アローレ八王子キックオフで後半がスタート。
前半立ち上がりとは違い、#41札野の大砲ゴールキック、#10奥野のボールキープ、#17中山のドリブルなどで敵陣でのチャンスを作り出す。しかし決定的な場面へとは繋がらない。

激しい攻防の中迎える後半10分。
相手の縦パスをカットした#13米田が自陣から50mほどドリブルで駆け上がり、左サイドの#17中山へパス。#17中山は縦に仕掛けてシュートするも枠をとらえることはできず。
このチャンス以降、プロクリアルは厳しい時間帯が続く。

後半16分、アローレ八王子が反撃の狼煙をあげる。
プロクリアルの縦パスを、勢いよく前向きにカットしたDFが右サイドの選手に繋ぎ、PA右隅からシュート。このシュートが#6佐々木の股下を通りゴール右隅に突き刺さる。

このゴールで勢いに乗るアローレ八王子。
パスワークと個々のテクニックを活かした攻撃が、徐々に足取りの重くなるプロクリアルに襲い掛かる。
しかし、プロクリアルイレブンの全員守備で決してゴールは許さない。

厳しい時間が続く中で迎えた後半30分。再び歓喜は訪れた。
CKの流れからボールを受けた#6佐々木が#7芥川に縦パス。
スムーズなボールタッチで反転し、相手DFに寄せられながらも右足を振りぬく。
ゴールに向かうボールはGKにキャッチされるかと思ったが、相手DFの足に当たり急激にコースを変え、ゴールに吸い込まれる。
運も味方し一度は追いつかれたプロクリアルが再び1点をリードする。

1点をリードしたプロクリアルは#11本田に変え#8小坂を投入。
フレッシュな小坂が走力でチームを救う動きを見せる。

以降、厳しい時間帯が続くも、ピッチ内ではキャプテン#2近藤の魂の叫びや#5吉田の縦横無尽に走り回る姿がチームに活力を与え、ピッチサイドからはスタッフ若杉の的確な指示と#16岡村、#15三重野からのアツい掛け声がチームを元気づける。

試合終盤、何度もピンチを迎えたプロクリアルだが、全員が体を張り、最後まで走り切り、全員が助け合うことで追加点を許さない。

後半AT、ラストプレーでもピンチを迎えるが、#13米田が壁となりゴールを守り切った。

ここで試合終了のホイッスル。
数多くのピンチを守り切り、数少ないチャンスをものにしたプロクリアルが激戦を制し、リーグ戦3連勝を飾った。
こだわり続けた日々の在り方が結果に繋がる、そんなプロクリアルらしさ全開の勝利であった。

苦しい時間帯の長かった今節。
そんな今節だからこそプロクリアルの真髄を目の当たりにした。
苦しい時こそピッチ内で目を合わせ会話し繋がり助け合う。ベンチや観客席からも前向きな掛け声が聞こえる。プロクリアルファミリー全員で難敵に立ち向かい、逆境を乗り越えた。
これこそが我々のありたい姿であり、社会人になってもボールを追いかける意味だ。

今節の勝利を糧に、次戦、全勝中の強敵”EDO ALL UNITED"に挑む。
プロクリアルファミリーはこれからどんな物語をピッチに残すのか、期待が高まる。

#社会人サッカー
#クリアソン新宿プロクリアル
#CriacaoShinjukuProcriar

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