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不登校問題

私はSDGs10「人や国の不平等をなくそう」に着目し、悲しい思いをしている子供を1人でもなくしたいと思い、学生の不登校問題について調べました。

現状

不登校の生徒は年々増えており、特に最近の増加率は著しいです。

小、中、高とすべて不登校の数は増加していて、割合でいえば39人に1人、つまりクラスに1人は不登校の生徒なのです。

不登校児童生徒の定義として、年間30日以上欠席した者で、病気や経済的理由による者を除いたものとありますが、実際にはもっと多く学校に行きずらいと感じている子がいると考えられます。

原因

不登校の原因は主にいじめ、友人関係、勉強の遅れ、家庭内の問題などがありますが、原因の半分が無気力や不安です。

特に最近、不登校の数が増えている理由はコロナ禍で生活習慣が変化したことであると考えられます。大人よりも子供の方が状況の変化に適応するのが難しく、新しい環境になれるまでに時間がかかります。
また、保護者の不登校に対する捉え方も変わっていることも原因だと考えられます。

周りの対応

親の対応としては、子供の話を聞いてあげることが最も重要です。子供は自分の気持ちをうまく言語化することが難しく、他人に思いを伝えるのが大変です。
状況を把握するために、学校とこまめに連絡をとることも重要です。

多くの学校ではスクールカウンセラーを設置していますが、実際にカウンセラーに相談することは学生にとって勇気のいることです。相談しやすい状況を作ったりこまめに気にかけてあげる必要があります。また、別室登校という制度もあり、テストが受けられたりします。授業はできるのが難しく出席は出来ないかもしれなくても、でれる授業だけでたり、登校するということが重要なので、居場所をつくってあげるために、別室での登校もしやすいようにするべきです。

フリースクールというものがあり、これは不登校の子供が通う民間の教育施設です。遊んだり、勉強したりできて、友達を作ることができます。
外出が難しいという子でも、オンラインのフリースクールというものがあります。ビデオ通話で話したり、対面でコミュニケーションが苦手でも顔を出さずに声だけでも、チャットだけでの会話もできます。

校内フリースクールは、その名の通り校内にあるフリースクールで、大阪市友渕中学校の図書室の一角に設置されました。

不登校特例校は、「不登校児童生徒を対象とする特別の教育課程を編成して教育をする学校」と定義されています。全国に35校ありますが、その内の半分以上がこの3年の間に開校していて、さらに学校の数は増えていくと予想されます。一般的な学校よりも少ない授業時間で、卒業資格をとることができ、大学への進学も諦めなくて良いのです。

まとめ

不登校児童の現状と対応について書きましたが、1番大切なのは子供たちの居場所をつくることです。学校というのは学生にとって社会のようなもので、居場所です。相談しやすい環境を作り、自分で解決しようと思ってしまったり、誰かに言い出せずにいる子供を1人でも減らす必要があります。そして、大人の意見を一方的に押し付けたりせずに、子供の言葉に耳を傾け、気持ちを尊重することが重要です。

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