SDGS12の目標「作る責任、使う責任」


今回はSDGS12の目標である作る責任、使う責任について、具体的にどのような取り組みが行われているのか紹介していきたいと思います。

食品ロス

まず1つ目に、よく私たちが耳にする食品ロスです。食品ロスとは、食べられるのにも関わらず廃棄されてしまう食品のことです。具体的には、売れ残りや食べ残し、期限の切れた食品などが挙げられます。このような食品ロスを削減するためにどのような取り組みが行われているのでしょうか。

環境省及び農林水産省の取り組み

環境省及び農林水産省は、「発生抑制の目標値」を制定しており、食品ロス削減を推進しています。発生抑制の目標値を制定するにあたり、消費者の過度な鮮度志向も食品ロスの要因として考えられています。

リファービッシュ品

次に、リファービッシュ品とは聞いたことがあるでしょうか?リファービッシュ品とは、初期不良品や中古品を新品同様に整備して再販売される製品です。また、メーカー再生品や工場整備品とも呼ばれています。

リファービッシュ品を購入するメリット

リファービッシュ品とは何かと聞くと、不良品といったマイナスのイメージを持たれがちですが、リファービッシュ品を購入するメリットは多くあります。
リファービッシュ品を購入することで、環境にもお財布にも優しいのです。
家電を最安値で買うことができるため、金銭面の負担が少なく、また廃棄される予定の家電製品に含まれる有毒物質や希少金属を回収することができるため、環境保全にも繋がります。
先ほど述べたように、リファービッシュ品のような再生品を中古品と認識し、購入しない人が多くいます。しかし、再生品は返品後に検査され、再販売できると判断されたものを販売しています。そのため、支障のない商品を安く買うことができ、環境保全にもなるというメリットが存在するのです。

海外の取り組み

これからは、海外の取り組みについて紹介していきます。
子供に人気なLEGOですが、LEGO社では2030年までに、持続可能な材料によってレゴブロックを作成することを目標としています。また、LEGO Replayといった、譲り先がなくても捨てずに、レゴブロックを使いたい子供達に送料無料で送ることができる取り組みも行っています。

今後の課題

このような問題と社会の取り組みを踏まえて、私たちは消費者として責任を持った行動をするべきであると考えられます。商品を購入する前に、所有品で対応できないか、使い続けられるかなど、環境に配慮した取り組みを個人でも行なっていく必要があります。身近なものとしてマイバッグや水筒の持参など、身近なものから始められるものも多々あります。このようなことから持続可能な社会について考えながら生活していくことが消費者である私たちに求められます。




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