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【#ProcriarFilms】Vol.23 「ファン代表」 森一樹

【監督でもないし、戦術もわからないし、一番近くにいるプロクリアルのファンですよね?】

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「一樹さんって、監督でもないし、戦術もわからないし、一番近くにいるプロクリアルのファンですよね?」
加入2年目のメンバーに最近言われて自覚しました。
はい、プロクリアル代表(ファン代表)の森です。

せっかくなので少し歴史を振り返ると、
クリアソンが2009年に都リーグに参画してから、約40人の所帯になり2013年にプロクリアル(以下プロクリ)は作られました。ポルトガル語で「育成」を意味するProcriarは、トップチームを目指すための育成組織として誕生。
私はプロクリ初年度から選手としてプレーしていた、いわば立ち上げメンバーです。

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♯全員サッカーサークル出身(9人立教サッカー愛好会出身) ♯選手証忘れて公式戦8人で試合したことも ♯ユニださめ ♯なんとか東京都4部優勝

クリアソン内で「どうやら新しいチームができるらしいぞ」となった時に、メンバーの名簿を見ながら、
「あいつがプロクリにいくのでは?」「最近〇〇ケガしたからこの二人のどっちかだな…」

なんて勝手に妄想していると、発表されたチームにあるじゃないですか、私の名前が。

立ち上げメンバーというと聞こえは良いですが、要は下のチームに落とされた。
それが正直な最初の感想だったことを覚えています


【クリアソンに・プロクリアルに育ててもらった話】

お伝えしなくてはいけないことは、加入当時私はほぼニートだったということ。
バイトを少々しながらチームの練習に参加していました。
※今でも永遠のバイトリーダーといじられますが、年末年始にシフトいれるんで覚悟してください。

社会人として仕事で活躍ができていなかった自分にとって、一番学んだことは、「誰でもできること/当たり前のことを徹底的にやる」ということ。

限られた練習の中での強度の高さはもちろんのこと、チーム内での生産性のない発言や行動は放置せずに向き合い、遅刻をしたら3カ月は凹むぐらい自分に厳しく(遅刻するぐらいならタクシー代2万払っても間に合わせてたね笑)、勝利に全員で喜べる関係性をつくり、真剣さと遊びのメリハリが効きまくっている、など言い出したらキリがないくらい、ここでの経験が自分のベースとなっています。

私は、プロクリアルが都3部だった時に、キャプテンを務めさせてもらいました。
高校サッカー部でも務めたことはありましたが、当時はちょっと自分が上手い気になって周囲を委縮させ、ミスがあったらあからさまに嫌な態度をとり、ベンチメンバーへの配慮はなく、皆の貴重な時間を奪ってしまったという激しい後悔がありました。

だからこそ、サッカーのスキル面だけではなく、「各メンバーの良さを引き出すにはどうすれば良いのか」「どうすればその瞬間に組織として101%の力を出せるのか」、これしか考えていなかったです。

まずは自分が最前線で闘い、ポジティブな声掛けを続け、足りない部分は人に頼りまくる、過去の自分とは全く違うやり方をしたと振り返って思います。

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♯都3部優勝 ♯トップチームもみんな応援来てくれた ♯35番に「この練習ってどういう意図でやってるんですか?」っていつも言われて怖かった ♯ベンチからも枯れるほど声でてたね


【メンバーの変化と組織の変化】

長くプロクリにいると、わかりやすいぐらい大きな変化をするメンバーがいます。現キャプテンの山内さんとかほんと別人。発信だけは強いけど人の意見は聞けず、いつも先輩とバトってる。しかもそんなポジティブな言い合いではない生産性のないものばかり。チームのためのプレーよりも、自分がしたいことを優先していたような気がするなー。

そんな山内は今シーズンピッチ内のキャプテンだけでなく、運営全般の意思決定をするGMを行っています。相変わらず若手とバチバチすることもあるけれど、チームを考えた責任と意思がそこにはあり、その上で誤りがあったら認めて改善する、最高に頼れる男になっていると感じてます。(若手が苦笑いしてそう笑。やま、少なくとも俺にはそう見えてるよ。)

ここでは書ききれませんが、メンバー皆が葛藤しながら大きな成長を遂げています
人の成長に少しでも自分が関われていることに嬉しさもあるし、いつもメンバーには刺激をもらっています。

現在プロクリアルは、トップチーム昇格を目指した育成組織ではないです。ただ、自分自身がここに育ててもらったからこそ、プロクリアル所属メンバーが、仕事や学校で周囲に良い影響を与えることができる人達になっていける組織でありたいなと、心から願っています。

そのためにも、プロクリアルというチームが一段上のカテゴリーにいかないといけません。組織自体を育てていかないといけません。最高に素敵なメンバーが揃っています。自分自身と、仲間と、組織と、応援してくれる人に向き合っていきましょう。誇りに思える組織にしていきましょう。

10年目を迎える今シーズン、若手とベテランがお互いを刺激して育てあっているプロクリアルの活躍に期待してください。

ファン代表 森

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