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Criacao Shinjuku Procriar 「自信があります!」有言実行小椋のゴールで劇的勝利 11連勝単独首位に!|東京都リーグ2部1ブロック第12節 試合結果

⚫︎筆者:吉田(#5)

●試合結果
Criacao Shinjuku Procriar 1(0-0.1-0)0 明治学院スカーレット

●得点者
90+2分 Procriar 小椋光平(#13)


今季3度目の全勝対決となった第12節。
相手は明治学院スカーレット。

前日の練習後に#13小椋から「自信があります!」という言葉があった。これまで自分たちが積み上げてきたものを信じて、最大限発揮できれば間違いなく勝利することができると意気込み、これまで昇格できなかった人たちや支えてくれる人たち、応援してくださる人たちの思いも背負って臨んだこの試合。

この日は、#17中山の「世界一のアップをしよう!!」ではなく、「宇宙一のアップをしよう!!」という掛け声でウォーミングアップがスタートした。良いアップが良い試合の入りに繋がり、結果、勝利に繋がる。これは今シーズン身をもって感じたことである。今シーズン#17中山のアップ中の盛り上げや周りへの巻き込みがなかったらこのような結果になっていなかった可能性も十分にあると思っている。

チームを勢いづける#17中山


そんな宇宙一のアップを終え、秋を感じさせる少し肌寒い風と眩しい西日がグランドに差し込む中、16時45分にキックオフ。

初めにチャンスを作ったのはプロクリアル。
#7若杉がセカンドボールを拾い、#17中山、#8小坂と繋ぎ、最後は#10奥野がシュートを放つも、GKのビックセーブに阻まれてしまう。

一進一退の攻防が続く中、後ろから丁寧にビルドアップし、ゴールを目指してくる明治学院に対してプレスがなかなかかけられず、流れは徐々に明治学院ペースに。。。
しかし、相手のロングボールは#14滝澤 #6佐々木 #2近藤がしっかりと跳ね返す。サイドでは、#10奥野 #20野沢が粘り強い1対1の対応を見せる。シュートを打たれる場面もあったが、#12公文の体を張ったスーパーセーブもあり、簡単にゴールを決めさせない。

反撃に出たいプロクリアルは、DFラインからのロングボールで#17中山の背後を積極的に狙っていくも、明治学院の両CBに抑えられシュートまで持っていくことができない。奪った後の相手の切り替えの速さや前線からのプレスに対応できず、マイボールの時間がなかなか作れないまま、前半を終了する。

ハーフタイムに#6佐々木から「暗いね〜」のひと言があったように、少しチーム内の空気が暗くなっていた。こういったときに違和感をしっかり発信してくれる人がいて、しっかり反応することができる人がいる。小さなことかもしれないが、こういった積み重ねが勝敗を分けていくのだと改めて実感した瞬間だった。ハーフタイムには戦術面(守備のプレスの掛け方について)の修正も行なった。そして、ハーフタイムの円陣では、最年少の#8小坂から「本当にプロクリに入れて良かったです!」という愛のこもった一言と共にベンチでの円陣を済ませ、後半のピッチへ!!!



後半も一進一退の攻防が続くが、ハーフタイムで修正した守備の掛け方でボールを奪えるシーンが増え、明治学院ゴールに迫る回数が増えていく。
#20野沢のクロスや#8小坂の再三に渡るミドルシュートでチャンスを作るも明治学院のゴールを奪うことができない。

守備では、前半同様に体を張った守備で#14滝澤 #6佐々木 #2近藤がプロクリアルの壁となり、シュートを枠に飛ばせない。この日の#14滝澤は特にすごかった。何度も体を投げ出し、ことごとく相手のシュートをブロックしていく。こういった気迫溢れるプレーが他の選手のあと一歩に繋がっている。何気ないプレーかもしれないがチームに与えている影響は大きなものがあったと感じている。

後半の時間も刻一刻と過ぎていき、疲労も蓄積され、うまくいかない時間帯が続く。そんな中、ピッチ内で#77大和田の熱く魂のこもった檄が飛ぶ。

「上手くいかない時こそ、目を合わせろ。」
「パスがずれても止まるな、相手より走るんだ。」

その言葉にこの試合も何度も助けられた。1人で戦っている訳ではない、仲間を信じて最後まで走り切ろうという思いにさせてもらった。

プレーでもコーチングでもチームを引っ張る#77大和田


プロクリアルは給水タイム後から、交代枠を4枚使い、後半25分に#4上原 、後半33分に#13小椋 、後半38分に#9鈴木 、後半40分に#18西川を投入する。

誰しもが今日は引き分けかと思っていたと思うが、プロクリアルの選手は誰1人諦めていなかった。そして歓喜の瞬間は突然訪れる。

後半45+2分、右CKのこぼれ球を#18西川 → #8小坂→ #5吉田→ #18西川 → #8小坂→#77大和田と繋ぎ、三度、右サイドの深い位置へランニングした#8小坂へ。#8小坂の右足から放たれたクロスボールは綺麗な弧を描き、ゴール前へ。#9鈴木 がニアに飛び込むが激しいマークにあい、触ることができなかった。しかし、その後ろから最年長#13小椋 が飛び込みヘディングでゴール!!!!

このゴールが決勝点となり、1-0で勝利を収めることができた。

「自信があります!!」と前日から言っていたことの伏線を得点という形で回収する#13小椋


最後まで諦めずに全力でプレーし続ける。言葉で言うのは簡単だが、これを体現できるチームはなかなかいない。そういったことが確実にできるチームになってきているとこの試合で証明することができたと思う。

ただ、我々はまだ何も成し遂げてはいない。もう次の日曜には第13節 三菱商事戦がやってくる。
残すところ、リーグ戦は3試合。どこが相手だろうと関係ない。一番の敵は自分たち。短い期間ではあるが、克服できる課題もあると思う。1人1人が課題に向き合って、最高の準備をして、最高の週末を迎えたいと思う。

関係者の皆さんと恒例の写真撮影


今節は関係者のみ観戦OKだったが、家族やOB、新宿区サッカー協会の方々など数多くの関係者が試合を見にきてくれた。応援してくださる方がいて、支えてくださる方がいるから自分たちはサッカーができている。そういった方々へサッカーを通じて何を届けることができるのか。今シーズンも残り3試合しかないが、我々が届けられるものは数多くあると思う。結果のみならず、クリアソンが大切にしているものにもしっかりと向き合って必ず、次節も勝利します。

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